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Bリーグ 22-23シーズン 開幕前移籍動向まとめ

こんにちは、hiroです。

開幕前に毎年書いていて、地味に毎年読まれている開幕前の移籍動向まとめシリーズ!今オフに起こったB1、B2の全36チームの動向をまとめました!

B1は過去最多の24チームになり、今シーズンから降格が発生します。去年に比べると大型移籍は少なかった印象ですが、各チーム着実にステップアップするような補強をしっかりとしてきた印象です。

2022-23シーズン開幕前に気になるチームだけでも見て頂ければ幸いです。

では行きましょう!

▼過去のシーズンの開幕前まとめ

B1

B1は各チーム400文字程度でまとめております。

東地区

レバンガ北海道

・主力ウィングの入れ替え
・開幕に間に合わないブルックス
・ユース育成特別枠

注目選手:ドワイト・ラモス

主力ウィングの入れ替え
昨シーズンから継続路線と言えるが、活躍が目覚ましかった山口と葛原の退団は意外で、中野の残留も意外だった。しかし、アジア特別枠でドワイト・ラモスと北海道出身の高橋耕陽を獲得。昨シーズン以上の期待感を持てる補強になったと思う。

開幕に間に合わないブルックス
4月末の試合で前十字靭帯を損傷したブルックスは開幕には間に合わず。得点王のロングに加え、ユーロリーグでの経験豊富なブロック・モータムと昨シーズン福島でプレーしたアレックス・マーフィーで穴を埋められるか。ブルックスがいつ頃復帰できるのかにも注目したい。

ユース育成特別枠
今シーズンから新たに新設されたユース育成特別枠を最初に使ったチームが北海道。U-18の大会やU17ワールドカップでも活躍した内藤耀悠がトップチームに昇格。通常のベンチ登録12人とは別枠でユース育成特別枠はベンチ登録できることは大きなメリットで、B1最年少出場記録が更新されそう。


仙台89ERS

・日本人はピンポイント補強
・外国籍は2枚替え
・ビッグラインナップは機能する?

注目選手:岡田 泰希

日本人はピンポイント補強
初年度以来のB1を戦う仙台は昨シーズンから継続路線で戦う編成。日本人選手は活きの良い若手とベテラン選手に加え、B1経験者でディフェンスに定評のある小林と加藤をピンポイント補強。

外国籍は2枚替え
昇格に貢献した外国籍選手はバーレルを残し2人を入れ替えた。トーマスは機動力がありペイントに切り込んでいける選手で、ブースはストレッチビッグで高確率のスリーも期待できる。ただ、編成的に外国籍が得点を取れないと厳しいか?

ビッグラインナップは機能する?
アジア特別枠の獲得を検討と地元で報道されていたようだが、帰化枠の小寺さんを獲得した仙台。小寺さん単体では厳しいと思うが、プレシーズンでも試していたビッグラインナップには期待したいし、とても楽しみ。


秋田ノーザンハピネッツ

・日本人は全員残留、外国籍は総入れ替え
・相次いだ予期せぬアクシデント
・なかなか決まらなかった3人目の外国籍選手

注目選手:ケレム・カンター

日本人は全員残留、外国籍は総入れ替え
昨シーズン初のCS進出を果たした秋田は日本人選手が全員契約継続。結果が出ていたので予想通りだった一方で外国籍総入れ替えは昨シーズンの活躍を見ても意外だった。3枚変えたからには目に見えた違いが欲しいところ。

相次いだ予期せぬアクシデント
外国籍総入れ替えも継続路線で進んでいくと思ったのだがアクシデントがいくつか発生。前田HCが家庭の事情でチームから離脱、具体的な復帰時期も書かれていないので少し心配。ただ、ブラスウェルHC代行が率いて東北カップを優勝できたことは自信になったのでは。

なかなか決まらない3人目の外国籍選手
もう一つが契約していた新外国籍アミダ・ブライマーが契約解除になってしまったこと。短期契約で昨シーズン東京Zでプレーしたジョシュア・クロフォードを補強した。別の外国籍選手を補強できるまでの穴埋めなので、いつ3人目外国籍選手を獲得できるのかには注目。


茨城ロボッツ

・オフェンス全振り積極補強
・インサイドは大丈夫?

