・英和対訳 神道入門 - 山口智・自由をいかに守るか ハイエクを読み直す - 渡部昇一・日本の方言 - 佐藤亮一・英語学の基本 - 岡野哲・武士道に生きる -川口泰英・日本語力と英語力 - 齋藤孝+斎藤兆史・文章読本 - 三島由紀夫・三島由紀夫 未発表書簡 -ドナルド・キーン氏宛の97通- 三島由紀夫・日本人のための日本語文法入門 -原沢伊都夫・現代語訳 美術真説 -アーネスト・フェノロサ・津軽(弘前)藩まるわかり-青森県史跡めぐり1- ㈱サンブラッソ・エイティーブイ編著 工藤大輔 協力・インテリジェンスで読み解く 米中と経済安保- 江崎道朗・安倍晋三 回顧録 -安倍晋三・三島由紀夫 薔薇のバロキズム -谷川渥・Sherlock Holmesの英語 - 秋元実治・明治天皇を語る - ドナルド・キーン・デモクラシーの要素 - 新渡戸稲造・三島由紀夫紀行文集 - 三島由紀夫(佐藤秀明 編)・バロック美術 - 宮下規久朗・テムズとともに 英国の二年間 - 徳仁親王
洋書 ・Painting As A Pastime - Winston S. Churchill・Business Is Good〜F. Scott Fitzgerald, Professional Writer〜 - James L. W. West・Letters For The Ages- The Private and Personal Letters of Sir Winston Churchill - Winston S. Churchill (edited by James Drake and Allen Packwood)・Renaissance - Andrew Graham-Dixon・Irreversible Damage - Abigail Shrier・Some Unfinished Chaos-The Lives of F. Scott Fitzgerald-- Arthur Krystal
短編 ・Dice, Brassknuckles & Guitar - F. Scott Fitzgerald・雨の中パリに死す(バビロン再訪) - フィッツジェラルド・ある作家の午後 - フィッツジェラルド・泳ぐ人たち -フィッツジェラルド
・自由をいかに守るか ハイエクを読み直す- 渡部昇一 ハイエクの「隷従への道」を渡部昇一が解説した書籍。 国や経済は、過剰な規制や国家による不必要な介入ではなく、自由によって繁栄するという事。全てを国任せにすると自由が失われ、隷従になってしまうという事。行き過ぎた福祉国家政策は実は不自由であるという事。 渡部昇一が解説してくれているハイエクの主張は、そんな事に気づかせてくれます。
・日本語力と英語力- 齋藤孝+斎藤兆史 日本語や国語力についての本を執筆してきた斎藤孝と英語に関する本を執筆してきた斎藤兆史による対談。外国語を学ぶ際、まずは母語での思考力や母語を使いこなす国語力が大事であるという二人の意見には大いに賛成ですね。また対談ではコミュニケーション重視への転換についての懸念も述べています。 私見になりますが、最近の語学学習界隈では言語を「学校で習う表現や言葉」と「ネイティブスピーカーが使う表現や言葉」と極端な形で分けて、前者についてはあたかも学校で習う大半の表現が不自然で、後者こそ「本物」であるかのように印象付けています。特にSNSで投稿されている画像・動画等ではこの傾向が見られますね。 しかし「ネイティブスピーカーが使う」と称されている表現の多くが口語的だったり、場合によっては俗語だったり、極一部の若者しか使わなかったりします。 そして学校で習う表現も必ずしも不自然であるとは限らず、状況・場面によっては使う人が少なくなかったりするのです。 しかし画像や短い動画という形式で、しかも内容よりインパクト重視のSNS投稿では表現における文脈やTPOに関する説明や概念が軽視されてたり、抜け落ちたりしています。 学校で習う基礎の軽視、土台となる母語での思考力の軽視、そして「スラング(俗語)・若者の中でも一部の人や界隈しか使わない若者言葉・くだけた表現だけが言語として自然」という誤った認識こそ、過度なコミュニケーション重視の弊害ではないかと思います。
・三島由紀夫紀行文集- 三島由紀夫(佐藤秀明 編) 東京都美術館で開催されていた「永遠の都 ローマ展」を11月下旬に観る機会がありました。この企画展では、カピトリーノ美術館所蔵の貴重な作品が展示されていましたが、三島由紀夫がイタリアなどを訪れていた事、特にカピトリーノ美術館にも足を運んでいた事を思い出し、再びこの紀行文集を読んでみました。前半は「アポロの盃」で、後半はその他の紀行文が収録されています。「アポロの盃」ではやはりカピトリーノ美術館についての記述があり、私がローマ展で見た「カピトリーノのヴィーナス」像(像そのものは企画展で本邦初公開)についての記述もありました。
・テムズとともに 英国の二年間- 徳仁親王 天皇陛下は皇太子時代に英国のオックスフォード大学に留学し、留学記を執筆されました。その留学記は学習院より刊行されましたが、30年ぶりに復刊しました。貿易におけるテムズ川のかつての役割について研究され、それに至った経緯、研究の概要、当時の英国の様子、学生生活の思い出、英国生活の思い出が綴られています。