27.ローマ2:1 "互いにさばき合う"という人間の性質
もし二人の泥棒が互いに悪人呼ばわりして喧嘩していたら、滑稽です。でもそれは自分を悪人だと知られないようにするための演技であるかもしれません。
すべての罪人はそのように仮面を被っている、とパウロは言っているようです。けれども、誰一人として、仮面を被っているからと神のさばきを逃れられることはできません。
しばしば、私たちは他の人よりも良い人間であると認められようと努めているものです。
一体何が目的なのでしょう。
そう認められたほうがずっと得するからでしょうか。でも実際、他人を貶めて自分をよく見せようなどという相互比較は、意味のないものです。他人よりもよく見られたい人物を、神は、喜んでくださるのでしょうか。
こうした生き方に陥っているのも、神を神として認めていない結果だと、パウロは明らかにします。
大事なことは、すべての人間の上に、至高の神がおられることを認めることです。
キリストの十字架のみ前にへりくだることを学ぶなら、その時初めて、私たちは互いの間で謙遜になることを学び始めるのです。
考えてみましょう:神を認めないことから、この世にどんなことが生じていると思いますか?
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