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それでも今を生きてゆく【人生エッセイ】

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長年の接客業の経験から、また心理学から考えた生きること、人生についてのエッセイです。
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#人生

二人の大切な時間。

「私が原因じゃなかったのだけど、お客さんにひどく叱られたんだよね」 珍しく奥さんが、ひど…

青木詠一
3年前
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Re: それでも彼は歌っていた。

もう、遠い昔のこと。 でも彼のメロディは、まだ、心に流れている。 教えてくれた大切なことも…

青木詠一
3年前
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Re: リトルターンと影の存在。

それぞれに見えないものがあって、それぞれに見えるものがある。それは人生でとても大切なこと…

青木詠一
3年前
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そうして悩みは消えていって、次の悩みが僕らに生まれる。

どうして悩みは尽きないのだろうかと思う。ある悩みがそれとなく解決しても、また次の悩みが生…

青木詠一
4年前
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夢は叶うより実るほうがいい。

イラストレーターになりたいと思っていた。イラストに言葉を添えて、本を出したいと思っていた…

青木詠一
4年前
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死を想うことは、生きるを想うこと。

死に方を時折、想うことがある。いや、違うんだ。別に死にたいわけではなくて、むしろ、その逆…

青木詠一
4年前
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辛い過去は変えてしまえばいい。

過去の記憶は随分と曖昧なものだなぁと思った。 先日、ドライブしていたときに、道の駅を見つけて、確かここに美しい海が見える高台があったことを思い出し、立ち寄ったのだけど、そんなものはなかった。それが別の道の駅だったことが後になって分かり「過去の記憶って違うんだな」と思わず苦笑いしたのだった。 そんなとき、あまり関係はないのになぜか、こんな過去の辛い出来事を、ふと思い出したのだった。 昔、私は短期間だったけど、関連会社に出向していた頃があった。関連会社と言っても、仕事のやり

自己肯定感は上げなくていい。

自己肯定感は上げなくていい。 なぜかふと、そう思った。 いやいや、上げたほうがいいに決ま…

青木詠一
4年前
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お返しをする人生。

久しぶりに映画を見た。先日、番組表をテレビでたまたま見ていたら、ん?と思った。ロバート・…

青木詠一
4年前
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忘れてしまおう、ということ。

サービス業の私の休みのほとんどが平日だ。週末の忙しさに体も心も疲れ果て、それを癒す私の手…

青木詠一
4年前
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がんばれない時というものがある。

がんばれない時というものがある。 ネットでは、ポジティブな言葉があふれている。それでも歩…

青木詠一
4年前
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秋の花と最後の贈り物。

よく晴れた秋空の下、奥さんと車に乗っていると、田んぼ近くにたくさん咲いた黄色い花を見て、…

青木詠一
4年前
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嫌いと言われても嫌わないために。

眠れぬ夜の時間の中で、しばらく天井を見つめていた。 この頃、私に冷たい態度をとる人に気づ…

青木詠一
4年前
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人であふれた病院でのこと。

仕事で腕がとても痛くなった。仕事にならない。少し動かすと激痛が走る。仕方がないので病院へ行った。その病院は久しぶりに行ったのだけど、受付に行くと、早朝だったにもかかわらず、待合室には、すでにたくさんの人であふれていた。 そこは大きな病院ではない。確か1年前くらいに受診したときは、人はこれほど多くなかった。受診もわりとスムーズにできた。少し不安な気持ちで慌ただしい病院の中、受付の女性に「初診なんですが・・」と久しぶりに診察券を出しながら言った。 「予約はされてますか?」と聞