どばちゃん/学校に馴染めない子の学び場運営者

末っ子の不登校がキッカケで、不登校の親子の学びに伴走する『NPO法人マナビダネ』を作っ…

どばちゃん/学校に馴染めない子の学び場運営者

末っ子の不登校がキッカケで、不登校の親子の学びに伴走する『NPO法人マナビダネ』を作った人。週に2回入間市で「学校外の学び場」を開催中。発達障害の方を支援するNPOの元理事。保護者や支援者の人向けにブレインジムやストレスマネジメントをお伝えしています。

マガジン

  • 子育ち・個育て・親育ち

    みなさんは子育て、うまくいっていますか? 子育てのやり方って誰も教えてくれないに、なんでみんな「普通」に子育てしてるのかな? 第一子誕生が生まれた20数年前から、10年後の第三子の出産後まで、ずっとそんな気持ちで子育てしていました。 このマガジンでは、 私は子育てがしんどくて、いつもヒステリックに怒ってしまっていた私が、どんなことをして子どもたちとの関係を作り直してきてのか…ということを書いた自分の記事をまとめていきます。 よかったらお読みください。 2023年10月17日

  • 登校しない選択をした子どもの保護者が考える不登校について

    不登校をしている子どもの保護者として思うことや、小さなフリースクール運営者として思ことなどを書いてます。 一緒に子どもたちの学びと育ちについて考えてみませんか?

最近の記事

子どもが巣立つ4月を迎えて思うこと

こんにちは。 埼玉県入間市でフリースクールを運営している土橋といいます。 運営団体は、この4月で3年目になります。 スクールの方も、プレ開催をふくめて3年半の活動ゆえ、いろいろな課題がでてきます。 どんなことが課題になるのか どんな対策をしようとしているか どんな思いで運営しているのか…ということを、振り返りと同志への話題提供を兼ねて綴っていこうと思います。 「学校外の学び」「多様な学び」について実践されている方、したい方は、ぜひ交流してください。 4月だから起こること

    • 不登校の支援を通して感じている今の教育に必要なこと

      前例主義と横並び主義 これが変わらんことには、教育のパラダイムシフトは起こらない。これを変えることが、教育の在り方を変えていくことなのかもしれない。 一昨日に青梅で行われた「夢みる校長先生」の後のトークショーで、この二つの主義が蔓延ってる…といった話を聞いてきたのだけど、私自身もこのところ、この二つを至るところで感じていた。 このシンクロニシティを何回か感じたのち、 多くの人が「前例主義」や「横並び主義」になるのは、ニンゲンだもの仕方ないのか…いう納得をしてしまった。

      • ストレスを感じる出来事からセルフエスティームがあがった話

        「うまくいかなかったという感じている」という気づきがあるときは、無意識に「うまくいくこと=自分が気持ちよくなること(快)」を求めているのだと、昨晩もまたまた自覚しちゃいましたの。 この気づき、できればしたくないのに、昨日も「やっちまった…」という体験を作り出しました。 こんな時は、当たり前に凹みます。 ですが、今回も、一晩寝てモーニングノート(脳の排水)を書いたら、「全て順調じゃん。うまくってるよ♪」という感覚に上書きできました。 近頃、この『上書き』というやつ、経験に

        • 「自分で考えて、自分の答えを見つけること」は、生きる力の土台になる

          「ぼくたちの哲学教室」という映画をみました。 世界各国で映画賞を受賞している作品と知っていましたが、想像した以上に心に響く内容でした。そこで今回は、映画の紹介と、「哲学的な対話」が子どもの教育で導入される意図について少しだけ書かせていただきます。https://youngplato.jp/ 「ぼくたちの哲学教室」は、北アイルランドの男子小学校で実践されている哲学の授業を、2年間にわたり記録したドキュメンタリー映画でした。 この北ベルファストという地区は、プロテスタンとカ

        子どもが巣立つ4月を迎えて思うこと

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        • 登校しない選択をした子どもの保護者が考える不登校について
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        記事