注目選手:山口 颯斗

オフェンス全振り積極補強
マーク貝塚GMが就任して初めてのオフシーズンは、アップテンポで超攻撃的なスタイルを体現できるだけの選手を揃えることに成功。B2得点王のLJ・ピークや帰化選手のトーマス・ケネディを始め、成長著しい山口颯斗ら若い日本人選手も獲得している。グレスマンHCは愛媛時代から攻撃的バスケを展開してきたコーチなので、それをB1でも見せてくれそう。

インサイドは大丈夫?
不安材料とすると、ビッグマンがジェイコブセンしかいないこと。208cmのジェイコブセンがベンチに下がると、次に高い選手が201cmのケネディになってしまう。ウィングのサイズ自体は昨シーズンよりも上がっていて、ポジションレスで守れる強みはあるものの、Bリーグにはインサイドで力を発揮する強力なビッグマンが主力のチームが多く存在するので、そこをどうやって守るのかは楽しみにしたい。かなり振り切った編成だが、革命を起こせるか?


宇都宮ブレックス

・有終の美を飾った安齋政権
・宇都宮に残り続けるベテラン達
・マブンガがブレックスに!?

注目選手:ジュリアン・マブンガ

有終の美を飾った安齋政権
Bリーグ制覇を置き土産に安齋HCが退団、有終の美を飾ることができた。後任は大方の予想通りACだった佐々宜央がHCに就任。ブレックスを知っているコーチなので大きく崩れることは無さそう。

残り続けるベテラン達
ブレックスのロスター高齢化問題は今オフでも解決せず、今シーズンも日本人選手の平均年齢は最高齢だ。更に若手のホープだったテーブスが退団してしまった。新加入のアジア特別枠ヤン・ジェミンと笠井康平は、ブレックスの中では若い部類になるので、海外遠征を伴う過密日程で活躍は必須。

マブンガがブレックスに!?
今オフ衝撃の移籍のひとつがジュリアン・マブンガのブレックス移籍だろう。移籍したチームにフィットするのか?という点では一番の衝撃かもしれない。オールラウンダーのマブンガが加わることによってオフェンスは多彩になることが予想されるが、ディフェンスではどうなるのか?本気で守るマブンガを見てみたい。


群馬クレインサンダーズ

・「文化を創る」水野HC就任
・オープンハウスマネーによるピンポイントのエグい補強
・11人で大丈夫?練習生は?

注目選手:トレイ・ジョーンズ

「文化を創る」水野HC就任
B1昇格初年度で歴代最多勝利数を記録した群馬は、新HCに水野宏太が就任する。アルバルクでトップACを勤めてきた新HCは「文化を創る」ということを強調している。結果以上にプロセスに注目したいシーズン。

オープンハウスマネーによるピンポイントのエグい補強
去年もエグかったが今シーズンもエグかった。2人であるもののインパクトのある選手を獲得できた。ユーロリーグでの経験が豊富でイタリアの強豪ミラノで5年プレーしたケーレブ・ターズースキーとファンタジスタ並里成。並里は怪我で出遅れているものの楽しみすぎる補強。

11人で大丈夫?練習生は?
群馬に限ったことではないのだが、今シーズンは11人編成でスタートするチームが多い。過去を振り返ると11人編成したチームは、シーズン中怪我で苦労してきたことが多い。群馬には2人の練習生がいる状態なので、彼らが契約する可能性もありそうだ。


千葉ジェッツふなばし

・Bリーグが騒然としたスタッフ大移動
・ほぼ主力残留も色々変わりそう
・ギャビン大丈夫?

注目選手:ヴィック・ロー

Bリーグが騒然としたスタッフ大移動
昨シーズン東地区優勝するもQF敗退した千葉ジェッツ。総勢9人のスタッフが退団しバスケファンを驚かせた。大野前HC御一行は三遠へ。ドイツで16年間指揮してきたジョン・パトリックHCの元、千葉ジェッツの新しい歴史を作り上げていく。

ほぼ主力残留も色々変わりそう
ブースターの安心材料は多くの主力選手を残留させることができたこと。ダンカン放出は痛いだろうけど、新外国籍選手のヴィック・ローはプレシーズンから期待できるだけのパフォーマンスを見せている。主力選手がほとんど変わっていないが、フィジカルを活かした激しいディフェンスはジェッツの新たな代名詞になりそう。

ギャビン大丈夫?
昨シーズン終盤コンディションを落としていたギャビンは、今オフも合流が開幕10日前で遅いことは少し気になる。ただ、ピーキングの時期を間違えなければ優勝候補のひとつになるだろう。


アルバルク東京

・ルカ政権終焉と世代交代
・伊藤GM率いる充実のスタッフ陣
・田中大貴今シーズンは主にSG

注目選手:吉井 裕鷹

ルカ政権終焉と世代交代
Bリーグ連覇を達成し、アルバルクだけでなく日本バスケに大きな功績を残したルカ・パヴィチェヴィッチHCが日本を去った。新しいHCは19年のワールドカップでリトアニアを指揮していたデイニアス・アドマイティス。ルカの時のバスケから結構変わりそうなので楽しみ。また、菊地もアルバルクを去ったことで日本人最年長が田中になり、世代交代を図った形になる。

