前田考歩@動画活用プロジェクト版

企業のマーケティング・広報の動画活用プロジェクトを、企画・制作・運用支援しています。

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最近の記事

動画活用のための「普遍的な考え方」「フレームワーク」「メソッド」が書籍になりました。

たいていの動画活用は失敗する動画は長く数本制作して広告で配信したらおしまい、という時代が長く続いてきました。しかし、動画制作の技術やコストなどのハードルが下がり、covid-19でリアル・対面のコミュニケーションが難しくなった影響を受け、見込客の育成やカスタマーサポート、社員やアルバイトの研修といった、様々なプロセスで動画が使われるようになってきました。 ただ、制作のハードルが下がったからと言って、動画活用の目的が実現されるとは限りません。プロに外注せず自社で制作できるよう

    • 子どもの「なんで?」をカメラにおさめる

      子どもは3~4歳頃から、様々な物事に対して「なんで?」と聞くようになります。私の娘も、 「なんでカレンダーにはゼロがないの?」 「なんでちゅーをくちとくちでするの?」 「なんであそぶときは楽しいのに、かたづけは楽しくないんだろう?」 「なんでおおきなおさらに、ちいさなりょうりしかのせないの?」 「なんで、ゆびは5ほんなのに、ピアノはドレミファソラシドまであるんだろう?」 といった「なんで?」をたずねてきました。 こうした「なんで?」は子どもらしくて可愛いなぁと感じるものもあ

      • テレビ番組のコメンテーターみたいに、ビジネスニュース解説動画を企業が制作する

        オウンドメディアのコンテンツを動画で制作する仕事を受けることがあるのですが、ネックとなるのが、どこかでコピペしたような記事ではなく、自社の特徴や強みが反映されていて、自社「らしさ」がにじみ出るようなどこかオリジナルコンテンツをどうつくるか?です。 この課題に対してベンチマークとなるオウンドメディアがあります。弁護士ドットコム(弁護士への無料相談や紹介サポートなどを行うポータルサイト)のオウンドメディアで、『弁護士ドットコムニュース』というニュースメディアです。 このメディ

        • ニュースリリース担当者が、自分でニュースを説明する動画を撮ってみる

          ニュースリリースはお客様(法人、個人問わず)、従業員、従業員の家族、パートナー企業、株主、報道各社、地域住民、求職者などに、自社の活動・動向を知ってもらうための重要な情報と手段です。 この情報を届けるために、自社のホームページやSNSで情報を掲示・投稿したり、PRtimesや@pressなどのリリース配信サービスを利用したりしています。 リリースの内容は新商品紹介であれば、商品の特徴や機能などの情報をテキストや写真で表現します。イベント告知やイベントレポートであれば、開催概

        動画活用のための「普遍的な考え方」「フレームワーク」「メソッド」が書籍になりました。

          「展示会に出展したつもり動画」を撮って、活用してみる

          一部の主催社の強行開催がTwitterで話題ですが、コロナショックでビジネス展示会が軒並み中止になっています。貴重な新規の見込客発掘・獲得の場である展示会がなくなることは、企業にとっては痛手です。ましてや、出展に備えて什器の準備をしていたら、その悔しさたるや私も一企業人として想像に難くありません。 こうした厳しい状況下、先日お会いした企業の方が新しい取組を始めておられました。それは、中止になった展示会に出展する予定で準備した什器を使い、展示会のように社員が商品紹介するという

          「展示会に出展したつもり動画」を撮って、活用してみる

          Authenticity(本物らしさ)とは何か?

          動画のクオリティって何だろう?企業の動画制作や動画マーケティングの支援をしていると、必ず問題になるのが「クオリティ」です。 「会社の名前で世の中に出す以上、クオリティが高くないとね」 「あのCMみたいなクオリティ感、出せますか?」 私は動画を制作することも、企業担当者が動画を内製することも支援する立場ですが、外注・内製を問わず、クオリティという言葉が担当者やその上長から出てきます。 でも、このクオリティって何なんでしょうか? どんな基準でクオリティの高低を分けているんで

          Authenticity(本物らしさ)とは何か?

          SNSマーケで投稿し続けられる動画コンテンツのつくり方

          先月の話になりますが、宣伝会議社が開催した AdverTimes Days 2019(秋)(アドタイ・デイズ)で、SNSマーケティングにおける動画活用をテーマにセミナーを行ったので、その要旨をまとめました。 ゲストにWILLER株式会社のeコマース Dept. マネージャー福島絵里子さんをお招きして、対談形式で提供したのですが、200名を越える方に来場いただき、感謝感激です。 TwitterやFacebookをひらくと数本に1本は動画が流れてくる昨今、全体的な動画コンテンツ

          SNSマーケで投稿し続けられる動画コンテンツのつくり方

          Twitterのプロモツイートはメディアにとっての福音になるんじゃないの?

          いつ頃からかはわからないのですが、最近、Twitterでこんなプロモツイート(広告)を見かけます。 このプロモツイートが、これまでの一般的なプロモツイートと異なるのは、 ツイートをしているTwitterアカウントのコンテンツに、他社の広告が存在しているというところです。 従来のプロモツイートは、ツイートをしているTwitterアカウントが、自社の広告をツイートするというものです。 こちらのプロモツイート方が、みなさんも馴染みがあるのではないでしょうか? 広告を出したいア

          Twitterのプロモツイートはメディアにとっての福音になるんじゃないの?

