見出し画像

「おれ、HSPでACなんです。」それが分かってから世界が変わった話

99記事目。
このnoteは、自分についての告白。
今まで言語化したことがなくて、うまく伝わるか分からない。
けど、なるべくおれのことを知ってる人には見てもらいたいなと思っている。だから、勇気を出して記事という形で告白することにした。

そして、告白は二つあり、そちらの記事も現在執筆中。
そっちの記事もぜひ読んでほしい。

普段あなたにとって、おれの存在感そんなにないかもやけど、この記事だけはどうか読んでほしい。

HSP

まず始めに、
HSPってのは、Highly Sensitive Personの略であって、最近「繊細さん」と呼ばれる人のこと。

これは病気ではなくて、人の性格に近い言葉なんです。
聴覚や視覚などの感覚が生まれつき敏感なために、周りの刺激を受けやすいんです。だから、人以上に疲れやすく、影響を受けやすいので、内向的な性格になることが多いそうです。

実は、おれ自身この言葉に行き着いたのは最近のことなんです。

・HSPに行き着いたきっかけ

人によっては意外かもしれないけど、ぼくはかなりのネガティブ思考で、頭の中には常にネガティブな考えがあって、良いことがあってもそれを汚すかのように絡みついてくることがありました。

だから、自分に自信を持てなくて、ひどい時は自己肯定感は底をついていたりします。
高校の時は特にひどく、テストが行われるたびに自信を失くしていき、周りからテストの結果でバカにされることが怖かったりしました。その結果、いつも心の中で「自分はダメな人間なんだ」「自分には価値がない」と自責の念に駆られていました。

画像1

これを何とかしたいと思い立って、大学に入ってから「自己肯定感のあげ方」を勉強することにしました。その過程で、自己肯定感を下げる原因を分析してると、自分は意外に刺激に対して過敏だということに気づきました。

例えば、講義中にひそひそ話が聞こえると、もうその時間の集中力は根こそぎ奪われて、「あぁー、もうダメだ…」となってしまいます。
また、自分の体に触れられるとびっくりしてしまうし、抵抗感があるんです。だから、スキンシップ程度でもハードルが高いので、自分も相手を触るのに抵抗があるんですよ…。
あと、相手からしたら何気ない一言でも心の中にずっと引っ掛かっていたりもするんです。

画像2

こういったことで人よりも疲れてしまい、人よりもパフォーマンスが悪いこともよくありました。それで、「なんでこれくらいのことも出来ないんだろう…」と追い込んでしまうことが自己肯定感を下げる原因になっていたことにも気づきました。

そして、こういった特徴を持っている人たちのことを「HSP」と呼ぶことに辿り着きました。

また、この他にもHSPには「共感性が高い」「些細なことも情報と捉える」などの特徴があります。

「共感性が高い」は、相手の感情に対して共感してしまうため、相手が怒られているとまるで自分も怒られている気分になるそうです。
「些細なことも情報と捉える」は、普段なら誰も気にしないことも気になってしまうそうです。

ぼくは二つとも当てはまりました。
実際に同じ空間内で誰かが怒っているだけで、気力が削がれてしまいます。
そして、人の立てる音に過敏に反応してしまうこともあります。

ぼくには弟がいるので4人家族なのですが、ぼく以外の3人はかなり気分にムラがあるんです。なので、誰かがピリピリしているとそれを察してしまったりしますし、その延長で物音が激しくなると過剰にビックリしたりしてました。

・HSPのタイプ

さらに、調べていくとHSPにはいくつかのタイプがあり、人によっては複数タイプに属する人もいるそうです。

ちなみに、ぼくのタイプは「HSS型HSP」と呼ばれるもののようです。
HSS型HSPは、繊細にも関わらず刺激を求めて行動する傾向があるそうです。しかし、中身は繊細なので一人になる時間が必要になるんです。
なので、普段周りにいる明るい性格の人の中にも、HSS型HSPの人がいるかもしれませんね。その一人がぼくです笑。

他にもHSS型HSPにはこんな特徴があるそうです。

・新しいものが好きで飛びつくが、すぐに飽きてしまう
・外に出かけるのは好きだが、人混みや騒音などで帰ってからぐったりしてしまう
・周りからは明るく社交的で元気と言われるが、実はそうではない
・周りからは落ち着いていると言われるが、実は心の中で焦っている
・初対面で打ち解けるのは得意だが、だんだん疲れて距離ができる
・大胆な行動をとるわりに、些細なミスを引きずってしまう
・好奇心旺盛ではあるが、常にどこかで警戒している
                          ーcoelogより引用

これらはあくまで一例ですが、これらの特徴と自分を照らし合わせて納得することが多かったんです!

