デジタル進化生物セミナー

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第37回デジタル進化生物セミナー

第37回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2024年4月25日(木)15時〜 深野祐也博士(千葉大学) 「都市生態系で起きる進化。私たちは何を解明するべきか?」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 ヒトは生物を支配、管理、共存、できるのか。すべきなのか。 要旨 都市生態系は人間が作り出した非常に変わったハビタットです。都市生態系には、アスファルト・コンクリートなど不透水地表面が優占する、夜間の光や騒音が生じる、外来種の割合が増える、生息地が断片

    • 第36回デジタル進化生物セミナー

      第36回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2024年1月25日(木)17時〜 坪井助仁博士(スウェーデン・ルンド大学) 「小進化と大進化の架け橋『漏斗モデル』の提案」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 小進化と大進化との間の矛盾が、ついに解決する!? 要旨 進化生物学に残る最大の課題一つは、個体群を対象に世代間で生じる進化プロセス(小進化)がどのように種以上のスケールで見られる進化プロセス・パターン(大進化)を生み出すかを理解することである

      • 第36回デジタル進化生物セミナー(延期)

        第36回デジタル進化生物セミナーは来年度に延期となりました。 日程が決まりましたら再度お知らせします。 2023年12月14日(木)15時〜 下地博之博士(琉球大学農学部 准教授) 「昆虫社会の分業システムと密接に関係する共生細菌」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 社会性をもつアリの分業システムと腸内共生細菌に関係があるようです。昆虫の腸内細菌が成長に必須であることは度々聞くようになりましたが、カーストとも関連があるとは。 要旨 細菌との共生関

        • 第35回デジタル進化生物セミナー

          第35回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2023年10月26日(木)15時〜 徳山奈帆子博士(京都大学 野生動物研究センター 助教) 「ボノボのメス優位・中心社会の進化を探る」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 ともにアフリカに生息するボノボとチンパンジー。近縁種であるにも関わらず社会構造が異なっているようです。どう異なるのか、なぜ異なるのか。その謎に迫ります。 つい先日のアフリカ調査についてのお話も聞けるかも!?お楽しみに。 要旨 集団

        第37回デジタル進化生物セミナー

          第34回デジタル進化生物セミナー

          第34回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2023年9月28日(木)15時〜 横井佐織博士(北海道大学 薬学研究院 助教) 「メダカのmating game ~メスに受け入れてもらうために~」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 相手の顔を認識しているようです。魚、かしこい。 勇敢な恋の歌かどうかは当日のお楽しみ。 要旨 多くの動物において配偶相手をめぐる競争が生じており、行動や形態進化の原動力と考えられている。演者が実験に用いているメダカ(

          第34回デジタル進化生物セミナー

          第33回デジタル進化生物セミナー

          第33回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2023年7月20日(木)15時〜 高木悠花博士(千葉大学 理学部地球科学科 助教) 「浮遊性有孔虫と藻類の『光共生』をとことん突き詰める」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 前回に引き続き、小さい生物が藻類と共生するお話です。色んなところで活躍する藻類がすごいのか、誰からも良いように利用されているのか。同情します。 要旨 海の砂漠と呼ばれる温暖で光に満ちた貧栄養海域では,混合栄養性の生物が適応し,

          第33回デジタル進化生物セミナー

          第32回デジタル進化生物セミナー

          第32回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2023年5月25日(木)15時〜 河野美恵子博士(総合研究大学院大学 統合進化科学研究センター 特別研究員) 「三人寄れば地獄まで?地衣類イオウゴケの極限環境への適応」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 昔、学会でご発表を伺ったときに地衣類とコケの写真を並べて「よく混同されますが、見比べると明らかに違います」とおっしゃっていました。 何を言っているのか、よくわかりませんでした。 要旨  地衣類は一

          第32回デジタル進化生物セミナー

          第30回デジタル進化生物セミナー

          第30回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2023年3月23日(木) 15時〜 岡村 悠 博士 東京大学 大学院理学系研究科 植物進化学研究室 学振PD 「わさび食う虫も好き好き」の化学生態学 〜シロチョウの食草適応機構〜 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 要旨  「蓼食う虫も好き好き」という言葉があるが、これは虫が人間の食べないような苦かったり辛かったりする葉を好んで食べている光景がもととなっている。一般に植物の持つこの苦味や辛味は、植物が身を

