見出し画像

2歳になった息子へ

今日6月3日で、息子たむ(通称)が2歳になった。

2年前の6月3日(土)午前5時28分、元気な産声をあげて生まれてきた息子は、いまでは「イヤイヤイヤ」と時に絶叫して、着替え、食事、お風呂などを全力で拒否してくる。いわゆる、イヤイヤ期に入ったようだ。

予想よりも不機嫌レベルは激しいし、一度泣き出すとコントロールができなくなる。イヤイヤが本格化し始めた2週間ほど前から、育児のハードルは数段上がったように感じる。

「ぶーぶー、あった」(車のおもちゃがあった)など話せる単語の数は増えて、2文で表現できるようになりつつある。でもまだ思ったことを上手に伝えられない。そんな苛立ちもあってか、たむとしてはストレスが溜まるのだろう。物や食べ物を投げることもある。悪いマナーは放っておけないのでときには厳しく叱るし、手を焼くことは多いのだけど、根本的にはたむのことが可愛くて、愛しくて、たまらない。

いまこのnoteは、たむの産声を聴きながら書いている。これまでの2年間は、決して楽しいことばかりではなく、悩んだことがたくさんあった。妻の心身の変化への戸惑い、家事・育児をたくさんするために働き方を変えたこと、仕事や収入への不安、想像以上に感じた育児のストレスなどだ。

気持ちの切り替えがうまくできず、子育てに疲れてしまったこともある。でもその度に、僕はたむの産声を聴いて、パパになった初心を思い出してきた。

立ち会い出産のとき、とっさにスマホを取り出して録音した10秒ほどの音声は、僕を何度も勇気づけているのだ。

僕はたむのパパだ、パパなんだこんな可愛い息子を命がけで産んでくれた妻にありがとう

産声の音声を耳にするたび、忙しい日常では忘れてしまいそうになる息子と妻への愛情と感謝の気持ちを強く持ち続けられた。

現在進行形で育児での戸惑いはあるのだけど、楽しいことも相当にある。

生まれた日のことはもちろん、はじめて離乳食を食べたとき、初めて寝返りを打ったとき、初めて「パパ」「ママ」と言ったとき、初めて一人歩きしたとき、初めて「わんわん」「にゃんにゃん」などと言ったときなど、たむの成長の瞬間を目の当たりにできたことは幸せだ。彼の成長に立ち会うたびに、僕は嬉しくして仕方がなかった。

(猫のことを「にゃんにゃ」と呼ぶ。サンリオピューロランドに行った時、キティーちゃんの風船を見て「にゃんにゃ、おっきい」と大喜びしていた)

夜中に何度もミルクを欲して、眠気まなこをこすりながらキッチンでミルクをつくっていたときが、なんだか昨日のことのように思える。いまではミルクではなく、大人顔負けの量の食事をとっている。好物は、黒豆や切り干し大根で、ムシャムシャと食べている。なかなかに和風好みの男に育った。

たむに僕は伝えたい。

生まれてきてくれてありがとう!そして、2歳おめでとう!
パパはあなたと一緒にいられて、幸せだよ。

30分以上激しくギャン泣きされるとちょっと疲れるけどね…。
でもね、パパはとっても大好きなんだよ。

あなたと手をつないで、近所の公園を歩くときは嬉しくて、嬉しくて、「ああ、パパになってよかった」と思うんだ。
もちろん、パパになってよかったと思えるのは、公園を歩くときだけじゃないよ。

あなたの隣で同じ枕に頭をつけて一緒に寝るとき、お風呂に入るとき、ごはんを食べさせるとき、歌番組を見て歌うとき、トミカのミニカーで遊ぶとき、保育園の送り迎えで車や動物を見るときなど、挙げればきりがない。

パパはね、あなたが生まれてからたくさんの幸せも戸惑いも感じてきたよ。
でも、幸せにしろ、戸惑いにしろ、あなたが生まれてきてくれからこそ感じられたことだって、喜ばしく思うんだ。
これからもパパは、あなたとたくさん過ごしたいな。
あなたとママと3人で過ごす日々は、パパの宝物だよ。


ご支援をありがとうございます!いただいたサポートは、子育てをテーマにした企画や取材費に充てさせていただきます。