          子どもの発達を支えるために、親や身近な大人にできること。

          子どもの育ちに最も影響するのは、どんな環境で育っているのか、ということ。つまり、親や周りの大人がどう在るのか、どんな関わりをするのかが何よりも大事なんだな、ということを昨日も目の当たりにしました。 子どもって、幼いなりにしっかり考えますが、幼いほどに感覚や感情に素直に従っているのだと思います。 そんな子どもたちは、心地よい気持ちよいと感じたことに対してや、それを感じる相手には、ばんばん心を開いていきます。 昨日は、「あそびから学ぶからだを育む講座③ きく編」を入間市にて

          子どもの発達を支えるために、親や身近な大人にできること。

          「わかるって楽しい!」は勉強でも体験できる

          「学び」と「勉強」の違いって、意識されていますか? 最近、大学生の娘の卒業論文作成を手伝っているのですが、【言葉の定義】の大切さを、言葉を大事に使う娘から教えてもらっています。 言わずもがなでしょうが、私が使う言葉は多くは曖昧です。 「うどんとそばを言い間違える」等のボケをしてしまうのも誤字がたくさんあるのも、言葉をイメージでぼんやり把握して使っているからこそなのでしょう。 「学び」と「勉強」もなんとなくで使い分けていましたが、マナビダネの活動をはじめてからは、両者の違

          「わかるって楽しい!」は勉強でも体験できる

          期待できない相手との仕事はしんどいから…

          ある人との仕事がうまく進まなかった原因に気づいてしまった。 そしたら、本当はたまっている事務仕事をするための時間にしようと思っていた週末を、その原因を考えてしまうことで時間を使ってしまった。 しようと思ってたことができなかった。 目的が達せられなかったゆえ、この週末の過ごし方を私は失敗した、と言うこともできる。 それに、「自分の感情に翻弄されて、やるべきことをしなかった」のは事実だ。 いつものこととはいえ、いつも通りに、軽くは凹みますよ。 しかし、 少し冷静に考えてみると

          期待できない相手との仕事はしんどいから…

          人と違っていいと言うけど、人と同じが安全な世の中だからこそ

          この手書きのメッセージを10年越しで眺めていた。 小学生だった長女と必要だと思って書き写したものだった。 前の家のトイレに数年、こっちの家の寝室に5年。 トイレの時は、日に何度も眺めていた。 結果? 家族全員がお世話になった気がする。 こういうの、地味だけど効く。 繰り返し見る 声にして観る リズミカルに反復する そんな感じ。 今は読んでも、 うんうん これこれ💛 ってなる。 けど、 当時の私や子どもたち 頭では、この言葉がステキって思っても どっかで人と違うことはダ

          人と違っていいと言うけど、人と同じが安全な世の中だからこそ

          過去の子育てに対する子どもからのダメ出し

          小さいときに自分が怒られたことを目の前でやられると、すごいイラッとするわぁ💢 と、昨日も食事中に息子さんから、半分呆れて、半分はイラついて言われました。 息子さんの場合、これを言うことで、自分の育ちで生じたトラウマみたいなのものと、折り合いをつけているのだと思われます。 中学生になるまで、ちょーーいい子でしたから、そこまでの鬱憤を、成人してから発散してる感じです。 湧き上がる感情を言語化してきます。 言えるようになってよかった。 言ってくれるようになってよかったと思います

          過去の子育てに対する子どもからのダメ出し

          適切な支援のための「自分の感情」との向き合い方

          改札で激怒りしてるお母さんを見ながら思いましたの。 人って不測の事態が起こると反射的に怒ってしまうのかもなぁと。 どこぞのお子さんが、改札に入る際に入れた切符を取り忘れたらしいのですよ。そして、お母さんは「なにやっちゃったの💢 どーすんのよ!」的にお怒りになってたみたいなのです。 それを、周りの方は冷ややかに眺めてました。 が、私は人ごとじゃなくて苦しくなりました。 切符使って入ろうとしたのは、きっと子どもに体験させたくてだったんだと思うんです。 先月の遠足で、うちの団