伊藤GM率いる充実のスタッフ陣
アシスタントGMだった伊藤大司がトップGMになったアルバルクは、選手層だけでなくスタッフ陣も充実している。今オフもスタッフ陣を補強し、ACは7人とBリーグではぶっちぎりの多さ。良いお金の使い方である。

田中大貴今シーズンは主にSG
昨シーズンはPG起用も多かった田中だが、アドマイティスHCの話によれば主にSGでプレーするとのこと。外国籍PGのジャスティン・コブスだけでなく藤永佳昭と笹倉の活躍も鍵になりそうだ。


中地区

サンロッカーズ渋谷

・伊佐HC体制まだ続くよ
・シュートが上手い小島と津屋を補強
・今オフ最大の補強はケリーの復帰

注目選手:ベンドラメ 礼生

伊佐HC体制まだ続くよ
昨シーズンはCS進出を逃した渋谷は伊佐体制を継続。正直なところ、ディフェンスは完璧に攻略されてしまっていたので、そこをどう改善するか?また、日本代表で大活躍を見せた井上をどのように起用していくかは注目したいところ。

シュートが上手い小島と津屋を補強
去年のオフ山内が退団はしたもののPGを補強せず苦戦していた。そこに優勝経験のあるPGの小島元基と、広瀬と髙橋が退団した穴を埋められるであろう若手のホープ津屋一球が加入。渋谷に必要な選手に対してパーフェクトな補強をしたという印象。

今オフ最大の補強はケリーの復帰
とはいえ今オフ最大の補強はエースであるケリーの復帰だろう。昨シーズンケリーの出場が1試合に留まったことも渋谷がCSに出られなかった要因になってしまった。復帰したプレシーズンの東北カップでも出た試合では得点を量産しており、コンディションが維持できれば驚異になりそうだ。


川崎ブレイブサンダース

・アギラール退団でビッグラインナップ解体!?
・課題だった日本人プレーメイクを解決する納見の獲得
・キャプテンは12人全員

注目選手:前田 悟

アギラール退団でビッグラインナップ解体!?
ここ数シーズン猛威を振るっていた川崎のビッグラインナップ。これの核を担っていたアギラールが長崎へ移籍。代わりに加入したマイケル・ヤングジュニアはいろいろなことが出来る選手なので、新たなビッグラインナップ結成もできそうな予感。

課題だった日本人プレーメイクを解決する納見の獲得
去年のオフに辻が退団し、ジャニングがいない時間帯で日本人ハンドラーを2枚置くことができなかったのが課題に見えた。それを解決できる地元出身の納見悠仁を獲得できたことは大きい。ラインナップ的にもいろいろなバリエーションが増えそうかなと。

キャプテンは12人全員
思わず笑ってしまったキャプテン全員というリリース。確かに昨シーズンのCSでキャプテンだった藤井が責任感に押し潰されてた感はあるのは気になってはいたけど、どう作用するのだろうか?川崎は主力選手の年齢も上がってきているので、何が何でもBリーグ制覇したいでしょうね。


横浜ビー・コルセアーズ

・昨シーズンの段階で河村勇輝を残せた時点で今オフは勝ち
・若手が豊富で期待感大
・海賊のコスプレが似合いそうな新外国籍2人

注目選手:河村 勇輝

昨シーズンの段階で河村勇輝を残せた時点で今オフは勝ち
3月に大学を中退しプロ入りを決めた河村勇輝を残せた時点で今オフは勝ち。既に主力として数字を残し、日本代表でも活躍していたので、昨シーズン以上のインパクトは残してくれそう。また、集客の面での貢献も大きそうだ。

若手が豊富で期待感大
河村の他にもキング、大庭、須藤といった若手が充実しているのもビーコルの魅力のひとつ。更に赤穂雷太も優勝経験を経てカムバック。ちなみに日本人選手の平均年齢が24.9歳とリーグで2番目に若い。若手を引っ張る日本人最年長のエース森川が残留したことも大きい。

海賊のコスプレが似合いそうな新外国籍2人
外国籍は2人が新加入。日本での実績も豊富なチャールズ・ジャクソンと、昨シーズンB2でプレーしたデビン・オリバー。2人とも海賊のコスプレが似合いそう。オリバーはB1にアジャストするのに時間がかかりそうだが、ジャクソンは早々にビーコルのバスケにフィットし河村との相性も抜群だ。


