午前2時から4時、真夜中の世界
夜中に目が覚めて寝れなくなってしまった時、人は何をしているのだろう。
一ヶ月のうち何度か中途覚醒に悩まされる私の中に、時々そんな思いが湧き上がる。
寝たいのに寝れない。
無理に寝ようとすると、余計寝付けない。
それがよく起こるのは、真夜中の2時から4時からが多いようだ。
昨日の夜もそうだった。
温めた牛乳を飲む、靴下など温かくなるグッズを身につける(寒い時)、氷枕を用意する(夏の暑い時)。セントジョーンズワートのサプリを飲む。アロマキャンドルの匂いを嗅ぐ(火は付けない)。マッサージをする。ヨガのポーズを思い出し、ベッドの中でやってみる。本を読む。日記を書く。
私の場合、眠れない時は一旦このようなことをざっと試してみる。
夜が一段と深くなる音のない2〜4時の世界で、一人孤軍奮闘しているのである。パソコンを開けば、同じように寝れてない誰かの呟きを目にして一人ではない感は紛れるかもしれない。
だが、ブルーライトに弱い私は、真夜中にスマホやパソコンを見たら終わりだと思っている。見るとしたら、その日は夜に寝るのをほとんど諦めている時だろう。リラックス効果はあるかもしれないが、ブルーライトを発するスマホを操作しなければならないので、睡眠系BGMも基本的には聴かないことにしている。
いくつか上記の方法を試し、なんだか寝れそうな気分になる。その一瞬を逃さず布団に入り、寝れたら大成功。だが、また寝れなくて違う方法を試す、ということもよくある。
牛乳やサプリだけで寝付けた場合は、その日は運がいい方かもしれない。
本を読むのも、わりと効く。頭を疲れさすことで眠りを誘う。
一番効くのは、日記というか、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく紙に書くこと。
書く量は、その日による。
布団の中で、頭の中でぐるぐる考えているよりずっといい。同じぐるぐるでも紙に書き出せばスッキリしてくる気がしてくるから不思議なものだ。
頭と手とが疲れてきた頃が、良いタイミング。
大体、ここで寝付くことができる。めでたしめでたし。
昨日の夜もそうだった。
これは朝まで寝れないパターンかなと半ば諦めに似た気持ちになりながら、待ちに待った眠りにつくことができるのだ。
それが大体4時頃だ。
深夜でなく、もはや早朝だ。
果たして、今日は無事朝まで眠れるだろうか。
質の良い、夢を見ないくらい深い深い睡眠は、憧れだ。
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