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【逃げたくなったら遠くに逃げる】

今日は

『逃げたくなったら遠くに逃げる』

について考察していきます。

タイトルを見ると

「えっ、逃げずに立ち向かうのでは」

「恐怖と不安は直視して
 受け入れるのではないですか」

「嫌な事は逃げても逃げても
 追いかけてくるのでは」

etc

疑問視されるかもしれません。


さらに

「矛盾と混乱で訳が分からない」

「一貫性を持たないのはおかしい」

「いったいどういう事なのか」

全て正論で主張を通して
理詰め好きな方からすれば
グギギっと苛立つかもしれません。


前回

『入口は暗いが出口は眩しい』

恐怖と不安は

「逃げても逃げても
 追いかけ回してくる事」

「逃げずに素直に受け入れて
 小さな行動を取り1歩を踏み出す事」

とお伝えしました。


確かにその通りです。


しかし、物事は

「陰と陽」

です。


絶対にどちらかに固定して
決めつける必要性はありません。

柔軟性を持って色々な角度から
視点を変えて俯瞰する事で
新しい発見が出来ます。


「陰と陽」の概念は

「白黒はっきりつけたほうが
 立場が明確で分かりやすい」

「どっちつかずではごちゃごちゃして
 スッキリしないからモヤモヤする」

「正解が見えないからイライラする」

etc

「二元論(二項対立)」が
大好きな方にとっては
腹立たしく感じる事でしょう。
 

最初の導入部分に関しては

「敵VS味方」の構成で

区別すると
行動しやすいです。


取り組み始めの段階では
一直線に突き進める意味でも
迷いが無くなります。


ただ永遠に対立様式を
取り続けていくと
分断して衝突が起きて
歪み合いだけが残ります。

それが今日の社会です。


摩擦や葛藤を感じている時は
虫眼鏡を細部にまで当てて
のめり込み過ぎています。

いわゆる
「近視眼的思考」に
なっている状態です。


周囲が見えなくなるくらい
集中出来ている側面もありますが

反対に
自分の考えや主張を正当化して
他者や周囲を攻撃していきます。


そんな時は考えを一旦保留して
空を飛ぶ鳥のように
遠くから眺めてみる事です。

つまり

「鳥瞰的観察」

です。


すると

「こんな盲点を見落していたのか」

「近付き過ぎてレンズが曇っていたなぁ」

「視野が狭くなると周囲も見えなくなるなぁ」

意外な氣付きがあります。


話を戻すと

「恐怖と不安を直視して
 逃げずに立ち向かう」

という解釈も出来れば

「恐怖と不安から距離を取って
 遠ざかってみる」

という見方も出来ます。


特に感情が不安定な時は
無理をしてまで
恐怖と不安に
挑む必要はありません。

むしろ
恐怖と不安を避けて
遠くに逃げる事です。

逃げたいと感じれば逃げます。


とは言え心の中で

「いや現実は中々そう上手く逃げられない」

「歯を食いしばり踏ん張って
 真っ向勝負しないと勇氣がない」

「逃げると弱腰でビビりの臆病者と思われる」

etc

「逃げる=意気地なし」

とネガティブに捉えています。


私自身も剣道しているゆえに

「逃げる」

「弱さを見せる」

「内向きに考える」

といった発想は正直避けたいと
思っていた程でした。


もちろん
限られた期限や空間においては
逃げていては何も成就出来ません。

クレーム対応や緊急事態状況下では
果敢に挑みます。


ずっと踏み留まって耐え抜く事も
進化向上には大いに役立ちますが
余程のドMな性格でない限り
いずれ心身共に支障をきたします。

臨機応変に対処する為に
「逃げるが勝ち」を選びます。

逃げるが勝ちとは
争わないで相手に勝ちを譲るほうが
大局的に見れば得策である。
                              goo辞書


極度に情緒不安定の時は
気分転換も兼ねて
遠くに逃げる事です。

要はヒーリングによって
癒しの時間を満喫する事です。


例えば

物理的に場所を
移動する場合

「いつもと違う地域やパワースポットに赴く」

「2~3日気兼ねなく旅行に出掛ける」

「大自然に囲まれた空気の綺麗な所に行く」


物理的な移動に
こだわらない場合

「アニメや映画を観て心を落ち着かせる」

「恋人やパートナーとスキンシップを取る」

「読書や音楽等を見聴きする」


他にも
肉体面&感情面&精神面で
カテゴリー毎に区分けしても
構わないです。


肉体面:ストレッチやヨガを行う
    トランポリンで心拍数を上げる

感情面:信頼出来る人にネガティブ感情を
    打ち明けて共感してもらう

    子供と遊ぶ

精神面:映画館や美術館に行く
    陶芸教室に通う
 

自分が心地良いと感じる
ヒーリングをする事で
良い意味で現実逃避します。

ずっと現実逃避するのではなく
固定した視点から一旦離れて
リラックスを行う事です。


「逃げる」という言葉だけで
色眼鏡をかけて決めつけると
心の余裕が無くなります。

『色眼鏡を外せば無限に飛躍出来る』参照。



ネガティブワードも
リフレーミングして
前向きに解釈すれば
神経質になる事はありません。

逃げたくなったら遠くに逃げて
たまには現実逃避してみては
いかがでしょうか。


肩の力を抜いて自然体で
楽しく進んで行きましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。


追伸
あなたの
「ヒーリング方法」

あるいは
「現実逃避」

を教えてください。

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