クリティカルシンキングとはユーモアセンス ークリティカル進化(シンカー)論を読んで
著者によれば、ユーモアセンスというのはクリティカルシンキングによるノンクリティカルシンキングのウォッチングであり、著者が言う通り、本来的に「クリティカルシンカーはユーモラス」とのこと。
得えてしてクリティカル思考とは決して「斜に構える」と思われるが、実はそうでなく「斜めからも見ようとすること」だと思う。つまり人間性やスタンスなのではなく、より物事の本質をとらえようとする力である。
本書はこの「斜めから見る」とはどういうことなのか、を非常にわかりやすく解説してくれている。やや全体の構造がわかりにくいという欠点はあるにしても、個々の議論や会話のレベルを一段階上げる重要な思考法を簡潔に把握することができる。何よりOL進化論を使うという非常に意欲的な作品であり、やはりとてもユーモラスである。
▼以下面白かった箇所
以上
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?