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「出会い、生まれる、じてんしゃ旅」 世界36カ国90000km を旅してきた自転車冒険家が、今回目指すのは生き 方の冒険。 財布を持たず、見通しを持たず、持つのはコーヒー… もっと読む
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2019年4月の記事一覧

ひとはシステムをまわすために生きるのか。

ひとはシステムをまわすために生きるのか。

左手にせまる山はどこか不揃いで、けれどそのまばらで色の濃さの違う緑がかさなりあう姿がかえって自分の心を落ち着ける。山の斜面に並ぶ瓦屋根がどこか懐かしい感じがする。右手に見える島には2基の風車がまわっていて、きっとあの先には祝島があるのだろう。

数年前にSNSで知った山口県・上関町。いつか訪れたいと思っていた場所。patagoniaスタッフから「上関」の言葉が出たときに、ピンとくるものがあって現地

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お互いの「たまたま」が必然になる理由

お互いの「たまたま」が必然になる理由

世界一周をしたあとしまなみ海道のサイクルツーリズムに関っている先輩を訪ね今治に来た。ここに前回来たのは東日本大震災の年だから8年ぶりになるのか。現在運営されているゲストハウス「シクロの家」を訪ねると変わらず人懐っこい笑顔の先輩がいた。

20分ほどのあいだに、お互いの空白の時間を埋めていく。
そこは何だろう、すでに信頼関係ができあがっているからというか、少々説明をすっ飛ばしたとしてもそこを埋めても

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