新潟アルビレックスBB

・若手選手積極補強&積極起用
・外国籍選手の合流が遅れているのが気になっていたが…

注目選手:杉本 天昇

若手選手積極補強&積極起用
昨シーズンクラブワーストの7勝に終わった新潟だったが、若手の成長が見られたことは収穫だった。納見が移籍してしまったものの、木村と遠藤といった昨シーズン成長した2人は今シーズンも新潟でプレーする。更に有望な若手選手も獲得することに成功。スラムダンク奨学金で留学していたモサクオルワダミロラ雄太ジョセフや、怪我から再起を図る杉本天昇、スペイン代表ACの元で成長してきた澁田怜音はプレータイムを得て更に成長しそうな予感。

外国籍選手の合流が遅れているのが気になっていたが…
ネパウェの退団が発表されるタイミングが遅かったのは何故だろう?結果的に加入予定だったジョニー・ハミルトンの合流が開幕に間に合わないことも発表され、そして本日9月28日契約解除が発表された。踏んだり蹴ったりでブースターが一番可愛そうだ。開幕からつまづくと昨シーズン同様厳しいシーズンになりそうな予感。3人目はいつになる?


富山グラウジーズ

・マブンガ、宇都、ラモスの退団
・ポイントガード大丈夫?

注目選手:コーディ・デンプス

マブンガ、宇都、ラモスの退団
もしかすると富山ブースターにとっては2年続けて辛いオフシーズンだったかもしれない。初年度から残留POやCSと苦楽をともに過ごしてきた宇都、富山の絶対的エースでベストファイブも受賞したマブンガ、アジア特別枠で平均二桁得点をマークしたラモス。全員退団してしまった。

ポイントガード大丈夫?
3人が去り、期待が懸かるのが外国籍PGのコーディ・デンプス。彼が得点、アシストに大車輪の活躍を見せないと厳しそう。また、デンプスを起用するには帰化選手のファイ・サンバの奮闘も必要だ。PGがデンプスとルーキーの浦野泰斗2人しかいないので、プレシーズンでは水戸や小野だけでなくジョンソンがボール運びをしていたのが印象的だった。もしかすると特指でPGを獲得するのかもしれない。ベテランだけでなく若手が成長しないと昨シーズン以上の成績は超えられないと思うので、若手の成長には期待したい。あと、暴力ダメゼッタイ!


信州ブレイブウォリアーズ


・若手三銃士残留成功で継続路線
・新戦力どれくらいやれる?
・練習生ドゥレイロン・バーンズ

注目選手:サイモン 拓海

若手三銃士残留成功で継続路線
昨シーズンCS進出争いを展開できた原動力である若手三銃士を残留させることができたのはとても大きい。継続路線で強固なディフェンスを継続しつつ、オフェンスは平均80得点以上はCSに出るためには必要だろう。

新戦力どれくらいやれる?
新加入は2人のみ。生原秀将はシュート力は無いものの、ブレックスにいた時はマイケルHCと一緒だった経験もあり攻守に貢献できるはず。グアム代表のサイモン拓海はスリーポイントが上手で、信州からすると待望のシューターだろう。ディフェンスは怪しい気がしたが、果たして。

練習生ドゥレイロン・バーンズ
開幕1週間にリリースされた練習生ドゥレイロン・バーンズ。bjリーグを制したことのある日本での経験が豊富な外国籍PG。バーンズが練習生で加入した意味とは?以前から噂されているホーキンソンの帰化?それとも昨シーズンの三河パターン?どうなるか見てみよう。


三遠ネオフェニックス

・千葉からスタッフ大移動で三遠へ
・金丸含め新加入10人でチーム一新
・チーム最長身は太田敦也の206cm

注目選手:サーディ・ラベナ

千葉からスタッフ大移動で三遠へ
体制を一新した三遠は、社長のコネクションを使って千葉から大野HC御一行を招聘することに成功。大野HCは具体的な勝利数の明言は避けたが、文化を創ると語っている。千葉でも富樫を中心に一時代を築いてきたので、長い目で見れば明るい未来が待っているかもしれない。千葉の時とは違うバスケが見られそうで楽しみ。

金丸含め新加入10人でチーム一新
退団9人、入団10人と選手も一新し、これまでとは別のチームに。大物選手は金丸だけではあるもののコート内外で武器を持っている選手が揃ったなという印象。中京大バスケ部を辞め、19歳でプロ入りした高橋快成にも注目したい。

チーム最長身は太田敦也の206cm
三遠は帰化選手がいない中でPGのカイル・コリンズワースを獲得し、韓国でプレーしていた2人の外国籍選手もサイズは小さく、機動力重視。チーム最長身の太田に期待がかかるが、サイズの無い外国籍3人を揃えたことが吉と出るか凶と出るか。


