ワイン好きに捧げるレシピ#2023番外編《Food Loverがオススメする名店シリーズVol.4》
約8年間過ごした関西へ、今年の5月末久しぶりに帰阪しました。
その際、当時から好んで通わせていただいたお店にも複数訪問しましたので、今回はその中でも特にオススメの京都にある絶品イタリアンをご紹介いたします!
hikari-yurari(京都/押小路通麩屋町)
地下鉄東西線「京都市役所前」から、徒歩5分ほどの場所にある完全予約制のお店です。
店内はカウンター席のみのため5名様以上での予約は不可、イタリアワイン以外は置いておらず、さらにサラミからカラスミ、手打ちパスタまで自家製の食材を使用するこだわりよう。
店の奥にはウォークインワインセラーがあり、その中に吊るされている巨大な生ハム達は圧巻です!
1品目 - 自家製パンチェッタと筍のソテー -
じっくりと火入れされた芳しくやわらかな筍に、目の前でさっとスライスした自家製パンチェッタを乗せた、目にも美しい一皿。
パンチェッタは脂が多いもののくどさは感じられず、さらに絶妙な塩加減が豚肉の甘味を最大限に引き出しています。
心地よい苦味と甘味を持つやわらかな筍と、甘旨味がぎゅっと詰め込まれたパンチェッタとのコントラストを堪能させていただきました。
2品目 - 壬生菜とそら豆のペースト -
イタリア産乾燥そら豆を丁寧に漉して作られたペーストの上に、代表的な京野菜の一つである壬生菜と桜エビを贅沢にあしらった逸品です。
もちろんオーナーシェフの掛札さんの腕があってこそですが、漬物のイメージが強い壬生菜もきちんと下処理をすることでこんなに美味しく、さらにワインにも合う一品になるなんて!と驚きました。
このような地域に根付いた伝統野菜を、イタリアンやフレンチなど枠にとらわれない形で昇華されているお店は本当に尊敬します。
3品目 - 鶏肉煮込みソースのスパゲッティ -
この日選んだパスタは、ホロホロになるまでじっくり煮込んだ鶏肉にレモン&アンチョビの風味を効かせた一皿。
自家製パスタの醍醐味ともいえるもっちり食感と、鶏ラグーのねっとりとしたテクスチャーが見事にマッチ!
パスタの種類が豊富且つもれなくどれも美味しいので、訪問するたびに今日は何を食べようかと嬉しい悩みは尽きません。。
4品目 - 仔羊のハンバーグ -
最後にオーダーしたのは、圧倒的なビジュアルと人気を誇るhikari-yurariの看板メニューともいえる仔羊のハンバーグ。
仔羊肉を網脂で包んでいるので、肉汁をしっかり閉じ込めたまましっとりジューシーに焼き上がります。
こちらがまた、赤ワインにとてつもなく合いました。。
おまけのワイン - La Kiuva Arnad-Montjovet Superieur -
イタリアワインの宝庫のようなワインリストから気になる赤ワインを発見し、ついついボトルでオーダーしてしまった1本。
ピコテンドロ、グロス・ヴェイン、ネイレット、コルナリン、フミンなどなど聞き慣れない品種のブレンドですが、調べてみるとピコテンドロはヴァッレ・ダオスタ州でのネッビオーロのシノニムとのこと。
グラスに注ぐと、美しい深紅の色調そのままの赤いベリーやチェリーのアロマに、ジンジャーやナツメグのような甘く芳醇なスパイス香が溢れ出します。
こちらに合わせたのは、もちろん仔羊ハンバーグ。
お店のイチオシだけあり、ふくよかな果実味とソースの濃厚さが見事に調和し、さらに仔羊の野性的な香りと風味にも難なく寄り添ってくれる優秀ぶりで、最後の一滴まで堪能させていただきました。
どれもこれも本当に美味しい料理ばかりですので、ぜひ京都観光の合間にお立ち寄りくださいね!
店舗情報
店名 : hikari-yurari(ヒカリ ユラリ)
住所 : 京都府京都市中京区押小路通麩屋町東入ル橘町611-1 バインオークトゥエルブB1F
電話番号: 075-251-1865
最後までご覧いただき有難うございます!
◆ワインビストロ路地裏では、noteでご紹介したメニューのほか未公開メニューもございますので、横浜にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
◆姉妹店のワインカーヴ レイズでは、常時10種類以上のグラスワインや100本以上のボトルワインをご用意しております。
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