足骨日記6

入院四日目の朝です。予定では午後から手術です。
午後の手術には妻が付き添いでいてくれる予定だった。
昨日妻が仕事帰りに着替えや飲み物を持ってきてくれた。すぐに帰り、僕も消灯時間に寝付いたところ、妻から携帯に着信あり。すぐに電話をとり、話をすると娘がインフルエンザになったそうな。熱が九度あり救急で見てくれる国立の病院に行ってるらしい。
夫は骨折で入院手術、娘はインフルエンザで出席停止。
いくらなんでも妻がかわいそうだ。正社員で働いてるからウィークデイは家事なんてほとんどできないし。僕も結構な家事育児を負担している。実家の母に頼って育児を手伝ってもらっているが、これが現代における核家族の闇であり現状だろう。
人数が少ない分1ピースでも欠片が外れたり壊れたりすると家族全体が音をたてて崩れ去る。
僕が入院する一週間前くらいに娘の生活習慣について家族で話をした。妻が冷たく突き放すような発言をしたので、僕は大黒柱よろしく、こう言った。

俺たちは三人で家族だから、みんなで頑張って生きていかないといけない。
娘が学校にいったりピアノしたりするのも、俺が仕事するのも君が仕事するのも、みんなのお陰だし皆のためだ。ずっと三人でやっていくんだから皆で支え合わないと。

そうして僕らは家族の絆を再確認して、娘は生活を見直し、改めて、妻もそれを見守り。僕もそれを支えました。娘はあれだけ嫌がっていた宿題やピアノの練習や手伝いなどを早めに出来るようになり、先週の土曜なんかは娘のピアノ教室が休みだったので二人でスケートにいきました。

そこからは大黒柱が根元からポッキリ折れた話はPodcastでも聴いてください。


神様今年はうちの家族に厳しめだよね。課すよね~。

午後から全身麻酔で手術だけど付き添い無しで独りです。

僕が入院する前にインフルエンザが院内で流行ったらしく、今も家族しか面会できないし、子供は面会禁止だし。インフルエンザになった人と接触したらお見舞い禁止なんだって。

今日初めて担当してくれた看護師さんが、娘が前見てたユーチューバーの伊達眼鏡の女の子のえっちゃんみたいな名前の娘に似ていて、相席スタートの山崎ケイちゃんが少しだけかわいくなった感じ。いわゆるあのちょうどいいブスというキャッチフレーズの感じで。朝の辛さと付き添い無しの不安とかを包み込んでくれるようなくれないような、ああ個室を取ればえっちゃんと二人で夜の診療も、、、

「あら、D山さん。あなたが今日から個室に入るのね。怪我の具合はどう?」
「お陰さまでほとんど治ってきました。でも、看護師さんのことを見てたら、こっちの足も腫れてきちゃいました。」
「しょうがないわねぇ。ちゃんと会計で差額ベッド代8640円払うのよ。分かった?」
「はい。お願いします。我慢できないです」
「可愛いわね。」

あ、すいません。話がそれました。

とにかく、大黒柱が根元から折れてるので今日の手術でボルトをいっぱい入れてもらうんだ~🐵

さすがに付き添いはいるやろ~
なんでも一人で出来るけどさ~

世の中の三人家族の皆さんくれぐれも御体御自愛ください。家族の様子も気を配って。

今日から機械のからだが手に入るのか~楽しみだな。

てつを

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