バイタルに続き、やはり苦手な方が多い心電図を解説していきます。
心電図の本を読むと、
「膜電位が・・・脱分極が・・・」

・・・これ、不整脈に進みたい方だけ読んでください。
というか、私もよく分かりません。
結果がよければ、それでオーライ。そんな軽い気持ちで。

さて、先ほどのバイタルのモニターとの違いは、

バイタル：病態を読み解くためのもの
12誘導心電図：病態を読み解く＋疾患の推定に用いるもの

かな、と思っています。そのため、ある程度暗記が必要です。
各疾患の心電図の特徴を知っている必要がありますからね。

でも、各論の前に軽く総論を。
以前記載した通り清書に書いてある内容を書くつもりはさらさらありません。最低限、必要な知識をなるべく分かりやすく。がモットーです。

さて。
12誘導心電図をみる上で必要な知識。

それは、

P波～Q波：心房
Q波～T波：心室

P波とQRS波は1:1対応で、常に等間隔

それだけ。

つまり、心房と心室のどちら側の問題なのか。
それが分かれば総論としてはOKです。

逆に、ここを暗記しないまま各論に進んでも絶対に覚えられません。
それは時間のムダ。

各論は次回以降に。