アラフィフ女子アル中タラレバ日記 入院③

こんばんは。アラフィフアル中のミーコです。
今日もよろしくお願いいたします。
旦那と別居中、父母と4歳の息子と同居してます。
無職。病院とハローワークの毎日。
老後みたいです。トホホ。
アル中だった赤裸々な日々を書きます。

入院生活の話。アル中精神病院、鉄格子で外も出られません。
部屋は共同、プライベートなんてあったもんじゃありません。
シーツは湿っぽくて、洋服も部屋干し。
家賃いくらの部屋に住んだらこんな生活なんだろうと思う日々。

で、暇な間にはプログラム。
プログラムがあると時間が潰れていいのですが、
退屈なんですよね。
その場所には、出席票を持ってみんなで整列していくという子供のような病院生活。
エレベーターまでの廊下も鍵でしまっているので
廊下にズラッと並んで出欠。
それからゾロゾロと並んでエレベーター待ちして4階に上がる。
ちなみに、入院部屋は2階でした。
階段で昇り降りすることもありました。

プログラムは、スクリーンを使って、
安ーいお尻が痛い椅子に座って行われます。
白黒のプリントも配られて。
ファイリングしてましたが、捨てちゃいました。
この時のためにとっておけば良かったな〜と
思う今日この頃。
お薬手帳なんていうのもありましたね。
毎日何かしらの薬を飲んでるんで、看護師さんたちがその度に配ってくれるんですよ。
で、間違えたりずるしたりしないよう見張られながら飲むんです。手渡しされて。
そのお薬手帳の表紙や裏も折り紙で切り貼りしたり、暇に任せてやってました。
私は苦手なんですが、そういうのめちゃくちゃ上手い人いるんですよね。
ネグレクトで入ってきた女の子が得意でした。
色鉛筆で絵を描いたりね。

そう考えると、そういうの全部子供の頃に
遊んでたことなんです。
子供の時にやってたことが役立つんですね。
私は全然ダメでしたね〜きっとあまりやらなかったんでしょう…  
兄が1人いるんですが、兄は得意だったんですよ。
才能とられちゃったかな、と。

プログラムの話に戻りますが、プログラムは退屈すぎて。お酒飲みたい人に飲むなって言っても逆効果ですよね。
それが、肝臓が悪くなるだの脳が萎縮するなどって勉強するんです。たまったもんじゃない。
飲みたくて飲みたくて仕方ないのに
そんなの頭に入ってくるはずないですよ。
みんな一緒でしょうね。
寝たりしてました。
プログラムは大体1時間程度で終わるので、それ以外は本当に暇。
外を眺めたって鉄格子だし、化粧道具だって持ち込まないし、洗濯だってあっという間に終わる。
ちなみに、洗濯機は共同で使うんですが、
私はものすごく潔癖症で嫌いなので、
下着とか手洗いしてました。
後はまだ4月で肌寒い季節だったんで、2、3日でローテーションして着替えしてました。

おしゃれする気にもなれないし、したって誰が見てくれるわけでもないですが、しないですよね。
おしゃれってやっぱり誰か見てくれるから
するんです。それを実感した入院生活でした。

ちなみにシャワーしか浴びれないんですが、
週に1回!いやいやいや汚いでしょ…
しかも、男女一緒の風呂場です。
足とか汚くて爪先立ちで立って、ウェットティッシュでベッドで拭いてました。
共同生活なんて私無理なんですよ。
コインランドリーだって使えないのに。
歯磨きもみんな一緒の流し台で、男な人とか汚いから食べ物のカスとか平気で落ちてる。
一生懸命、水で流しながら戦ってました。

でもね、お風呂週1回ってさすがに頭痒くなるんで流し台でシャンプーしたりするんですよ、
もう男性の目とか関係ないですよね。
ってか、そんな色恋沙汰してるようなロマンチックな場でもないですし。
適当な格好して適当にぷらぷら、空な目して
病院にいるので何にも気にならなくなるんですよね。
女もおしまいですよね、そうなったら。
まあ思い出してと切なくて抱きしめてあげたいです。

洗濯物とか、ベットサイドに部屋干しでね、
なんか生臭いし、ベッドのシーツも湿っぽくてなるし、本当にとんでもないですよ。
高い金払ってなんでこんなところにいなきゃいけないんでしょうね、
お仕置きってこういうこというんでしょう。
本当にアル中ってとんでもないですね。
悪いことしたわけでも、他の人と一緒のことしてるだけなのに監獄みたいなところいれられちゃうんです。本当やっかいですよ。
できることなら私もなりたくなかった。
そう思いますよね、今でも。
食事前のアペリティフと一緒に飲むシャンパン、美味しいお肉と共にいただく赤ワイン、
さっぱりとした魚と共にいただく白ワイン、
甘くて可愛らしいデザートと共にいただく貴腐ワイン、
繊細な盛り付けと共にいただく日本酒、
みんなとワイワイ騒いで飲む安っぽいサワーも、焼酎も、
暗くて洗練された空間で飲むウイスキーやバーボンも何もかもが羨ましい。
できることならあの頃に戻りたい。

それは今も変わりません。
強烈に思い出す過去があります。
でも、生まれ変わったと思って我慢するしかないんです。
今は我慢と感じませんが、まだまだ長い人生何があるかわかりません。
きっと強烈に飲みたくなって飲んじゃう日があるでしょう。
アル中用語で再飲酒してしまうことをスリッパ、といいます。
ちなみに断酒中はソーバー。
ソーバーはしらふの、という意味です。
ソバーキュリアス、という本も出てて今最近の若い子には流行っているみたいですね。
年寄りが変わってしまったと嘆くわけですよ。

あぁ…また長くなってしまいました。
今日もお付き合いくださりありがとうございます。
明日はPR・広報時代の話に戻りましょうかね。
色々と思い出がよみがえります。
ではでは、また。

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