シーホース三河

・継続路線で久しぶりのCS進出へ
・エッジの効いた新加入選手3人

注目選手:ブランドン・ジャワト

継続路線で久しぶりのCS進出へ
昨シーズンは最後の最後で惜しくもCS進出を逃した三河だったが、昨シーズンからの積み重ねを活かしCS進出を狙う。日本代表で活躍した西田を中心に、今シーズンからローレンスがスタッフではなく選手として開幕を迎えられる点も明るい材料だろう。怪我から復活した橋本の起用法も楽しみなところ。

エッジの効いた新加入選手3人
新加入の3選手は個性の強い顔ぶれ。中村太地は2シーズン韓国でプレーし、特指で加入した初年度以来の古巣復帰。カイル・オクインはNBAでのプレー経験も豊富で、チームに良いムードを与えていることがSNSからも伝わってくる。昨シーズンはブレックスで戦力になれなかったブランドン・ジャワトも、三河で結果を残して見返したいと意気込んでいるはず。こうやって見ると、各ポジション若くて競争が激しく切磋琢磨できる環境だと感じる。名門復活へ、個人的に注目してるチームのひとつ。

西地区

ファイティングイーグルス名古屋

・B2チャンピオンそのままB1へ
・B1経験ある若手2人と八村塁の元チームメイトが加入
・ポイントガードが5人います

注目選手:エヴァンス ルーク

B2チャンピオンそのままB1へ
42勝8敗で悲願のB1昇格とB2優勝を成し遂げたEF名古屋は勢いそのままにB1に殴り込む。昨シーズンの主力選手はそのまま継続で、外国籍選手もビッグマンのクウェリ以外は継続だった。B2で力を示してきた選手たちがB1でどの程度活躍ができるのか見ものだ。

B1経験ある若手2人と八村塁の元チームメイトが加入
新加入は3人で、葛原大智と中村浩陸ともにB1でもプレータイムを勝ち取り活躍してきた選手で、ジョナサン・ウィリアムズは大学とNBAで八村塁とチームメイトだった選手で、U17アメリカ代表で世界一になった経験もある機動力のあるビッグマン。

ポイントガードが5人います
ベテランの宮崎、特指のストックマンJr.、B2で被害者の回ができた石川、新加入の中村、名古屋DでスタメンPGとして長く活躍してきた笹山。サイズは小さいものの多彩なPGが5人いる。5人は多すぎる気がするが、どのように起用するのか気になる。


名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

・こちらの名古屋も昨シーズンから継続
・最強の留学生が名古屋Dに加入
・代表多すぎ問題

注目選手:須田 侑太郎

こちらの名古屋も昨シーズンから継続
名古屋ダイヤモンドドルフィンズも継続路線で今シーズンを戦うことになりそうだ。退団選手を見てみると、小林の穴はルーキーの坂本が、3P成功率賞の狩野の穴は痛いかもしれないが十分埋められる戦力が揃っている。特に日本代表で大フィーバーだった須田の活躍には注目で、代表戦の時のように思い切りの良いプレーが見たいものです。

最強の留学生が名古屋Dに加入
約10年前岡山学芸館高校からオハイオ大学に進学し、NBAやユーロリーグに出るようなトップチームで活躍した最強の留学生モリス・ンドゥールが名古屋Dに加入する。正直、退団したウィティングトンのようなストレッチビッグタイプの外国籍選手を連れてくると思っていたので、スリーを打つタイプではないンドゥールを獲得したのは意外だった。プレシーズンを見た感じだと、フィットには時間がかかりそうだと感じた。先出しの開幕戦ではどのようなプレーを見せてくれるか。


滋賀レイクス

・ルイス・ギルHCヨーロッパ王者に
・魅力的な積極補強
・ラベナを残せたのはデカイ

注目選手:テーブス 海

ルイス・ギルHCヨーロッパ王者に
スペイン代表ACも兼任しているルイス・ギルHCがヨーロッパ王者になって凱旋。ヨーロッパ王者に貢献したコーチがBリーグで指揮していることがすごいことだとみんなもっと理解したほうが良いよ。

魅力的な積極補強
呼称とエンブレムを変更した滋賀レイクスは、勝負に出るような積極補強を行った。ジェイコブ・ワイリーとイヴァン・ブバは各国で代表経験もあり、外国籍選手は大幅アップグレード。ベスト3P成功率賞を受賞した狩野祐介の古巣復帰や、24歳でBリーグ優勝に貢献したテーブス海など、日本人選手の補強も素晴らしい。

ラベナを残せたのはデカイ
昨シーズンの中心選手を残すことにも成功し、特にフィリピンに戻ることも予想されたキーファー・ラベナも残留。二桁得点、アシスト3位の成績を残したチームリーダーが残留してくれたことは大きいだろう。勝率5割以上を残した19-20シーズンの成績を超える可能性のあるロスターが完成したと思う。