結構色んな分野に興味を持つのですが、長続きしないのが常です…笑

画像3

そして、上の特徴を見て気づいた方もいるかもしれませんが、このHSS型HSPの特徴は、「両極端な性質を持っている」ことなんです。
そのため、HSS型HSPの方は「生きづらさ」を抱えている人が多いそうなんです。しかも、HSS型HSPは人口の約6%しかおらず少数派になるため、中々理解してもらえないそうです。

・HSPを理解してから

正直、ぼくも「生きづらさ」を感じることがありました。
特に大学では活発に動き回ってたくさんの人が所属する団体にも参加してましたが、途中から疲れてしまっていて、だんだん嫌になっていました。

そんな自分に自己矛盾を感じてました。
まるで、自分の中に2人分の人格があるような気分でした。

1つの人格は自分から話しかけることはなく、大人しい自分。
もう一つの人格は自分からどんどん話しかけていく、活発な自分。

時々、どっちが本当の自分なのか分からなくなりました。

しかし、ある時閃いたんです!
「あれっ、1人で2人分の人格ってお得じゃね?」って!
人格は1人1つが基本ですが、それがおまけでもう1つついてきたんです!
買い物ならお得な気分ですよね♪

それに気づいてから、自分なりに考え方の工夫を凝らし、何度も癖付けられるようにしました!
その結果、「社交的な自分」と「内向的な自分」の人格に分けることが出来るようになりました!(これを書くと厨二病的かもしれませんが笑)

正直結構書き方は迷ったんですが、これがベストな気がします笑
別にジョジョのスタンドを会得したとか、ジキルとハイドみたいになったという訳ではないんです。ただ、両極端な自分を受け入れてあげて、「どっちの自分も自分自身」と思えるようになっただけなんです。

画像4

そう思えたことで、集まりの中で疲れ始めても、
「そろそろ疲れる時間よな。息ついても良くない?」と
内向的な自分が呼びかけてくれて、
みんなから視線を外して休憩したり、少しその場から離れられるようになりました!

その考え方をさらに発展させて、「主観的な自分」と「客観的な自分」にも分けることが出来て、少し熱くなっている自分に冷静な自分が声をかけてあげられるようにもなりました!

これらの気づきは、自分自身を助けてくれて成長へと導いてくれる結果となりました!
もし、同じくHSS型HSPで悩んでいる方の参考になれば幸いです!
まだ、ぼく自身も悩んでいるところがあるので、そこに対する対処法も教えて下されば嬉しいです!(他人との距離感とか)

このようにHSS型HSPの特徴に気づけたことで、さらに思いついたこともあるんです!
これはまだ実践準備中ですが、成功すればかなり面白くなりそうです!
この話は次の記事でしますね!

AC

次は、ACについても話します。
ACはアダルトチルドレンの略。

アダルトチルドレンは、「家庭内でのトラウマを抱えて大人になった人」を指します。

特徴としては、タイプごとに分かれていますが、「自尊心の低さ」が共通しているそうです。

また、家庭内のトラウマは様々で、身体や精神への暴力や過度な期待,ネグレクトなどがあげられます。

・冷えた家庭

実は、うちの両親はぼくが中学に入った頃から関係が悪くなり、修復しては悪化を繰り返していました。そしてついには、互いにろくに口を利かなくなりました。必要最低限のコミュニケーションに留めて、それもメッセージやメモでやり取りしていました。今もそのままです。

画像5

時には、ぼくに双方の伝言役を任せることも多くありました。そうなれば、相手への愚痴をぼくが受けることになります。
だから、両親よりも負の感情や愚痴を2倍受け取っていたんです。(それ以上かも)

家の中の空気の悪さに加えて、両親二人分の負の感情を受け取っていたので、HSPでもあるぼくにはでしかありませんでした。
本来は安らげる場所である自宅に、居場所を感じられなかったんです。

逃げられるなら、逃げたかった。
けど、その時のぼくにそんな選択肢はなく、「どうにかして関係を修復しないと…」と考えるようになりました。
そのために、考えられる手は尽くしましたし、祖母や親戚の力を借りたこともありました。ですが、全て水泡に帰しました。
挙句の果てには、「余計なことせんといて」と言われる始末。

