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切太大根と紅芯大根、堂々とした姿にうっとり

残暑の名残がありつつも、朝夕は少しずつ涼しくなってきた初秋。
軽井沢で秋から冬にかけて収穫する年内最後の野菜の育成がスタート!
今年は2種類。
白くて太い青首の切太大根(キリブトダイコン)と、内側が鮮やかなピンク色の紅芯大根(コウシンダイコン)。
ほっち園で一番短い8mの畝を3本、うねっこで丁寧に3回以上耕耘して、施肥。
株間は25cm、3条(列)、ぽんぽんカッターで正しい位置に穴を開けて準備。
9月5日、播種。当園ではひとつの株穴に一粒蒔き。

9月18日、霧の深い朝。双葉(最初の2枚)が、続いて本葉(次の2枚)が出ているところも発見!発芽が確認できると、まずはひと安心。

小さな双葉が並ぶ様子はいつ見ても可愛い。
20m先が霧で霞む。軽井沢産の野菜が霧下野菜と呼ばれる所以。

播種から1ヶ月後の10月4日、大根らしい若葉が広がってきた!

ちょっと虫に食われているのは、美味しい証のご愛敬?!

1年で100日は霧が出ているという軽井沢。
朝7時頃は真っ白だったのが、8時半頃には見通しが良くなってきたー👀

畝間の雑草も負けじと育ってきたけど、夏よりは勢いがゆっくり。

10月18日、土の中の大根はどんな風に育っているのか?ワクワク&ドキドキ!

10月26日、ついにマルチの穴めいっぱいに生長した大根が見えるように。

/ 朝陽が眩しい~!\

10月31日、「食べ頃ですよ」と言わんばかりに次々と伸びて顔を出す!

折れないように真っ直ぐ引き抜いたら、ミネラルたっぷりの井戸水でよく洗って、、、

美味しい葉もたっぷり召し上がって頂けるように野菜用結束テープ(野菜に貼っても糊が残らないシールテープ)で束ねて、いざ出荷!

★豆知識★
「大根」はどの部分を食べているか、ご存じですか?
葉から下の首=緑の部分が「茎」、その下の白い部分が「根」です。
根からは「側根(そっこん)」というとても細い根があちこちに生えます。
側根が生えない上の部分は茎、ということになります📝

👆成長途中の天候、肥料、収穫時期など様々な要因で大根の芯の部分に穴が開くことを「スが入る」と言います。
漢字は骨粗鬆(しょう)症の「鬆(ス)」で、水分不足によりスカスカになった状態。
茎の根元や根の先端を少し切って、穴の兆候があれば要注意。
スが入った大根はやや味が落ちるので、漬け物・おろし・煮物等にお使い下さい🍲

こちらは紅芯大根(コウシンダイコン)。カブのような外見で、外側は白く、中はとてもキレイな桃色~赤紫色。
生食でそのまま華やかな紅白サラダに。酢漬けにすると一層濃い赤に。茹でればピンク色のスープが出来上がり!ぜひお試しを✨

↑茎の中にある、ふつうは緑色の管(維管束)も赤っぽい色。
葉で作られた養分や、根から吸い上げた水分等がここを巡って、大根が大きく育ちます。
↑スが入ってしまった紅芯大根。
長年大根を育てていても見極めが難しいそうで、近所の農家さんも
「今年の夏は猛暑だったせいか多くの大根にスが入ってしまった」と嘆かれていました。

辛味が少なく、水分が多めで、薄く切ればパリッ、厚めならポリッ、食卓を華やかに彩る紅芯大根。
どなたにも食べやすくてオススメです!どうぞ召し上がれ😊

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