京都ハンナリーズ

・日本人は若手に全振り
・経験豊富な新HCロイ・ラナ
・インサイドは心配です

注目選手:マシュー・ライト

日本人は若手に全振り
昨シーズンクラブワーストの成績で終わった京都は、社長も変わり新体制で臨む。日本人選手8選手が退団も、成長著しい久保田とキャプテン満田を残すことには成功。新加入も若手中心に獲得しB1最年少の平均年齢25.3歳のロスターが完成した。最年長はアジア特別枠のマシュー・ライトで、得点力も高く注目の選手のひとりだ。

経験豊富な新HCロイ・ラナ
HCにはNBAサクラメント・キングスのACや東京オリンピックでドイツ代表のACを務め、現役エジプト代表HCでもあるロイ・ラナが就任。ラナHCはトップカテゴリーだけでなく、U19カナダ代表を率いて世界一になるなど多彩な経験を持つ。若い選手が多い京都では育成の面でも期待が持てそう。

インサイドは心配です
大黒柱サイモンがいなくなったインサイドはやや不安が残る。NBAでの経験豊富なチェイク・ディアロと昨シーズン三河でプレーしたジェロード・ユトフの負担は大きそうで、SF/PF登録であるもののティージェー・ロールはアウトサイドの選手。日本人ビッグマンもいないので外国籍が怪我したらアウトだ。


大阪エヴェッサ

・神様ニュービル今シーズンも残留
・今オフはお前誰やねん枠無し
・ロスター11人想定もコンディション不良続出

注目選手:竹内 譲次

神様ニュービル今シーズンも残留
大阪エヴェッサでの3シーズン目を迎える神様ニュービル、大阪で見れるのは嬉しい限り。怪我から復活した橋本とニュービルの再共演は楽しみだし、2人で勝たせる試合が何試合もあるだろう。

今オフはお前誰やねん枠無し
HCは西宮から新たにドイツ出身の​マティアス・フィッシャーHCを招聘。契約継続選手は多いもののスタイルは変わりそう。ここ数シーズン「お前誰やねん」という選手を獲得してきた大阪だったが今オフは獲得せず。鈴木達也と井手拓実のPG、外国籍はショーン・オマラを獲得。外国籍でシュートレンジの無いオマラを獲得したのは意外だった。ハントもシュートレンジが狭いので、どうなんんだろう。

ロスター11人想定もコンディション不良続出
プレシーズンゲームを中止にするほどコンディション面で苦労していた大阪。アマチュア契約で星野零志を獲得したものの、ここ数シーズンも怪我で苦しんでいたので不安なのが正直なところ。特指の加入が待たれる。


島根スサノオマジック

・思った以上に選手が入れ替わらなかった
・金丸晃輔が三遠へ、津山尚大が三遠から島根へ
・馬場雄大は来なかった

注目選手:谷口 大智

思った以上に選手が入れ替わらなかった
というのが正直な感想。昨シーズンの主力選手はほとんど残留したが、後藤や北川といった出番が無かった選手たちは自由交渉リストに載り、退団すると思っていた。しかし2人は再契約。契約条件を見直していたのか、補強がうまく行かなかったのか?後者なのではないかと勘繰ってしまう。

金丸晃輔が三遠へ、津山尚大が三遠から島根へ
去年のオフの大型移籍の1人だった金丸は、わずか1年で島根を去ることになった。バズソーというスタイルの中でシューターである金丸が輝くのは難しかった。トレードのような形で津山尚大が三遠から移籍。安藤誓哉の弟分は、島根のスタイルに合っていると思うので重宝されそう。また、ストレッチビッグの谷口大智も良い補強だ。

馬場雄大は来なかった
もしかすると来るのではと思われていた馬場雄大の加入は発表されていない。しかし島根はロスター11人で、馬場も今シーズンの所属チームは決まっていない。もしかすると…?


広島ドラゴンフライズ

・外国籍選手のタイプ変更
・地味だけど良い補強上澤俊喜
・帰化選手ケネディからアジア特別枠選手バルタザール

注目選手:ジャスティン・バルタザール

外国籍選手のタイプ変更
重量級ビッグマンだったジャクソンとエチェニケに変え、昨シーズンベストファイブに選ばれたドウェイン・エバンスとケリー・ブラックシアー・ジュニアを獲得し、機動力のある外国籍に変更。攻守に幅が広がりそうで、メイヨも5番でプレーする機会が増えると思うので、北海道時代のような活躍を再び見せてくれるかもしれない。

