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ヘザウィック・スタジオ展 レポ

六本木ヒルズ、森美術館東京シティビューにて開催中の「ヘザウィック・スタジオ展〜共感する建築〜」へ行ってきましたー!


ヘザウィック・スタジオとは、トーマス・へザウィックによって 1994年ロンドンにて設立された、デザイン集団です。


建築や都市空間のデザインが最も有名だと思いますが、プロダクトや二階建てバス、そしてクリスマスカードまで…様々なデザインの展示が幅広くありました!


そのデザインにおける1番の特徴的モチーフは「植物」でしょうか。
私にはそんな風に感じられました。
最新技術を用いられながらも、そのデザイン性は常に自然との共存や原点回帰を彷彿とさせます。


ニューヨークのリトルアイランドの柱は、まるで大きな蓮が連なっているように見えるし、
中国の海南舞台芸術センターの屋根は、地形が隆起したように見える。

まるでそこに「始めから存在していた」ような、自然と一体となった建造物。


例えばガラスのお城のような、ものすごく整っている、美しい、人工的な建造物…ではない。
あえて不揃いで、少し不気味、非人工的にも感じる建造物…それは畏怖にも感じるような。


そう、私たち"人類"が、太古から本能に刻まれた自然に対する畏怖。


ヘザウィック・スタジオのデザインを眺めていると湧き起こるゾワゾワした感覚は、得体の知れない自然と対峙した時の恐怖心に近いものなのかもしれない、と私は思いました。


なんだろう…言うなれば、ジャングルの奥地を冒険してる時に目の前に突然と、
とてつもなく巨大な、石で積み上げられた家

とてつもなく巨大な、花
(どっちも高さ10メートルくらいでイメージしてください)

ギョッとして命の危機を即座に感じるのは「花」の方な気がします。

高さ10メートルの花とかそりゃもう怖すぎるでしょ…


そのような、人間が本能的に抱く非人工的なものに対する畏怖が、とても反映されているデザインに感じました。


だから人々の心に衝撃的な印象を残せるのかもしれない。
怖いもの見たさに近いかな。


"自然は人をリラックスさせますよね、木に囲まれたナチュラルなデザインって良いですよね"的な
一般的に自然をモチーフにする際の理屈とは少し違う意味で

このヘザウィック・スタジオは、自然の中にある神秘をこれでもかとモチーフにしていました。



そして実は今、「麻布台ヒルズ」なるものが都内に建設されているのを皆様はご存知でしたか?


その麻布台ヒルズ、ヘザウィックが手掛けているそうです!
2023年(今年!?)完成予定。
行きたい…!


そして展示のラストには、「スパン」という、コマのようにくるくる回る不思議な椅子に実際座れる体験スペースも。


これ、いい!笑
オフィスにバランスボールを置くのがブームになったりもしましたけど、次はスパンブーム、来そうですよー!


6/4まで開催中のヘザウィック・スタジオ展。
これは行って損は無いと思います!



https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/heatherwick/index.html



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