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チビは人生ハードモードなのか、世の中はチビに厳しいのか、それとも…?全ての低身長男子を代表して言いたいあれこれ。その他外見についてとかのお話

結論:僕がそう思っているだけで、誰にとっても生きることは面倒で疲れるし、世の中は誰に対しても厳しい

とまあ身も蓋もないことは置いておいて

 一寸法師の方もだいだらぼっちの方もこんばんは。少し前にあった身体測定では165.7cmでした。さっき測ったら2cm縮んでました(!?)。ということで間をとって164cm、「低身長」にあたる僕が、生活のことある場面で感じるチビあるあるを述べつつ、チビとは何たるか、外見とは何たるか等についてああでもない、こうでもないとお話していきます。

全ての低身長よ、今こそ立ち上がれ!あ、もう立ってたのか、小さくて見えなかったわ

 というジョークは置いておいて、はじめにウォーミングアップとしていくつかあるあるを述べさせていただきます。

・着られる服がない

オシャレの幅が狭まるというのは変えようのない事実だと思いますし、皆さんもふとした時に感じていると思います。メンズ用のズボンなんてまずもって長いし、「S・Ⅿ」サイズしか選択肢がない。下手するとレディース用サイズの方が着やすいかもしれない。モデルの身長が高すぎる。世間の言う「メンズ」の一般的なサイズに僕が入っていないのだと思うと切ない。

 しかし一方で、低身長でも恰好良く、そのコンプレックスを打ち消してしまうくらいのオシャレさんがいるのも事実。という訳で全てのチビは大至急、オシャレを磨かれたし。というかチビこそ磨くべき。僕たちは、努力してようやく他人と対等に渡り合える。0を1に、1を2にするのではない。努力してはじめて、マイナスからのスタートを0に戻すことができるに過ぎないのだ。

・基本ナメられる

 怖がられない、という意味ではプラスかもしれませんが、やっぱり見た目だけ見ると威厳(?)に欠ける。色んな場面でチビは地位が低い。

 これまでを見ても、チビは皆がついてくるというよりは皆についていく感じ。見た目の大小で決まっちゃうのは多分動物の本能だから仕方がない、と割り切るべきなのである。むしろ、それに便乗して物腰の低い人間を目指すべきなのかもしれない。実るほど、頭を垂れる稲穂かな・・・


チビあるあるも(虚しいから)このくらいにしておいてやろう。

さて、チビの皆様には、こうしたあるある以外の、もっと悲しい事実をお伝えしなければなりません・・・。

■チビは生物学的に見てもやはり一般論では「弱い」と思う

 人間以外の生物を見れば一目瞭然、やはり縄張り争いや生存競争において生き残るのは「強いヤツ」です。そして、強いヤツとは基本、「大きいヤツ」です。つまり「低身長」とは、視覚的な情報、第一の印象においてまず大きなディスアドバンテージになりうる、ということを忘れてはいけません。

 あなたが成長期に差し掛かっているのなら、この記事を閉じてすぐに早寝早起き、健康的な食事を心がけ、低身長から脱して下さい。そうでないなら筋トレやら何やらによって、変えようのない「チビ」である自分自身に、身長以外の部分で付加価値をどんどんつけていってください。メンズなら尚更!


■チビは悪循環に陥りがちだから、強くあれ、自分を持て

 チビだからなのか、はたまたそうでないのか分かりませんが、例えば

「弱い」、あるいは「弱いと思われがち」→「自尊心や顕示欲が満たされない」→「卑屈、自信がない」→だから「弱い」、あるいは・・・

 という悪循環に陥りがちです。というかチビは、自分も含めて「オーラのない人」が多すぎる!チビこそ自信を持つべき。というかいきなり大事な所を言ってしまいますと、チビは「低身長」という事実を謙虚に受け入れて、それすら自分らしさやアイデンティティに繋げてしまうべきです。チビの僕たちはここを目指すべきです。身長が全てじゃねえ!と高らかに鬨の声をあげるべきなのです。

 実際に見たことがあるんですが、卑屈でうるさいチビは本当にみっともない。チビの端くれにもおけません。ということで諸君には芯を持ちつつ、しかし謙虚な振る舞いを心がけてほしいのであります。