地味だけど良い補強上澤俊喜
セカンドユニットでスリーを決められる選手が少なかった広島だったが、昨シーズン46.6%の確率でスリーを決めた上澤俊喜を獲得。サイズは小さいものの、味方が作ってくれたチャンスを高確率で決めてきた昨シーズンの再現を期待したいところ。

帰化選手ケネディからアジア特別枠選手バルタザール
ジャスティン・バルタザールの活躍次第で広島の成績も変わってきそうな予感。帰化選手のケネディを切ってまで獲得したアジア特別枠のフィリピン代表の実力が未知数過ぎて正直読めない。どうなるか見てみよう。


琉球ゴールデンキングス

・主力退団とそれを補う以上の補強
・PGはちょっと心配
・怪我人問題は今シーズンにも影響が

注目選手:岸本 隆一

主力退団とそれを補う以上の補強
レギュラーシーズン圧倒的な強さを見せたもののファイナルで破れた琉球の退団選手は結構痛かったかもしれない。特にエバンスと並里の退団は衝撃だった。しかし、フィジカルが強くシュートレンジの広いベテランビッグマンのジョシュ・ダンカンと、若くて伸びしろのある3&D松脇圭志の獲得は素晴らしい補強。

PGはちょっと心配
一方、昨シーズンのファイナルで感じたPGの重要性という意味では、PGを補強しなかったことは不安材料かもしれない。ポジションレスを強調しているものの、どのようにゲームに変化を与えていくのかは気になるところだ。

怪我人問題は今シーズンにも影響が
牧と渡邉がオフの手術で開幕に間に合わないことが発表されている。早くても牧は10月中旬、ヒューは年明け頃合流になりそう。ヒューの不在はアジア特別枠のジェイ・ワシントンが埋められるか?特に海外のチームとの対戦で本領発揮して欲しいところだろう。


B2

B2は雑感を2.3言で手短に!すまん!

東地区

青森ワッツ

大幅に入れ替えたけど、頑張って補強したと思う。日本人選手だけでなくアレックス・デイビスも獲得しちゃうのか。プレシーズンで秋田相手にも接戦を演じていたし、期待感が高そうかも?

山形ワイヴァンズ

外国籍総入れ替えと、チームの顔だった中島と河野が移籍したことは正直以外だった。この2人が抜けてどんなチームになっていくのだろうか?

福島ファイヤーボンズ

森山体制で昇格できなかった福島は佐野ACがHCに昇格。予算オーバーでB1から外国籍を獲得したと社長がツイートしてたので、何としても昇格したいシーズン。Bリーグ2人目の韓国籍選手チョン・ギボムにも注目。

越谷アルファーズ

昨シーズン優勝HCの安齋竜三がアドバイザーに就任。B1経験者などを補強し昇格に向けて盤石の布陣になった。ルーキーながら平均二桁得点を記録した駒沢颯がどれくらい活躍できるのかは見もの。

アルティーリ千葉

B2昇格決定戦で圧勝したアルティーリ千葉は早速B2でも優勝候補だろう。B1にいてもおかしくない実力者に加え、補強した選手たちもB1でプレーできる選手たちだと思う。一気に駆け上がられるか?

アースフレンズ東京Z

正直B2で一番ヤバそうなのがアスフレ。所属選手が不安をつぶやくほどで、プレシーズンではあるもののB3相手に3試合負けている。福岡第一>B3湘南>B2アスフレという構図になってしまった。残留できるか?

西宮ストークス

今シーズンから森山HCが就任する西宮は関西ながら東地区に移動。ベテラン選手が多いものの的確な補強ができた印象だが、ディメッツの合流が遅れているのが気になるところ。それにしても川村卓也はどうなるのか…

西地区

バンビシャス奈良

石橋HCが復帰した奈良は外国籍総入れ替えとB1から積極補強に動いて希望に溢れるオフシーズンだったと思う。まさか宇都直輝がB2に来るとは…宇都とクリスチャン・ジェームスのアウトサイドコンビはB2で猛威を振るいそう。

香川ファイブアローズ

昨シーズン西地区優勝ながら昇格を逃した香川は得点源だったウッドベリーと谷口が退団してしまった。ただ、イギリス代表マイルズ・ヘソンとアジア特別枠のルーズベルト・アダムスの獲得はそれをチャラにしてくれそうな楽しみな補強になったと思う。

愛媛オレンジバイキングス

庄司HCが就任した愛媛は昨シーズンからの契約継続選手が多い。そこに加えてB2でも屈指の実力を持つ古野拓巳と河野誠司といったPGを2枚獲得できたことは大きい。

ライジングゼファー福岡

スペインやポルトガルなどで指揮してきたモンチョ・ロペスがHCに就任した福岡はB2のダークホースで、最高の補強をしたチームのひとつと言えるだろう。外で力を発揮するマーベル・ハリスとジョーダン・グリン、アジア特別枠のセブンフッターグレゴリー・スローターを同時に並べることが出来るのはとても魅力的。

