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映画『オペレーション・フォーチュン』を観た

被害者かと思ったら、主演のあんたも製作かい!

『オペレーション・フォーチュン』を観た。

 ガイ・リッチー作品は、何となく当たりハズレが多い印象。ただ、謎に今回はワクワクしており、劇場で鑑賞した。

 結果は……うーん。自分は、基本的にどんな映画でも良かった所を探すようにしている。相性が悪かっただけであれば尚更。本来伝えたかったであろうメッセージや撮影の技術面に寄り添えるよう努めている。ただ、これは……ぐぬぬ。ごめんなさい。「つまらなかった」と言うより「面白くなかった」です。何だろうなー、つまらなければ裏笑いみたいな楽しみ方も出来るんだろうけど、面白くないんだよなー。全部中途半端だった。まず、ストーリーは起伏が無い。誰が何を何の目的でやっているのかも分からないし、盗まれたものの重要性や敵の狡猾さもいまいちピンと来ない。次に、登場人物が誰もキャラ立ちしていない。魅力的な雰囲気を醸しながら、特に発揮せずヌルヌル進む。また、それもあってギャグがうすら寒く感じる。なんかあまり仲良くない同僚が変なユーモア出して来た時みたい。知らんヤツの振り切ってない冗談は結構しんどい。そして、アクションも物足りない。最近、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を観てしまったから、と言うのもあるけどそれを差し引いても少ない。「ガイ・リッチーと言えばカメラワークやテンポの良さ!」ってイメージもあるし、アクション描写次第で誤魔化し効くと思うんだよな〜。BGMも疾走感あるやつを選ぶとか。

 そんな感じで全体的に面白くなかった。店構えが良いのに、美味しくないレストランに当たってしまったあの時と同じ残念さ。『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』と言った初期ガイ・リッチー作品は、Blu-rayを買うほど好きなのであの頃に戻ってほしい! がんばれ〜! 制作費が減ってもあなたならきっと出来るよ〜!泣

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