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科学的にモチベーションを上げる方法

『子どもの「考える力を伸ばす」教科書』

今回は、オンラインスタンフォードの校長である、星先生の本『子どもの「考える力を伸ばす」教科書』を読んだ感想をアウトプットします。

著者の星友啓先生は、スタンフォード・オンラインハイスクールという、スタンフォード大学にある中高一貫校の校長先生を務めている方です。

オンラインでありながら全米の中でもトップ校の校長を務める星先生だからこそ、伝えられる内容がたくさん詰まっていました。

トップクラスの生徒を相手にしていて世界レベルの学びや、日本の教育に対しても様々な観点から学びを頂きました。

モチベーションを上げる方法

本の内容は子どもへの教育についてでしたが、僕はまだ親ではないので、本を読んでもそれをすぐに子どもに対して活かすことは難しいです。

しかし、子どもの「好奇心」や「やる気」を引き出すということはつまり、自分自身にもそれは使えるわけです。

だから今回は、大人たちも使えると思った、科学的なモチベーションを上げる方法について、本から引用しながら書いていきます。

 人間のモチベーションのベースは、人とのつながり(関係性)、自分に何かできるという感覚(有能感)、それから、自分が決断したことを自分の意思に則ってやっているという感覚(自律性)である。
 これら「心の三大欲求」が満たされると、私たちの心が満たされる。
 また、そうやって心が満たされるような事柄に対して私たちは動機づけられる。

『子どもの「考える力」を伸ばす教科書』

まさにその通り、というかなるほど、と納得しました。

よく色んな方が「何をやるかよりも誰とやるか」と言いますよね。これが人とのつながり(関係性)に当たるんじゃないかと思います。
僕の例で言うと、仕事で毎日誰とも喋らずにパソコンと向き合っている生活は面白くないです。
誰かと一緒に走ると一人で走るよりも楽しいです。

自分の好きなこととか、興味のあることとか、得意なことはやっぱり楽しいので積極的にやって成長していくと思います。これが有能感だと思いました。
また僕の例で言うと、今の仕事はあまり興味のない分野だし全然わからないので楽しいと思ったことがないです。
走ることは気持ち良いし、ちゃんと走っていればどんどん走れるようにもなっていくので、楽しいです。

3つ目の自律性については、自分が自律していると心が安定してやる気や自信につながります。
逆にこの自律することでやる気が出てパフォーマンスが上がり、有能感に繋がります。

この「三大欲求」が満たされると、僕たちの心は満たされて、モチベーションが上がるということです。

子育てについて

本を読んで思ったことは、やっぱり親がちゃんとしないとということでした。
子どもに対して教えることだからこそ、親はそれについてちゃんと知っておく必要があると思うのですが、そこを理解していない親も多いと思います。

「好奇心」と「やる気」を引き出すための具体的なやり方も途中に挟んであったりと、理解もしやすかったです。

目まぐるしく変わる時代の中で、子どもを教育する前に、自分が学んで成長する必要があると思いました。

そのために、この本を読むことも一つの方法なのでおススメです。

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