ネトフリ配信中の満島ひかりと佐藤健W主演の「First Love 初恋」を観ました！！

宇多田ヒカルの「First Love」「初恋」の2曲にインスパイアされた、初恋の思い出を巡るラブストーリー。
中学3年生の受験から20年以上の時間をかけて、2人の運命の恋愛が動いていく。
大切な初恋であるが、結ばれない事情に翻弄された恋愛が描かれております。

＊ネタバレ有り

とにかくタイトルの通り、トキメキをありがとう。
涙をありがとう。
という気持ちが1番です。

その上で思うところを徒然に…

・ベタな展開に我々はなぜに惹かれるのか？

「冬のソナタ」が日本中の中年女性の心を掴んだ。韓流ドラマのベタな展開は、ほとんどが予測可能。
初恋の純粋な思い出！事故！記憶喪失！
ちょっと意地悪な恋敵！奇跡！
この話が全てベタなありきたりなものだとはいえないけど、どう考えても王道だった。
それなのに、その展開に惹かれてしまう。
王道な展開に加えられた細かい工夫が作品の質をあげている。

・満島ひかりという芸術

そんな細かい工夫、魅力の一つは主演ヒロインが満島ひかり！という点ではないかな？
満島ひかりが演じればどんなありきたりな不幸も、人間の生きてきた重みが加わる。
満面の笑みですら、憂いを帯びて、ただの美女のそれとは違う。
ありきたりなラブストーリーが芸術的に美しなる。

岩井俊二っぽさを始終感じました！

・佐藤健という王子、しかしちょっと謎！

「たけるー♥」と何度つっこんだか
作品についてのネット記事で「満島ひかりがラブストーリーだからと佐藤健を推薦した」というものを読んだが、なるほど納得！
佐藤健がいれば少女漫画的な華やかさがめちゃくちゃ上がる！！
満島ひかりとの組み合わせも新しいなと思った。

ただ、晴道(健さんの役)についてはちょっとうーんと思うところがあった。 

なぜ記憶を思い出せていない也英(ひかりさんの役)の好意に応えなかったのかな？

元婚約者への配慮？
って最初思ったけど、記憶を取り戻した也英を全力で受け止めていて、
ただあなた待ってただけじゃーん！って思ってしまった。
記憶を取り戻してない也英のことも幸せにしたいと思って欲しかった。
一緒にいる中で、記憶を取り戻して也英が傷つくかもしれないと思ったのかな？
何にせよ、高校生の頃の誰がなんと言おうと「運命」と答えた晴道はどこにいってしまったのか。と思いました。
みなさんの解釈はいかがでしょう？

・満島ひかり、八木莉可子。佐藤健、木戸大聖。というそれぞれの魅力。故に起きたこと。

若き頃の満島ひかりを八木莉可子、佐藤健を木戸大成が演じていた。
満島ひかりや佐藤健は言わずもがな、この2人もめちゃくちゃ素敵な俳優でした！！！
特に八木莉可子！！
どんだけみずみずしく、純白で、輝いているんだ…。
そう言う彼女だけの魅力があるし、若き頃の場面もとてもとても多いので、どうしても満島ひかりとは別の人物に見えてしまった。
木戸大成もやんちゃな憎めない男の子を演じていて、健ーになるとちょっと突然のチャラさ！！と思えて抵抗があった笑
それぞれが素晴らしい魅力故に、違和感を私は得てしまった。

・素晴らしきアクターたち

最後にこの4人以外にも、見応えある俳優がたくさん出てました。
小泉今日子、演じる也英の母親。母の強さ、女としてのもろさ、人間らしさ。江國香織の小説から出てきたような、女を演じられておりました。 
荒木飛羽、也英の息子役。ん？棒読み？って思いつつもピュアーな天才少年のまっすぐさが伝わってきた。うさんくさくなりそうな場面も、シンプルで良かった。
濱田岳、也英に思いを寄せる心優しき同僚。すげーモテない冴えない感がリアルだった！
夏帆、晴道の婚約者。ちょっと変わってる！痛い！！でも可愛い！とめちゃくちゃ感じた。

豪華なキャストさんが勢揃いでした！

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あんまり最近ドラマに夢中になれなかったので、久しぶりにトキメキながら真剣に見れてよかった。

あと、宇多田ヒカルの歌詞は、しっかり味わえなかったので、読み返してみようと思います。