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君たちはどう生きるか-今だけの贅沢な体験に乗り遅れるな

いよいよ明後日にジブリの最新作君たちはどう生きるか、が公開されます。
公開に先立ち、内容の予想も書いてみましたが、

あれから2週間、流石に直前には少しは情報は出るのではと思っていましたが、全く出てきません。

劇場パンフレットもなし、という徹底ぶり。
これはもうすごいです。そもそも、普段映画を観ない人は映画が公開されることすら知らないんじゃないでしょうか。
当日の映画館のポスターにも声優なども書かれないんですかね。そうかもしれません。

この宣伝をしない、という宣伝、鈴木Pの作戦なんですね。映画を製作委員会方式で作って宣伝をじゃんじゃんかけて、ヒットさせるという近年の映画のやり方を立ち上げてきた、とNHKの記事で発露しています。

そこからの、逆転。これは凄いですね。
最近の映画は確かに、いかに予告編で面白そうに観客魅せるか、を競ってきました。
でも実は、観客はそんな宣伝に食傷気味です。
映画の予告編の見せ方もある程度パターン化していますし、ネットフリックスでも非常にクオリティの高いオリジナル作品を手軽に観ることが出来ます。予告編の見せ方もちょっとやそっとでは新鮮味はありません。サムネイルを少し眺めて、面白そうなのを観る、という習慣が根づいてしまいました。

もう、未知の面白さ、今回の映画は何なんだろう、という体験をすることはとても難しくなっています。

そんな中で今回の君たちは、です。
情報があふれる中で、何も知らないというエンターテインメントにはきっともう出会えないでしょうね。
おそらく、公開と同時に、情報が沢山出回るでしょう。一方で、ネタバレをしないように、みたいなムーブも起きるかもしれません。

何も情報を入れずに映画館でオープニングを観るまでの期待感は今だけの最高の贅沢です。ジブリだから出来る贅沢です。

どんな物語なのか、主人公の声優は誰なのか、主題歌は?音楽は?全部、観てから初めて分かるという体験を私達は出来るのです。

このムーブメントに乗り遅れるのはとても勿体ないですね!

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