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【全ての土台はプレコンディション】

今日は

『全ての土台はプレコンディション』

について考察していきます。


私が鍼灸整骨院を
独立開業していた頃
猛省すべき土台の部分です。

正直あまり思い返したくない
ダークサイドの部分ですが
ひと皮ふた皮剥ける為に
必要な過程だったと捉えています。


昔の私はワンマン経営で
ある意味独裁者でした。

患者さんには
笑顔で優しく接していますが
スタッフには鬼軍曹として
厳しく指導していました。


開業時に金融機関からの
借り入れは一切する事無く
全て自己資金で賄っていました。

ゆえに
おかしなプライドがあり
構えた店舗を我が物感覚として
認識していたのです。


その驕り高ぶった傲慢な態度が
破滅の道に進んで行くとは
想像もしていませんでした。


自分が抱いていた信念は

「治療家は腕が良いと納得されるから
 治療技術を磨く事を追求するべきだ」


「素晴らしい治療を行って対応する事で
 患者さんは満足してリピートする」


「患者さんの痛みを取り除けさえすれば
 口コミで新患さんを紹介してもらえる」

etc

ただの自惚れでしかない
最低最悪の治療家です。


業種を問わず
多くの経営者が聞けば
開いた口が塞がらない
酷い考え方です。


上記の例で問題点は
下記の通りです。


腕が良いと納得するかは
患者さんが決める事であって
自分が判断する事ではありません。


素晴らしい治療を行ったからと言って
患者さんが満足する事には
全く繋がらないです。


患者さんの痛みを取り除いても
絶対に100%口コミして
もらえるか定かでないです。


全て自分基準の視点で
患者さんの視点に立って
発想していません。

さらに
スタッフは責任者の背中を見て
一挙手一投足の如く真似をします。


ミラーニューロンの影響は
良くも悪くも伝染するので
自分のあり方や行動が
鏡のように反射されます。

にもかかわらず
スタッフが失敗やミスをすると
目を吊り上げて怒る姿勢は
言語道断であり情けないです。


目の前の患者さんにフォーカスして
真剣に取り組む事は大切且つ必然です。

しかし
共に働くスタッフを蔑ろにして
自分は責任者として威張る事は
リーダーとして機能していません。


他人をリードする前に
自分自身をしっかり磨いて
強固な基盤を作っておく事です。

自分をリード出来ない人が
他人をリード出来る訳ないです。


まさに
セルフリーディングをしてから
全てが始まっていきます。


つまり

プレコンディション


です。

プレコンディションとは
(Pre-Condition)
前提条件の事です。

大元はマクドナルドによる

「利益のピラミッド経営法」

です。


「利益のピラミッド経営法」とは

利益(Profit)

売上(Sales)

マーケティング(Marketing)

顧客満足度(Q.S.C+V)

トレーニング(Training)

スタッフィング(Staffing)

前提条件(Pre-Condition)


土台からパーツを揃えて
積み重ねていく事で
利益が確実に得られる
仕組みになっている事です。

どれ1つ欠けても
真の利益は獲得出来ません。


私が躓いていた根本要因が

「プレコンディション」

です。


プレコンディションは
3つあります。

1.自己管理(セルフマネジメント)

2.時間管理(タイムマネジメント)

3.アピアランス(身だしなみ&コミュニュケーション)


家で例えるなら
基礎の部分です。

基礎が無ければ
どうなるでしょうか。

あり得ない事ですが
基礎工事を省略すると
柱や屋根を組みてても
軽い衝撃で崩壊します。


土台が出来ていないのに
利益を得ようと考える事自体
支離滅裂な思考です。

私のスタッフィングが
上手くいかなかったのも
全てプレコンディションが
出来ていなかった為です。


何かに引っ掛かって
前進出来ない時は
必ずその手前の段階が
仕上がっていません。

但し短絡的に1つの要因だけを
特定するのではなく
総合的に俯瞰して他の部分も
考慮する必要があります。


特に利益が出ないのは
売上(セールス)や
集客(マーケティング)が
弱いと決めつける事は危険です。

深掘りしていくと
もっと根っこの部分が
影響している場合があります。


プレコンディションの中でも
自己管理(セルマネジメント)は
1番最初に着手する
最優先事項です。

自己管理とは自分の
思考&感情&発言&行動を
マネジメントする事です。


つまり
「誠実性」を
一致させる事です。

例えば
仕事で苦手な同僚スタッフと
新規の販促会議をする場合


思考:苦手な同僚と提携するとは
   予想外の展開だ。

   しかし、やり方次第では
   上手くいく可能性もあるので
   アプローチを考え直そう。


感情:うわぁよりによって
   自分が苦手とする同僚ではないか。

   今日1日最悪な気分だよ。
   担当を変更出来ないかなぁ。


発言:◯◯さん、こんにちは。
   本日は宜しくお願い致します。
   
   久し振りにタッグを組んで
   取り組めるので楽しみです。
   最後までやり抜きましょう。


行動:◯◯さんの事は読めないなぁ。
   ちんぷんかんぷん過ぎる。

   苦手な行動様式を先回りして
   資料を配布したが無意味だった。


大袈裟な事例ですが
思考&感情&発言&行動が
一致しないと摩擦が起きて
ストレスが蓄積します。

誠実性を一致させる事は
かなり難しい事です。


難しいを言い訳にして
逃げたところで
余計に苦しくなるだけです。

仕事だけでなくむしろ
普段の生活で誠実性を
一致させるようにすると
軸がブレなくなります。


本音と建前を器用に使いこなすより
自分の思考&感情&発言&行動を
素直に表現するほうが自然体です。

他者に向けるのではなく
自分に向けて誠実性を
一致させるようにすれば
葛藤する事もありません。


どんな事においても
まずは自分自身を
セルフリーディングする事です。

プレコンディションを
整えていきましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。


追伸
あなたの
「プレコンディション」強化方法を
教えてください。

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