          適切な支援のための「自分の感情」との向き合い方

          失敗したくない気持ちとの向き合い方

          失敗してもいいよ 安心して失敗できるところで失敗しといた方がいい 子どものころから失敗するって大事だ、とかとか、本気でそう思ってます。 なのに、 「あれ、なんかやっちまったか…💦」って気持ちを抱えてた夜、なんとシュシュを4個もつくってしまいました(笑) しかし、です。 私のモヤっとして抱えてる「失敗した、下手こいた」というのは、 自分が自分にダメ出ししてるだけで、 無意識に期待してた結果やこうあってほしいと願ってたことと異なる結果を得ただけ、なのです。 だけど、勝手に

          失敗したくない気持ちとの向き合い方

          だらだら何かをしちゃうのをやめたい人は、急がば回れ…なケアしてみませんか?

          スマホをいじってたら、あっという間に1時間もたってた…なんてこと、ありませんか? 私は、結構ありました。 しかし、です。 最近、スマホをみる時間を、大幅に減らすことができているのです。 たまたま…とかではなく、自分の意志で自然にやめてる(無理なく切り替えしてる)感じです。 そこで、その経験をもとに、こうしたら「だらだらスマホ」がやめられるかもしれないよ、という「自己理解」をしながらストレスマネジメントする話をまとめていきます。 発達課題のある人は、デジタルに依存しやすいこ

          だらだら何かをしちゃうのをやめたい人は、急がば回れ…なケアしてみませんか?

          マンガでしる…から右は、7月8月で購入した本。 半分は読んだけど、残りは読んでないから並べてモチベ上げてみた。 貴方の持ってるやつ、あります?? 感想のシェアしてくださいませ。

          マンガでしる…から右は、7月8月で購入した本。 半分は読んだけど、残りは読んでないから並べてモチベ上げてみた。 貴方の持ってるやつ、あります?? 感想のシェアしてくださいませ。

          人の経験から学ぶこと

          個人的な話や記録を見せてくれるような方の投稿の中には、お宝ゲットだぜ!的な価値を感じるものに、しばしば出会います。 これは、その方の文字から、ピアサポート的な効果を感じているのだと思うのです。その人の経験が、私の課題解決や、自己理解に非常に役に立っているからです。 この一冊も、20名の保護者の方の体験が綴られている「人の経験」という宝の山でした。 親に自分のことを書かれて心が壊れてしまった…と、訴える署名人のお子さんの話しもあるけれど、みんなのために、利他的な目的でシェ

          不登校支援はママの支援もお願いします

          夏休み、子どもがずっといてしんどいなぁ…って思ったことありますか? 昨日読んだ本に、以下のような文章があって、あー!なるほど…って思ったのでございます。 引用の前に… 私がここで私がお伝えしたいのは、「不登校のお子さんのお母さんたちのしんどさ」を少し感じてほしい…という意図で書いてます。 この本はめちゃくちゃ良書でした。 ですから、普通に感想文を書こうと思いました。 でもね…、ここ2、3日の間に、あるママの悲痛な声を聞いていて、こりゃこっちが先じゃ!と思ってしまったので

          不登校支援はママの支援もお願いします

          易疲労性という発達障害のある人がなりやすい特性について

          通常より疲れやすいこと、すぐに疲れてしまうことを、易疲労性(いひろうせい)というそうです(easy fatigability)。 脳の機能低下や損傷など、高次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)の症状をもっている方は、通常よりもエネルギーの消耗が激しく、五感の使い方などにも特徴があるため、易疲労性があるそうです。 脳機能が以前とは違うために、その欠けを補うのに労力使ってるわけですから、大人なら「そりゃそうだよね。わかる!」となりますよね。 この他にも、うつ病などの精

          易疲労性という発達障害のある人がなりやすい特性について