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主体性、自律性において
銀行や大手スーパー、百貨店などで、頭髪・服装の自由化が進んでおり、11月からは多くの企業で解禁?されるようだ。言われなかったら気付かなかったかも知れないが、確かに昔の日本人形みたいな黒髪やダサイ?制服なども、あまり多くは見掛けないような気がする。区役所や市役所、行政の窓口でも、自由化が進んでいるように思える。

様々なアンケート等を見ると働く側からみれば、圧倒的に賛成の意見が多く、モチベーションの向上や気分転換など、何かに拘束される不自由差よりは開放されるようだ。一方で消費者側からすると一部や(特に50代?)高齢化に伴って反対の意見もあるようだ。それでも圧倒的に賛成の意見が多く、これらは頭髪・服装の自由化と、サービス産業として求められる「接客行為」とは関係の無いとの意見だ。

私も買い物やサービスを受ける消費者の立場として、普段買い物をしている環境下において特段に意見を持ち合わせていないが、元気で笑顔で接客してくれる接客態度は嬉しく思うし、不快な接客態度では、どのサービス産業に問わず市場から淘汰を問われる企業だと思われます。言い換えば、頭髪の色がどの色だろうが、服装が自由であっても、その自由さの方がセンスが問われるでしょうし、何よりも接客態度という「礼節」が整っていれば容姿なんて関係の無いこと思う。逆に、頭髪も真っ黒で制服着用も問題なく清楚なイメージではあるものの、挨拶の1つもできない定員は、ごめん被りたい。少し高くても、遠くても、二度と行きたくないものだ。こういう事を上司や会社は学んでもらいたいものだ。

個人的な意見とすれば(私も50代でありながら)、自由化は大賛成であるものの、一部の事業においては自主判断というか、一定の考慮が必要とは思われる。賛成の意見としては、企業によって「制度」や「規定」等がある以上、企業としても個人としても「責任」がつきまとうものです。自由化になれば自由だからと言って、「場」の「相応」「らしさ」という個人判断、つまり「自律性」が求められる「責任」を背負うことになります。
この自律性を養う意味合いでも、色々な言葉を耳にする機会もあるだろうから、個人の成長に繋がって行くものと思っています。言い方を換えれば、社会道徳が求められるので、ジャッジは社会だということだったり、その最小限は自分が地域(住んでいる街)だということです。

服務規程という科目があり、全てが規定通りに事が済まない場合もあるでしょう。例えば「遺族」に対峙する場面ではどうか、また、社会的立場とは言わず自らが「立場」として判断が求められる場面ではどうか。衛生面においても同様だろう。飲食店であっても厨房などでは、服装云々に関係無く、帽子や手袋等などが、義務付けられるでしょうし、など、デリケートな場面やエチケットを問われる場面に遭遇した場合の個人判断を教育してもらいたいものだ。(まずは自分からだけどね)

企業でも、社長は取締役が出席する経営会議、執行幹部で組織される役員会議などがあると思われるが、原色のトレーナーに大きなロゴが印字されている服装で出席するのはどうか、しかも経営者はスーツを着用しているのである。これらの会議に出席するぐらいだから、日常化でもそれなりのポジションにいると思われるが、お客様に対峙するかどうかではなく「姿勢」の問題と思われるし「道徳」という「思考」が問われると思う。また、彼らに指導を出す人にも問題があるだろうと思われる。

挨拶含め場面に応じて適宜判断(主体性)が求められる事だろう。その判断において「責任」を感じることが出来れば、任せて良いと思われる。

主体性と自律性を混同しているのをよく見掛ける。主体性は決して一人称を指すものではなく、企業単位の主体性もある。部署単位もある。チームや二人だけの主体性もある。一方で個人を対象にするのであれば、自主性や自律性(ココも使い分けた方が良いが)という言葉を使った方が良いだろう。意味合いが大きく異なって来るので、特にリーダーとして発言する際は気を付けた方が良いだろう。日本語は世界一難しいと言われる由縁は、言葉(漢字)個々に意味があるという事と、方言などで同じ同意語でも、呼び型が色々あるという事だ。決して辞書には掲載されていないかも知れないし、AIでは表示してくれないだろうが、言語にも伝統があるので上手く活用して行きたいものだ。

近所のスーパーにお気に入りのスタッフの女の子が働いている。一時期は「チーフ」として非正規社員などもまとめ上げる店長の次のポジションだろう。その子が寿退社をし、お産を終え、数年ぶりに再び働いている顔を見掛けた。もともとトッポイキャラだったのだろうか、頭髪の色もかなり今時で飛んでいる。乗っている車も飛んでいる。でも、大好きなのだ!今の方がその子らしくて益々応援したくなる。「らしさ」を失ってまで、生きる必要は無い。

その子がいるのは、平日の四時までだから、それまでに買い物に行くようになった次第だ。。。男ほど単純な生き物がいないような気がする。。。