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【開発・業務改善事例】エフェの開発のようす|2023年10・11月

エフェクチュアルのプロダクト開発部は「顧客に対して価値があるアップデートを高頻度で届けることができる開発組織」を目指しており、顧客要望をプロダクトに出来るだけ早く還元する取り組みや、不確実性に迅速に応えられる開発体制の構築に向けた継続的なチャレンジを強みとしています。

このスピード感や開発の空気感をお伝えするため、定期的に開発 / 改善を行った内容をまとめて、リリースノートとして公開することにしました。
これを読むことで当社のプロダクトやエンジニアチームの働き方、文化などを感じていただけます。

10・11月の動きまとめ

10月には大きく2つのアップデートを、11月には開発体制を改善し頻度高く16回のリリースを実施しました。

また業務改善では、「プロジェクトが計画通りに完了しない」という課題を解消し、「3名のエンジニアで月16回リリース」を実現させました。
詳細をご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。

機能追加

Hoshitornにてクチコミの更新履歴を見られるようになりました

クチコミが削除された場合

これによりGooglaビジネスプロフィールのクチコミと、それに対する返信の更新履歴をタイムラインで確認できるようになりました。

これまではクチコミが編集/削除されても分からず、Hoshitornから削除されたクチコミに返信をしてしまうなどエラーが発生することがありました。

ユーザーによって削除されたクチコミや編集前のクチコミを確認でき、トラブルの予防・対策が可能になります。

セッションタイムアウトを導入しました

このアップデートにより、毎日0時になると自動でセッションがタイムアウトするようになりました。

セッションタイムアウトの後にサービスを利用するためには再度ログインが必要になります。これによりセキュリティが向上し、より安心して使っていただけるようになりました。

その他のリリース(一部)

・アンケートで連絡先の質問を追加可能になりました
・アプリリンクの追従メニューの設置によりアプリ間の移動が簡単になりました
・クチコミ検索の際に都道府県で絞り込めるようになりました

業務改善

スプリント内でプロジェクトが完了しない課題の改善(続報)

9月の業務改善でスプリント内でプロジェクトが完了しない課題の改善について報告をしていました。
(詳細は9月のnoteをご覧ください。)

当時の取り組みで状況はかなり改善されていましたが、未完了のプロジェクトが次のスプリントへ持ち越しになる課題は完全に解消されていませんでした。

そこで下記のような取り組みを実施した結果、生産性が向上し、高頻度でのアップデートを実現できました。

  • スプリントを2週間から1週間に変更する

  • プロダクトバックログアイテムを適切な大きさに調整する

  • アイテム消化に向けたスケジューリングを強化する

  • 同時進行できる作業量に制限を設ける(WIP制限)

スプリントを短く設定することにより、スプリント全体を見通した計画を立てやすくなりました。
またプロダクトバックログに載せるアイテムを1週間のスプリントで完了できる大きさに分解し、翌週への持ち越しを予防しました。

スケジューリングについては、週の前半に難易度の高いアイテムに、後半に難易度が低い、もしくは調整のしやすいアイテムに取り組むように改善しました。

さらに、これまで複数のタスクがある際に、手詰まると他のタスクに手を出してしまうなどして、タスクが未完了のまま進行する課題が増えてしまう課題がありました。
タスクの切り替えには負担がかかり、コストになります。
そこで同時に進行できるアイテム数に制限を設けました。
わからないことはその時にしっかり解決し、タスクの後回しを減らすことで「タスクの完了」にコミットできるようになりました。

その成果もあり「完了したタスク」の積み上がりが加速しています。

赤線の傾きが大きくなっている

また最近では、毎週のタスクを全て完了させ、目標を達成できています。

タスクの進捗を可視化するバーンダウンチャート

このようにエフェクチュアルに合った開発体制の構築に向けて改善を続けています。
特に11月には計16回のアップデートを実施し、開発で大切にしている「お客様に高速で価値を届ける」を体現できるようになってきました。

今後もエフェクチュアルでは「再現性のある開発ができる不確実性に強い組織」の構築に向け、取り組んでいきます。


最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事では概要をお伝えしましたが、より詳しい話を聞いてみたい方はぜひお気軽にご連絡ください。


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