日頃からmy noteでお気づきになっている通り、次から次へと提起するばかりの当方＝「考えるだけで実行力が無い」　と揶揄する人がいるとかいないとか…😔
　ですが、時には当事者に発信（進言？）してみることもケースもあります。もちろん、要望や苦情ではなくて、「如何でしょう？」というお節介風が基本スタンスなのですが…　　まぁほとんどのケースで、無視されるか論点違いの回答で軽くあしらわれるだけとなり、徒労に終わるのですけれど('◇')ゞ

　今から下り線の『普通電車』に乗って、二つ先の駅まで行こうとしています。乗り場は1番線と2番線で、双方は同じ時刻に撮影したものです。

　只今の時刻は、19:22⏰
　この案内表示を見たアナタは、ひょっとして「19:56までだいぶ時間ある（し、ホーム階下の構内のどこかで暇つぶししようかな…）」と思うような人、になったりしていませんか？🤗

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

　ここは大阪の南海電鉄堺駅。『急行』や『特急』も停車する大きな駅です。
　プラットホームは階上にあり、下の改札口付近（コンコース）にホーム階のものとは異なる電光案内表示（以下に添付したもの）があります。下り方面のメインは2番線で、先発する（＝追い抜いて行く）『急行』があるときに『普通』が退避するために入線するのが1番線です。概ね補助的な役割だと思ってよいでしょう。

　時刻表上の出発時分が毎時決まっている”安定的な”昼間の時間帯は、どの『普通』もこの駅で退避するようにダイヤが組まれているのですが、帰宅ラッシュの頃になると、電車の間隔が不規則になり、その限りではなく、『普通』であっても、本駅で退避する必要がない場合は2番線を使います。

◆階下に設置された別の表示板◆

　ここまで説明すると、今回の要件について概ね察知できたのではないでしょうか💡　写真も貼りましたから📷
　ではもう一度お示ししますよ。互いに同じタイミングです☝

　実は次の『普通』に乗りたい人は19:56まで待つ必要が無く、それまでに19:25,19:33,19:45にも2番線に入る『普通』が存在するのです(；ﾟДﾟ)

　このタイミングで【1番ホームの案内表示】を見た多くの人が訝しく思い、「時刻表の一覧表示で確める」というアクションを起こすのかもしれません。しかしながら、残りの人は、「19:56まで『普通』は来ない」と認識し、それまでの間プラットホームから離れるかもしれません。実際にそのような会話が聞こえてくることがあります😡

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

【不要な情報は封じ込める】

　鉄道会社側と利用者側のどちらも、そのような結果になることを望んではいないことが明らかです。頭上で大きく示されている情報は「誤り」ではないものの、決して「適切」であるとは言えません。
　「詳しく知ろうとする人」に対し、時刻表でチェックしてもらうこと自体は、さして問題ではありません。案内板で示せる情報の細かさには限界があるからです。

　他方の、「示された”情報”に惑わされて、諦めて、待つ必要も無いのに時間潰しに立ち去り、みすみす乗車機会を逃してしまう人」が存在する、ということは憂慮すべき事態です。

ではどのような対処をすべきか ---。

　ただ単に、『次発』でないなら（早々には）表示しなければよい、という話です。黒いままのブランクで結構。有効ではない情報／時期には、敢えて隠し、目に触れないようにしておく。そのような姿勢が有効かつ適正です☝

　あなたは”不必要な情報”にまみれてしまっていませんか？
　また、そのことに気付いていないだけ、なんてことはありませんか？
　表裏一体で「有効な情報をみすみす見落としている」という側面も含有しています。同様に「自覚していない」おそれが強いでしょう⚠

　インターネットやSNSを中心とした社会で、「情報を取捨選択する心意気」が不足しています。
　情報の本質に関する追究は、以後も重ね重ねお示ししていこうと思います📖

《おまけのクイズ》 yahoo地図から

この駅は、1.2番線＝下り、3,4番線＝上り。
地図の右側から順に、1～4番線という配置です。
下りについては本文で説明しました。2番線がメインで、右端の1番線がサブ／退避線です。
では、上りについては、〔内側の3番線〕or〔左端の4番線〕のどちらが”メイン”か、この図の情報から察知できますか？　～マニアックな知識が無くとも、深い洞察力で括目すれば判ります💡
⇒気になる方は、（回答でも何でも👌）コメントを入れて頂き、それ以降のnoteからの『お知らせ』をお待ちください。

《同系シリーズの次稿②は20220715 18:00頃に
👇リンクが有効化します》

#デザイン思考 #本質 #合理化 #業務改善 #デザイン #コラム #最近の学び #スキしてみて #毎日note #目的 #工夫 #交通 #生活 #駅 #プラットホーム #案内表示 #情報