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人間万事塞翁が馬

表題のことわざは
「幸運から不幸に、不幸から幸運にいつ転じるかわからないので、一喜一憂する必要はないということ」、辞典オンライン ことわざ辞典に依れば、このような意味である。心配性の私にとっては非常に心地良いことわざである。

改まって考えてみると、「馬鹿」という漢字は馬と鹿という感じから構成されている。この言葉は、元来、史記から派生しているようであるが、ご興味のあるかたは検索して頂けたら興味深いであろう。実際に馬鹿という種の鹿も存在するようである。

実際、馬の知能とはどのようなものであろうか。IQはホモ・サピエンスのみに適用するものであるようだが、人間と比較したら二三歳児のものとほぼ同等、という意見をどこかで読んだ記憶もある。ご存知の方がいらしたらご教授頂けたら嬉しい。

本日は清々しい天気になったので、動物の写真を撮りに近所の公園に出掛けてみた。週末なので動物も休暇を取っていた為か、あいにく、ポニー、羊、山羊の姿は見当たらなかった。その代わり、普段よりも多くの馬を見掛けたので、しばしの間、一緒に哲学をさせて頂いた。


馬が合う (気が合うこと。相性がいいこと)


お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ  (恋の病は、医者の出す薬や温泉でも治せないというたとえ)


女房百日、馬二十日 (どんなものも、はじめのうちは珍しがられるが、すぐに飽きられてしまうというたとえ。妻は百日、馬は二十日もすれば飽きてしまうという意から)


毛を見て馬を相す  (外見だけで物事の価値を判断することのたとえ。毛並みだけを見て馬の値打ちを判断する意から)


牛は牛連れ、馬は馬連れ  (同類は同類同士で集まりやすく、その仲間同士で物事を行えばうまくいくということ)


馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない  (その気のない人間は、周囲がいくら心配したり気をもんだりしても無駄であるというたとえ)


馬には乗ってみよ人には添うてみよ  (いい馬かどうかは乗ってみないとわからないし、人間の善し悪しも付き合ってみなければわからない。何事も自分で経験して確かめないとわからないということ)


馬に乗るまでは牛に乗れ  (高い地位につくためには、まず低い地位で力をつけよということ。また、最善の策がとれない時は、次善の策をとれということ。 馬は牛よりも速いが乗るのが難しいので、ひとまず牛に乗って練習せよという意から)


千里の馬も伯楽に会わず  (有能な人も、その真価を見抜いて能力を引き出してくれる人とはなかなか出会えないということ。「千里の馬」は、一日に千里も走れるほどの名馬。転じて、優れた才能の人物。「伯楽」は牛馬の良し悪しを見分ける名人のこと。転じて、人物を見抜いて、その才能を引き出し育てる優れた指導者のこと)


火事場の馬鹿力  (切迫した状況に置かれると、普段なら考えられないようなすごい力を発揮するということのたとえ。火事の時に、ふつうでは持ち上げることのできないような重い物を動かす力が出ることから)


ご訪問有難う御座いました。
各写真に付けさせて頂いたことわざは全て冒頭のサイトからお借り致しました。

「馬」を含む故事・ことわざ・慣用句一覧 (jitenon.jp)


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