emadurandal

3DCGを生業とする者。Web3Dライブラリ(商業採用あり)の開発者。 地政学や経済・…

emadurandal

3DCGを生業とする者。Web3Dライブラリ(商業採用あり)の開発者。 地政学や経済・資産運用などの実践者。セキュリティやリスク管理に対する意識が強い。 双極性障害を自覚&治療中。獰猛な衝動性に言動が振り回される日々を繰り返しつつ、世の中についての洞察を得ようと努める人間。

マガジン

  • emadurandalの思想世界

    ・今の世界の諸問題に対する独自の視座を提供します。 ・人生を生き抜くにあたって有益な情報を提供します。

  • 今日の読書

    emadurandalが読んだ本のご紹介。

最近の記事

「神との対話」の周辺で残念に感じること

何度も私のNoteの記事で書いていますが、私はニール・ドナルド・ウォルシュ氏の「神との対話」というシリーズの愛読者です。 この書籍は、著者のウォルシュさんが人生の苛立ちを神に向けて手紙を書こうとしたら、手が自動的に動いて口述筆記のような状態になり、神様が返事を書いてきた、という出来事から始まり、それ以来、口述筆記を通して神様と会話した内容をシリーズ本にしたものです。 この本では、神というものがユダヤ教やキリスト教でいうような「罰する神」「恐ろしい神」ではなく「友人のような

    • 「神との対話」が主張する進化論・創造論について考察する

      皆さんは「神との対話」という書籍をご存知でしょうか? ニール・ドナルド・ウォルシュというアメリカ人の方が、神様と会話した内容を書き留めた書籍シリーズです。 「ウォルシュ氏が会話したのが本当に神様なのか」という問いは少なからず見られるものの、刊行されてから長らく世界中でロングセラーになっています。そして、私にとっての長年の愛読書でもあります。 私は、人間がどうやって生まれたのかについて興味があります。我々日本人は学校教育で進化論を教わります。私たちは猿から類人猿を経て人間に

      • 道徳の成績はGPT4がトップ?GPT4,Claude3Sonnet,Gemini1.0 Proの感想文をチェックしてみた

        こんにちは。emadurandalです。最近、道徳の教科書にハマっています。短編小説には数千〜数万文字程度の短い文字数にも関わらず、巧みな構成やどんでん返しで、読者を唸らせる名作がたくさんあります。特に、小学校や中学校の道徳の教科書には、倫理観について考えさせられることも多く、印象深いお話が多いものです。 道徳に使われるお話の中で、私が特に好きなものに「カーテンの向こう」という作品があります。 著作権関連の心配があるので、全文を載せるのは避けますが、インターネットを検索す

        • 科学万能時代における祈り 〜現代人はなぜ祈るのが難しいか〜

           皆さんは「祈り」の効果を信じますか? あるいは、何らかの信仰心を持っておいででしょうか。  20世紀、21世紀となり、科学が発達するにつれ、宗教・神仏を信じる人は世界的に少しずつ、減少しているように思います。 「根拠」偏重の時代、だけど・・・ 信仰や祈りには、根拠が薄いように考えられています。実際、フェイクニュースや陰謀論が闊歩する現代において、正しい科学的思考や「根拠を問うこと」は重要です。  根拠があるから信じること。これは科学です。  根拠がなくても信じること。

        「神との対話」の周辺で残念に感じること

        • 「神との対話」が主張する進化論・創造論について考察する

        • 道徳の成績はGPT4がトップ?GPT4,Claude3Sonnet,Gemini1.0 Proの感想文をチェックしてみた

        • 科学万能時代における祈り 〜現代人はなぜ祈るのが難しいか〜

        マガジン

        • 今日の読書
          2本
        • emadurandalの思想世界
          3本

        記事

          「救い」についてのキリスト教とその周辺

          年末です。年の瀬です。 年始に初詣に行くと、たまに看板を掲げてメガホンを通じて訴えてくる人たちがいます。 「汝は罪深い」 誤解のないようにいうと、全てのキリスト教の方が初詣にこうして街に出て宣教しているわけではありません。とはいえ私も子供の頃、「人は生まれながらに罪がある」とするキリスト教の教義にだいぶ違和感を感じ、あまり近寄らないようにした方が無難かな、と思っていました。 ところが、リベラルアーツ周辺を学んでいくうちに、徐々に聖書学習にハマってしまったのだから人生わか

          「救い」についてのキリスト教とその周辺

          AIが人を上回って、人が政治でできること

           emadurandalです。タイトルが大仰で恐縮です。  いわゆる「強いAI」(汎用AI)を作ることは極めて困難、とされている一方、特定の最適化問題において、AIは既に人間の専門家を超える結果を出し始めています。  人類の統治・運営という意味でも、やがて人に変わりAIが徐々に担っていく領域が増えていく可能性を私は感じています。  政治は意思決定と利害関係者間の交渉・妥協が繰り返される世界です。その中で、特に意思決定に関しては最後まで人がやるべきという意見は多かろうと思

          AIが人を上回って、人が政治でできること

          キリスト教を知った今、「神との対話」をあらためて読み解きたい

          高校生の頃でしたが、私は精神的な崩壊を経験しています。 理由は割と子どもらしい多感な時期によるものなのですが、幼少期より虐めや差別的な対応を学校で受け、極度の劣等感に苛まれて自我が悲鳴をあげたのです。 それから1年以上、ろくに起き上がれず、朦朧とした意識で学校にもいけなくなりました。自我の崩壊により、脳が相応の物理的ダメージを受けたのだと思います。 ただ、その時に一冊の本が私の支えになりました。それがニール・ドナルド・ウォルシュ著「神との対話」シリーズです。 国内ではサ

          キリスト教を知った今、「神との対話」をあらためて読み解きたい

          新約聖書を読み始めました

          (本記事はアバタローさん運営の読書会コミュニティ「Book Community LIBER」上のブログでも掲載しています)  色々な人に影響されて、新約聖書を読み始めました。  史実的により古い旧約聖書とどちらを先にしようかと悩んだのですが、ひとまず一歩引いた客観的な見地から新訳を学んでみようと思ったのです。  なぜなら、西洋(のみならず、一部ではロシアなども)、キリスト教神学は宗派の違いこそあれ、文化や思想的な基礎をなしています。  現代の大半の国際情勢・通念を理解する

          新約聖書を読み始めました

          「ひ弱な男とフワフワした女の国日本」という本から日本人について考えた(1)

          常日頃読んでいるブラックアジアというサイトの無料公開記事で「ひ弱な男とフワフワした女の国日本」というどぎついタイトルの本が紹介されていた。 「引きこもりも日本人である以上、私たちは誰でも彼らとは無縁ではないのだ」(ブラックアジア - 鈴木傾城) ※ブラックアジアは鈴木傾城氏によるアジアや日本の苦境についての同氏の見解記事で構成されるサイトで、不快感を呼び起こすショッキングな記事も含まれますのでご注意ください(特に女性の方にはおすすめしづらい内容が多く含まれます)。 なん

          「ひ弱な男とフワフワした女の国日本」という本から日本人について考えた(1)