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海をみながら| 瞑想のこと 書けるだけ② Observing ocean| As mush as I could write about meditation ②
(続き) このような気持ちのよい景色の場所なのにふと、ここにいたいわけではないという観念が生じる。次に、どこにも存在したいなんていう場所はないと思うに至る。そう思ってなんだか拠り所のなさ、あるいは絶望感のような普段では気づかないくらいの繊細な苦しみを心に感じる。 このことを瞑想の友人に話すと、このような回答を得た。「その絶望感は無知がどこかにあるからじゃないですか?」つまりは無常、無我、苦に対する無知がある、ということだ。 ブッダの教えの実践では、これら無常・無我・苦の
海をみながら| 瞑想のこと 書けるだけ① Observing ocean| As mush as I could write about meditation①
(2023年12月) つまるところ日々私たちがしていることは自身の欲と向き合うことだと、ふと冬海沿いの道を運転しながら思った。瞑想センター長期滞在が終わり日常に戻りつつある日のこと。 環境、人、全てに恵まれたことに、その瞑想センターでは何も求める必要のないとても高い幸福感を感じていた。それは本当の意味で心に平穏を育ませてくれるものだった。その状態から、物や情報であふれかえ、渇望と嫌悪をかきたてられ、右往左往に選択を迫られる世界に再び舞い戻ってきた。 何をしたい?何を食べ