【受験うつ】大学受験をきっかけに強迫性障害に。苦しんでいる娘にどう対応すればよいのか
えみ@東大/東大大学院(薬学)/コロンビア大学大学院/臨床心理学/研究者です。
カウンセリングケースのご紹介です。
有名大学に通う娘さんをお持ちのお母様からのご相談。
娘さんはトップ進学校から有名大学に進学。
受験のときからストレスで眠れなかったり、強迫性障害のような症状が出ていました。娘さんからは、「症状が辛い。潔癖性のような感じで、消毒しないと気がすまない。自分でもおかしいのに、消毒に時間を取られてしまい、勉強できずに辛い」との訴えがあるとのこと。
そんな娘さんに対してどう対応したら、どうしたら良くなるか悩んでおられました。
都内のクリニックやカウンセリングには行ったものの全く改善されず、希望を失っていらっしゃいました。
まず、カウンセリングまでに、今日からやっていただくこととしてお伝えしたのは、
今回のケースの第一歩としては、「娘さんを安心させてあげる」こと。
逆に否定的な言葉をかけるのはNG。「そんなの気にしすぎ」「異常、おかしい」「前よりひどくなっている」は使わないように!(例え言ってしまっても、修正できますけどね◎)
特に娘さんは非常に賢い方ですし、非合理的なことをしている、と自覚しているだけに、余計に自分を追い詰める、自己を否定する→2次的症状がでる、という悪循環になってしまうのです。
安心させてあげる言葉のかけ方のコツもお伝えさせていただきました。
本人の性格やキャラクターによって、効果的な声のかけ方があるのです🙆
そして、このお話をさせていただいていて、私自身のエピソードも思い出しましたよ〜
摂食障害で入院していたとき、入院しても全く回復せず、むしろ症状が悪化していたときのことです。母に「え?入院したのになんで?意味ないじゃない。何も入院する前と変わってないじゃない」と言われたことがあったのです。
それはそれはショック😫でした。誰よりも自分が変わってない、って後悔も自責もしているのに。母には「大丈夫だよ」って一言、言ってほしかったのです。
今では本当に母の気持ちも理解できるし、母の言葉も当然、なんですけどね!!心が弱っているときは、せめてお母さんは娘さんを信じて、味方でいてあげて欲しいのです。中々難しいのですがね。。
というわけで、最後は私の話になりましたが、うつ、摂食障害、強迫性障害、引きこもりなど、でお子さんにどう対応したらいいか分からない、という親御さんからのご相談が最近は御本人よりも圧倒的に多いです。皆さん、声のかけ方一つで、症状が軽くなっていきます。
皆さんも一人で悩まずに、話を聞いてみたいという方は以下のフォームからご連絡ください〜😊
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