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映画筋と読書筋のリハビリ(レビューなし)

先週から今週にかけて3日ほど休みを取った。わたし以外の家族は普通に仕事/学校に行っているので、基本朝から午後3時までひとり。この休みは自分のためだけに時間を使うぞー!と意気込んでいたのだが、家にいるとちょこちょこ家事をしてしまう。うっすら油でコーティングされたようなキッチンが気になってひたすら拭きまくったり、窓のレールを綿棒でネチネチ攻めたり。これではなんとなく休みが終わってしまう!と「映画と本を最低ひとつずつ」を自分に課した。

Xの方で愚痴ったが、スペインの映画をレンタルしようと思ったら、amazon.co.jpから「国内のクレジットカードがないお客様は…」とお断りされてしまった。amazon.comのスペイン語音声、英語字幕で見るしかない。英語字幕は苦手だ。大事な場面の長い字幕をぱっと捉えられるほど、わたしの英語力は高くないので、もたもた読んでいる間に次の場面に行ってしまう。美しい映像が見たいのに、字幕を追うだけで映画が終わってしまっていらいらする。でも、2回見る覚悟で見始めたら、なんということはない。ひとりなのだから、字幕待って待って…と思ったら、一時停止すればよかったのだ。物語を途切れさせる残念さは勿論あるが、字幕をしっかり読めるし、スペイン内戦って?と思ったら調べられるし、これはこれで良かった。当たり前すぎる自由に、そんなことにも気づかないほど、ひとりの楽しみとして映画を見るということを忘れていたのだなあ、と呆れた。でもamazonには、機内の映画みたいに字幕の言語を選べるシステムを作っていただきたい。そして、同じ映画を見つつ、個人カスタムした字幕(夫英語、わたし日本語みたいに)が出る未来があるといいな。

読書も、ずいぶん力が落ちてしまったなと思っていることのひとつ。日常的に書店や図書館に行って、新しい本と出会うことができない。たまに機会があっても失敗したくないので、知っている作家の本か、短篇集ばかり選んでしまうし、早く読み終えるのが惜しくてちびちびと読んでしまう。昔の、ばりばりと岩を咀嚼するような読書はもうできないのだろうか。本から離れていると、物語の世界に入るのが難しくなった、とも思う。ノンレム睡眠のない睡眠みたい。まずは、芥川賞受賞作の『ハンチバック』市川沙央著を読んだ。それから、知人からいただいて何年も読めていなかった『星条旗の聞こえない部屋』リービ英雄著を読み始めた。あともう1冊何かKindleで買いたい。でも「何か」を探すのにamazon.co.jpは果てしない海だ…

日本語の本がないなら、英語の本を読めばいいじゃない?と思う方もいらっしゃると思いますが、娯楽としての英語の読書(挫折)についてはいつか書こうと思う。

noteは日記∔短歌にすることは覚えているけど、この休み期間は短歌もお休みすると決めたので、今日も短歌はなし(忘れたわけじゃないよ)。

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