読書記録📚「逆境力」
芸人のパックンマックンでおなじみのパトリック・ハーラン氏。
彼はアメリカで生まれ育ち、日本で仕事をしている。
画面上で饒舌に話したり、漫才をしたりしているのを見ると、とても頭がキレていて、面白エリートだなと感じる。
しかし実は、幼少期は、貧乏・落ちこぼれ・劣等生だったいう。
クリスマスのターキーは安くてぱさぱさのむね肉で、脱脂粉乳を薄めて飲むのが牛乳替わり。
中学生から新聞配達の仕事をしてなんとか生き延びるほどの貧しさだった。
そんなパックンが、どのように今の生活を手に入れることができたのか、自伝風に書かれているのが面白かった。
というのも、自分自身も貧乏な大家族で育ったから、その姿を投影し、「あるある~」と共感できる部分が多かった。
本書の中で、現在子どもの貧困問題に立ち向かっている人たちへのインタビューの内容が取り上げられている。
いくつか、私がメモした部分を紹介しよう▼
いくら貧しくても、親が一緒にいられなくても、「社会の子」という見方でみんなでサポートしていくことで、子どもには必ず愛情は伝わるし、自信もつけさせてあげられるはず。
子どもの性質が落ちこぼれだったら、成功もできないという意見もあるかもしれないが、きっと違う。
どんなに落ちこぼれでも、逆境に立たされても、大人の温かい愛情があれば、必ず子どもは立ち上がり、幸せになれると信じている。
そういえば、最近子どもの貧困についての本を他にも読んでいた投稿があるので、ぜひ。
【書籍情報】
著者:パトリック・ハーラン
出版:SB新書
ISBN: 978-4797394535
instagramで読書記録アカウントやっています。
おすすめの本、最近読んだ本をシェアし合いましょ📚
@suji0books
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?