一度、受験期間の際に両親にこう伝えたことがありました。
「正直この時期はおれ自身も大変やから、コミュニケーションは二人自身で取ってほしいし、おれに愚痴を言うのはやめて欲しい」
すると、二人は「分かった」と了承してくれましたが、数日経つとぼくに言伝を頼んだり、愚痴を言っていました。
ただでさえ、受験のストレスは重いにも関わらず、当時のぼくは家庭内のストレスも抱えて挑むことになってしまいました。

画像6

そして、受験が終わっても二人の板挟みになり続ける日々が続きました。
ひたすらに相手への愚痴や決めつけを聞かされていたため、自分のことを話す余地もありませんでした。

おれだって辛かった。
色々あったのに、それを話す余裕がなかった。

そのまま大学受験のシーズンに入ったので、また両親にコミュニケーションについて頼むことにしました。
そしたら、母からは「大したストレスちゃうやん」と言われることに…

その経験があってか、心のどこかで両親を信頼する気が薄らいでいきました。
「うちの両親はおれを助けてくれる存在ではない」と。

けど、学費や引っ越しなど、いやそれ以上にこれまでとても多くお世話になってきたこともあって、憎むに憎み切れずずっと苦しい状態が続いています。

・家に居場所を失くした

ぼくには弟がいるので4人家族なのですが、ぼく以外の3人が機嫌にムラがあるため、前触れなく機嫌が悪いこともあります。こちらから話しかけた時にキレ気味に返されたり無視されたりすることがよくあります。

また、家に帰ってきた途端から機嫌が悪いことが多く、いきなり怒られることもありました。
そういうことが怖くなって、家の中では挨拶をしなくなりました。

そんなこととHSPでもあったのということで、相手の機嫌を損ねないようにと先回りして家事をやるようになりました。特にコロナ禍は「大学生は暇やろ」との認識なので、家事をやってないと怒られることもありました。就活や課題もありましたが、それを言っても無駄な気しかしないので、言うのを止めてました。
あと、顔つきと一言目で相手の機嫌を察するスキルが身につきました。
そのため、内心ではいつもびくびくしながら家で過ごしてました。

それに、弟と母が気が合うようで二人で仲良く話しているのを見ると、「おれがいないほうが家族が成立するんちゃうか?」なんて思ってしまうこともあります。
もし、それが本当なら、おれは帰省することはないかもですね。
居ても辛いんで。

・ACに辿り着く

そんな中、ニュースで「アダルトチルドレン」の話題があがっているのを見かけました。ニュースを見る前のイメージは、失礼ながら「子どもっぽい大人のことを言ってるんだろうな」と思ってました。

しかし、ニュースを見てアダルトチルドレンを知っていくと、
「もしかして、おれもアダルトチルドレンなのか…?」と思うようになりました。そして、調べていくうちに自分がACであると確信するに至りました。

ACは複数のタイプに分かれていて、ぼくは家の中でいない者のように振る舞う「ロストワン」と、家族の世話をして支えようとする「ケアテイカー」の特徴がありました。

画像7

画像8

また、ACの発症は、「親子関係や養育環境」が起因しているんです。
(一部、自身の先天性の性質によるものもあります)
これには機能不全家族だったり、親からの暴力などが含まれます。

そして、このACは病院での治療が確立されていないので、処方箋で治療出来るものではありません。なので、カウンセリングなどを通して、「自分と向き合うこと」が治療法とされています。

ぼく自身もACとの付き合い方はこれから検討していこうと思っています。
早く自分を縛りから解き放ってあげたいですね。

自分に関する初めての告白を通して

改めて、自分のことを伝えるというのは難しいということを痛感しました。
学校や就活とは違って、文量も伝え方も自由なのがかえって難しかったですね…。
上手く伝えられている人が羨ましいです。

最後に、あなたに伝えておきたいことがあります。
ぼくが、「HSPとAC」であることを告白したからといって、
あなたに何かしてほしいなどという要求をするつもりは全くありません。
ただ、あなたに「HSPとACというのがあって、世の中にはこういう人もいるんだよ」ということを知ってもらいたかったんです。

だから、これからも変わらずぼくと接してくれると嬉しいです!

次の記事でいよいよ、100記事目になります。
次回のテーマは、引き続き告白シリーズで「ぼくの過去」について書いていきます。
この記事も、「HSPとAC」と同じくらいに読んでほしい記事なので、ぜひ読んで下さい!

5000字を超える長文でしたが、読んでくださりありがとうございました!


この記事が参加している募集

スキしてみて

あなたのサポートがぼくの執筆の力になります!本当にありがとうございます!