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「武士道に生きる」を読んで

こちらの本を読み終えました。
「武士道に生きる 新渡戸稲造が説いた日本の精神」(川口泰英 著)

武士道に関しては、新渡戸稲造の原文(英語)や執行草舟の本を読んできましたが、こちらの本は新渡戸稲造記念館ボランティア共創郷土が発行し、弘前の北方新社が出版した書籍です。

現代は長期的な国・企業・社会のあり方ではなく、目先のお金や損得勘定が目立ち、基本的人権の範疇を超える権利主張や人権ビジネスが横行しています。でもこれらは日本という文明社会を築き上げてきた価値観とはかけ離れているのではないかと思うのです。ついでに日本だけでなく、欧米の古典的自由主義思想やルネサンス以降の啓蒙主義ともかけ離れていると思います。

「義・勇・仁・礼・誠・名・忠・克己」の考え方は、現代の歪みから抜け出すためのヒントとなり得るのではないでしょうか。そしてその考え方を一人ひとりが体現する事により、より良い社会が築き上げられるのではないでしょうか。

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