ナポレオン・コンプレックスなんて言葉もあるくらいです。チビは卑屈で攻撃的な奴が多い・・・先入観に囚われてしまいがちですが、それを踏まえても確かに・・・うーん、考えても分かんない

欧米で身長が低い者に対して主に軽蔑的に使われる言葉で「身長が低い者はそれを補うために攻撃的な性格になる」と主張する者がその精神状態を表す言葉である。 心理学では軽蔑的なステレオタイプとみなされる。(Wikipediaより引用)

 そういう意味では、「トレンディエンジェル」の斎藤さんとたかしはまた別のベクトルで「カッコいい」と言えますよね。コンプレックスをお笑いへ昇華させている。プラスにしている。

 このように、自分からさらけ出してしまった方が懐の深い人間に思える気がします。

けれども、相手の確認をとらずに不用意に身体的特徴を弄るのは良くないですよ。最近の多様性云々の風潮もありますし。自分は弄られてもいいけれど、人のことは決して弄らないという寛大な心を持つべきです。

僕たちの身長が低いのは、その分だけ心のキャパシティを広く持てるようにした神のイタズラだというわけです。まあ違うんですけど。


■人は見た目でどうしても判断してしまうと思うし、それは仕方ない

 「持たざる人間」としての立場だからこそそう思います。ちょっと捻くれてるかもしれませんが、人はやっぱり見た目に引っ張られます。誰だってきっとそうです。というか、発想を変えてみてみると・・・

髪型、髪色、顔、爪、服装、身長、体重、身振り手振り、その他色々な癖・・・

 これらの視覚的に表れる情報だけでも、その人となりをある程度推測できてしまうように思えないでしょうか。

つまり外見とは、言い換えると「最も外側に表れているその人の内面」ということになります。内面がただ外の部分に表れているというだけで、外見も立派な内面の1つであるというわけです。

 「人を見かけで判断するな!」とは言いますが、実際のところ人は見た目で人を判断する場合が多いですし、始めはそうするしかないです

指名手配犯の写真は「怖い人」という先入観で判断しがちですし、

「お金で買えない物もある」とも言いますが、実際のところ大体の物はお金で買えます

本音と建前、理想と現実。綺麗事だけで回るはずがないというのはオトナの皆さんもお分かりだと思います。

チビの皆様におかれましては、その身体的特徴によって何か不利益を被った経験がおありだと思います。それを何かのせいにしても仕方がないんですね。

 つまり、ここまでで何が言いたいのかというと

・チビだから諦める、ではなくチビだからこそ弛まぬ自分磨きを!周り以上の努力でようやく対等となれる、道は長い!

・自分を理解し、認めて謙虚になる一方、心の芯は太く!しかし謙虚と弱気との履き違えに注意。

・その優しさと強さを他者にも向けて初めて最強のチビとなれる!自分が経験してきたチビとしての不条理を、プラスの形で活かせ!

・見た目と物腰は低く!しかし心は広く。

・チビこそ中身。繰り返す、チビこそ中身。泣いてなんかない。

・・・てな感じでしょうか?ここまでを読み返してみると、僕自身は「チビ」という自分のコンプレックスを乗り越えて自分らしさにできた、と思っていましたがまだそうでない部分があるのかもしれません。

 これに限らず、コンプレックスは隠すように、見えないようにするのではなく自分の持ち味にするくらいの心意気でいいと思います。もしかしたら周りはそこまで気にしていなくて、自意識過剰なだけかもしれません。どうにかしようとする余裕の無さが見た目に表れるほうがまずいと思います。

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範馬勇次郎の言葉はもしかすると真理かも

 有難いお言葉を貰ったところで本記事を締めようと思います。筋トレで背が伸びるって話結構聞くんですが、今からでもいけるのかしら。仮に本当だとしても面倒くさい。何だかんだ僕は今の身長で甘んじてしまっているのかもしれない。

というわけで全ての低身長男子へ向けた本記事は以上になります。

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 こちらはポケモンのエルレイド。身長は1.6mで、体重は52kg。だいたい同じです

あれ、そう考えたらチビも意外と悪くないな?

…お付き合いありがとうございました。本当の本当におしまい。



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