          第30回デジタル進化生物セミナー

          第29回デジタル進化生物セミナー

          第29回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2023年2月22日木 15時〜 安齋 賢 博士 京都大学 大学院農学研究科 ゲノム編集育種講座 特定准教授 「メダカから学ぶ性的二型の多様化とその分子基盤」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 要旨 性的二型、すなわちオスとメスの間に見られる様々な表現型の違いは、動物・植物問わず様々な生物で広く観察される現象であるとともに、近縁種間で極めて多様化しやすい形質の1つである。性的二型の進化プロセスは、ダーウィ

          第29回デジタル進化生物セミナー

          第28回デジタル進化生物セミナー

          第28回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2022年12月8日木 15時〜 川口 茜 博士 国立遺伝学研究所 助教 「アホロートルから学ぼう 〜巨大ゲノムの三次元構造と再生原理〜」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 第27回の新村毅博士の見逃し配信も限定公開中ですので、ホームページ下部からご登録ください。 要旨  脊椎動物の総遺伝子数は種間でほぼ変わらない一方で、それをコードするゲノムサイズは種間で大きく異なる。例えば、ヒトの約3.2Gbのゲノ

          第28回デジタル進化生物セミナー

          第27回デジタル進化生物セミナー

          第27回デジタル進化生物セミナーを開催します。 2022年11月10日木 15時〜 新村 毅 博士 東京農工大学 教授 「One Welfare実現のためのシステム行動生物学」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 第26回の安西航博士の見逃し配信も限定公開中ですので、ホームページ下部からご登録ください。 要旨  One Welfareとは、動物と管理者、動物と消費者、動物と地球といったように双方の福祉を満たす方策のことを指す。我々は、One Wel

          第27回デジタル進化生物セミナー

          第26回デジタル進化生物セミナー

          第26回デジタル進化生物セミナーを開催します。 10月6日木 15時〜 安西航博士(広島市安佐動物公園 技師) 「研究活動から考える、日本の動物園」 ホームページ内の「参加申込」からお申し込みください。 第25回の中山卓郎博士の見逃し配信も期間限定で公開中ですので、ぜひご登録ください。 要旨 動物園や水族館の社会的役割は、娯楽・慰安施設から生物多様性保全の拠点へと変わりつつあります。正確には「変わろうと藻掻いている」という表現が適切かもしれません。新たな役割を全うす

          第26回デジタル進化生物セミナー

          第25回デジタル進化生物セミナー

          第25回デジタル進化生物セミナーを開催します。 9月1日(木)15:00- 中山卓郎博士(筑波大学) 「現在進行中の細胞内共生進化を観察する:配列データから得た進化のスナップショット」 ホームページ内の「参加申込」からご登録ください。 要旨 種の進化は分岐の繰り返しの系統樹で解釈されますが、生物全体の進化を概観すると過去に起きた「枝の融合」が現在の地球環境や生命の有り様に大きな影響を与えたことが示唆されています。植物に代表されるような葉緑体を持つ真核生物は、まさに枝の融

          第25回デジタル進化生物セミナー

          第24回デジタル進化生物セミナー

          第24回デジタル進化生物セミナーを開催します。 6月30日(木)15:00- 平野朋子博士(京都府立大学) 「どのように『虫こぶ』形成が起こるか?」 ホームページ内の「参加申込」からご登録ください。 ###以下詳細#################################### 昆虫の中には,植物を操って「虫こぶ」を作らせるものが存在する. 「虫こぶ」は,昆虫が幼虫期間に外的から身を守るためのシェルターであり,植物の栄養をとって過ごす餌場である. すなわち,虫

          第24回デジタル進化生物セミナー

          第23回デジタル進化生物セミナー

          第23回デジタル進化生物セミナーを開催します。 5月26日(木)13:00- 竹内信人博士(オークランド大学) 「生殖的分業の進化を統一的に理解する試み」 ホームページ内の「参加申込」からご登録ください。 ###以下詳細#################################### 生殖的分業は、生物のほぼ全ての階層で見られる一般的現象である。例えば、多くの多細胞生物を構成する細胞は、生殖細胞と体細胞に分化している。同様に、真社会性動物のコロニーを構成する個体

          第23回デジタル進化生物セミナー

          第22回デジタル進化生物セミナー

          第22回デジタル進化生物セミナーを開催します 4月22日(金)15:00- 前野ウルド浩太郎博士(国際農研) 「集団生活を営むバッタの繁殖システムは、羨ましい」 ホームページ内の「参加申込」からご登録ください。 また、第21回の佐藤駿博士のご講演の見逃し配信も公開しています。 ホームページ下部からご覧ください。 ###以下詳細#################################### 2022年4月22日金曜日15:00-(日本時間) 前野ウルド浩太郎博

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