          【メシテロ注意】百貨店の物産展動画ハンティング

          デパ地下が好きだ。デパ地下と同じくらい、デパートの物産展が好きだ。 デパートの物産展は、季節ごとに異なる地域のうまいものに巡り合える。 カードが使えるのもデカイ。 8月は子どもと帰省したりプールに行ったりで行けなかったが、この春は九州の物産展をハントした。 ももにんにく串とクラフトビールのマリアージュに悶絶し、鹿児島に続いて開催された長崎物産展では、佐世保バーガーを堪能した。 今年もきっと開催されると思うが、鹿児島・長崎をハントしたので、沖縄も味わいたいところ。 昔、東

          【メシテロ注意】百貨店の物産展動画ハンティング

          オフィス移転するなら図書館のある街にしよう

          オフィス移転には色々な理由がある。会社の規模が大きくなって今のオフィスが手狭になったから。契約更新タイミングになったから。組織体制が変更になったり、親会社が移転したからなど。 オフィスを移転するとなったとき、みなさんはどのような基準で移転先のオフィスを選んでいるだろう? 入居するビルのスペック。既存取引先(上得意先)との距離。従業員の自宅からのちょうどいい距離。ランチを食べられるお店の有無、街のイメージなど、色々な基準があると思うが、私は「図書館のある街」を判断基準として

          オフィス移転するなら図書館のある街にしよう

          ユーザー視点の「本物らしさ」と、メーカー視点の「クオリティ」

          先日、メーカー・ベンダーが、バイヤーに対して動画でできることについての記事を書きました。 商品を企画して、つくって、運んで、売るという流れのなかで、「この製品・機能はこういう人に売れる」と考えてメーカーが企画・製造をします。できあがったものは実店舗・ECなどを通じて販売されます。 販売促進のための各種制作物は、メーカーがテレビCMやポスターなどのメインビジュアルを制作し、小売が店頭に並べる売場・POP・チラシを制作するというのが、従来までの枠組みでした。 しかし最近、動

          ユーザー視点の「本物らしさ」と、メーカー視点の「クオリティ」

          伸びしろある個人旅行のための、「わかりにくい●●までの行き方」動画はできてますか?

          2019年7月19日に開催された、WILLER株式会社のMaaS Meeting 2019に行ってきました。 イベントの来賓挨拶で、観光庁長官の田端浩氏から、訪日旅行のうち個人旅行に伸びしろがあることが紹介され、そこにまだ残っているいくつかの課題で、動画にできることがあると感じたので、メモを残しておきたいと思います。 ●個人旅行に伸びしろがあるが、そのためには「ストレスフリーに移動できる」ことが必要 ●多言語案内を進めてきたが、いまなお「交通網への不満」が19%と高い。

          伸びしろある個人旅行のための、「わかりにくい●●までの行き方」動画はできてますか?

          メーカー・ベンダーが、動画でバイヤーに貢献できること

          2019年9月3日~6日に開催される、第88回東京インターナショナルギフト・ショーで、バイヤーの皆さんを対象とした動画活用セミナーを開催することになりました。 広告、マーケティング、採用、ハウツーなど、色々な動画の企画・制作に携わってきましたが、バイヤーの方を対象とする動画セミナーに登壇するとは思わず、動画活用の裾野が広がってきていることを感じます。ちなみにセミナー内容は下記になります。 セミナーの受講対象はバイヤーの方にしていますが、このnoteでは、展示会に出展するベ

          メーカー・ベンダーが、動画でバイヤーに貢献できること

          ハウツー動画で検索序列を覆す

          2018年夏のGoogle検索コアアルゴリズム更新以降、「◯◯の仕方」「◯◯の方法」といった、ハウツー検索クエリに対して、適切な回答動画をYouTube上にアップしていると、強調スニペットで表示される傾向が強くなりました。動画を生業にするものとして、切れば血の出るナレッジを持ってしかるべしと、試してみたのが2019年3月末。 それから3ヶ月がたち、どのような結果になったのかをいったん報告します。 どんな動画を制作したか? 動画は、以下のような意図でもって制作しました。

          ハウツー動画で検索序列を覆す

          なぜ、地域のPR動画は画一化していくのか?

          2018年8月23日から24日にかけて、奈良県のNPO法人日本無形文化継承機構(ジッカ)さんにお招き頂き、奈良県立大学、天理大学、奈良女子大学の学生、地域おこし協力隊など、地元で地域づくりに取り組む方々を対象に、大和高原地域の魅力を発掘し、動画で発信するためのワークショップを開催しました。 この記事では、講座で提供したコンテンツのうち、下記の内容について紹介致します。 ●地方からの情報発信が画一化してしまう理由 ●幕の内弁当式動画の欠点 ●見られる動画をつくる方法 まず

          なぜ、地域のPR動画は画一化していくのか?

          言わされ感のないインタビュー動画をどう撮るか?

          採用や事例紹介などでインタビュー動画を撮影している企業がとても多いです。その多くが、カンペを読んだり、セリフを丸暗記している棒読みインタビューで、それもまた味ありと思わないでもありませんが、“言わされ感”はぬぐいきれません。 そんな言わされ感をなくす、イキイキとしたインタビュー動画をどう撮るか。下記の動画を、音を出してご覧ください。 いかがでしょうか? 言わされ感ゼロ。 ちゃんと自分の頭で考えたこと。過去の経験を話しています。このインタビュー動画は、目黒・自由が丘

          言わされ感のないインタビュー動画をどう撮るか?