佐賀バルーナース

今シーズンもガルシアと西川が中心になりそうな佐賀は、宇都宮B1優勝の立役者であるチェイス・フィーラーを獲得。もう1人の外国籍ミカイル・マッキントッシュもセンターではないので、機動力重視の布陣になった。ルーキーシーズンの角田の活躍にも注目したい。

長崎ヴェルカ

個人的に圧倒的B2優勝予想なのが長崎ヴェルカ。ヴェルカスタイルを確立し、アジア特別枠のガードジョーダン・ヘディングとパブロ・アギラールを獲得。B2にアギラールは反則だろ…B2でもハイペースバスケで魅了して欲しい。

熊本ヴォルターズ

オフコートでは不安な面も多い熊本だが、ロスター編成でもやや不安が残るんじゃないかなというのが正直なところ。昨シーズンの主力選手のほとんどが退団してしまった。昨シーズンのB2MVPテレンス・ウッドベリーを獲得したものの、選手層は薄くなってしまったかなと。


終わりに

B1は明日(2022年9月29日)開幕です!

毎年地味に読まれている移籍動向シリーズも、早いもので今回で4年目になりました。新シーズン開幕前に楽しんで頂けたら幸いです!

よろしければ、いいねやリツイートもよろしくおねがいします。リプライや引用リツイートで感想もお待ちしてますよ。投げ銭も非常にありがたいですm(__)m笑

読んでいただきありがとうございました!


おまけ


~順位予想~

B1

東地区
1位:千葉ジェッツ
2位:アルバルク東京
3位:宇都宮ブレックス
4位:群馬クレインサンダーズ
5位:秋田ノーザンハピネッツ
6位:レバンガ北海道
7位:茨城ロボッツ
8位:仙台89ERS

中地区
1位:川崎ブレイブサンダース
2位:サンロッカーズ渋谷
3位:シーホース三河
4位:信州ブレイブウォリアーズ
5位:横浜ビー・コルセアーズ
6位:富山グラウジーズ
7位:三遠ネオフェニックス
8位:新潟アルビレックスBB

西地区
1位:琉球ゴールデンキングス
2位:名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
3位:島根スサノオマジック
4位:広島ドラゴンフライズ
5位:滋賀レイクス
6位:大阪エヴェッサ
7位:ファイティングイーグルス名古屋
8位:京都ハンナリーズ

ワイルドカード
上位:宇都宮ブレックス
下位:島根スサノオマジック

降格
23位:仙台89ERS
24位:新潟アルビレックスBB

CS優勝
宇都宮ブレックス(推しチームが故)

B2

東地区
1位:アルティーリ千葉
2位:越谷アルファーズ
3位:西宮ストークス
4位:福島ファイヤーボンズ
5位:山形ワイヴァンズ
6位:青森ワッツ
7位:アースフレンズ東京Z

西地区
1位:長崎ヴェルカ
2位:ライジングゼファー福岡
3位:佐賀バルーナース
4位:香川ファイブアローズ
5位:バンビシャス奈良
6位:熊本ヴォルターズ
7位:愛媛オレンジバイキングス

ワイルドカード
上位:香川ファイブアローズ
下位:福島ファイヤーボンズ

降格
13位:青森ワッツ
14位:アースフレンズ東京Z

B1昇格
優勝:長崎ヴェルカ
準優勝:ライジングゼファー福岡


アルミホイルくんの正答率

去年からオフシーズンを賑わわせたアルミホイル君の正答率を算出してみた。

条件
・2022年4月15日~2022年9月20日までのツイート
・B1とB2関連のみ(前所属か所属先がB1かB2の場合は集計)
・合っていた場合◯、間違っていた場合✕、複数書いてあり正しいものと間違ったものが混在してた場合△として算出
・噂で2022年9月28日現在答えが出ていないものは除外
(例)ホーキンソン帰化、馬場Bリーグ復帰など

結果
211の噂のうち◯は130。正答率は61.61%

属性に分類すると…

『DM』と書かれているツイートについては、116の噂のうち◯は68。正答率は58.62%であり、✕は42、△は6となっている。

『情報筋』と書かれているツイートについては、50の噂のうち◯は36。正答率は72.00%であり、✕は11、△は3となっている。
※フィリピンの記者とのDMは情報筋にカウント

結論
アルミホイルくんのツイートは半数以上が当たっている。特に『情報筋』と書かれているツイートに関しては正答率が高く、心の準備をしておいたほうが良いかもしれない。


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