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自作自演の「可哀想な私」が、「人のせい」にした末路

世界に啖呵を切っていた。
ここ最近、この5年間を振り返っていて、ああ、わたしは、
自分の「怒り」を「どうにかしよう」として、世界に、自分を認めさせようとして、世界の「普通」から外れたことを思い切りエンジンふかしてやってみせ、
「ほら、世界は間違っていただろう?」「文明を発達させたことを悔い改めたらいい」と、世界にアンチテーゼを唱えて刃を突きつけていた。わたしをこんな風にした世界に叩きつけて、わたしがしたことを認めさせようと躍起になっていたんだろう。

幼き頃の傷由来の復讐と怒り。
そう、それは普通のサラリーマンの家庭に育ったわたしの幼き頃
父に構ってもらえなかった、欲しい愛情を母からもらえなかった。
という傷をいまだに握りしめていて(なげ〜。)(そして父も母も頑張っていたのに・・・)可哀想だったわたしをいつまでも誰かになぐさめてもらいたい、という可哀想な自分の自作自演劇場での芝居だったと思われる。
壮大に☆拗らせたね。

いまあるこの世界の文明はすごい。
自給自足的な生活を目指し移住して、さまざまなことを経験させていただき、今、結論として思うのは、マジで文明って・人間ってすごいということ。苦笑
わたしが知っているのは、この時代、わたしの住んでいる地域の日本に限ったことだけれど、食べたいものはお店に売っていて、突然誰かから襲われることもなく、穏やかにこんにちは、と道ゆく人と挨拶を交わすことができ、
美味しいね、と大事な人と笑顔で食べ物を分け合うことができる。そして断熱材のない時代の建物に暮らし、薪ストーブの暮らしをしてみて思うのは、「ガソリンや、石油は本当にすごい」ということだ。苦笑
その時代その時代の人たちが、遺伝子の最先端となって、連綿と、連綿と、文明を繋いできた。
人が飢えないように、人が凍え死なないように。
農薬を開発し、エアコンを開発した。

自給自足を目指し廃鶏をいただいて平飼いにしていた頃の我が家。

二重三重にも重なる、巧妙な罠。
「自分を生きることから逃げる」
ということ。

それで、唖然としたことを最後に記しておく。
今、わたしは「株式会社 在る森のはなし」に所属している。
ここでは、未来の幸せな地球の展望が、永く、広く、深く「観える」シャーマン担当のメンバーがいて、その展望を実現するために采配を振るい、メンバーを支えるユニコーン担当のメンバーがいる。その他に、お米と野菜と料理で人々の五感を整え、本来の自分が「どのように生きたらいいのか」に気づくための第一歩を支える料理人のメンバー夫婦がいて、森の木々を整え、人間が回復するためのフィールドを設えるメンバーがいる。その他にも、「幸せな地球」を存続させるために「今できることをする」たくさんのメンバーがいて、総勢約10名前後で運営されているのだけれど
この1年、わたしはこのメンバーから本当の意味での「自分を生きる」ということを教えてもらった。


「自分が何をすると最も輝くのか」ということ。
自分が何をしたら最も貢献できるかということ。
それは、実は、人の力を借りないと見えない。

それまでの人生の中でもわたしは、「自分を生きる」ということを目指していたのだけれど、人間は一人では生きていけなくて、「愛する人と」「大好きな誰かと」「同じ志を持った心地のいい大好きな友達と」高め合って、支え合って生きていくことが、幸せの基礎だということを知った。
「その基礎が育った状態で」、「自分が何をすると最も輝くか」がわかる。
わたしのことを最も愛してくれる人たちが知っていた。
その人たちの「欲」のために采配されるのではない。
地球のために。全体のバランスの中で。それをみた時に、何をしたらいいのかが、パチリと、パズルのようにハマるのだった。

在る森のみんなはわたしに言った「まるちゃんは、表現者で、クリエイティブの人だよ」と。

わたしは、ずーっと逃げてきた。
自分には才能がないと思っていたし、写真を撮ることも、デザインをすることも、上には上がいて、どうせわたし如きがやったとて、自己満足しか生まない、認めてもらえるはずがないと思っていた。ここに「在る」才能を、誰かを羨み、自分を蔑み、「才能を伸ばす」努力もせず、壮大な社会に対するアンチテーゼを掲げて、自分に全然向いてないこと(農業とか、自給自足)をして、逃げる。あっていないのに、人に縋り、頼り、人のエネルギーをふんだんに奪って生きてきた。

自分に何が向いているのか
それは本当にその人それぞれ違うんだけれど、
向いているもの、それは、あなたの大事な人が知っているよ。という話。
また、人って不思議なもので、誰かに「これが向いてるよ」と言われても、全力で否定したり、怒ったりしたくなる。
その気持ちの正体については・・・・・

ちょっと長くなりましたので、
続きはまた次回。



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