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「そば」がそばにいたころ

仕事終わった。疲れた。
もう、21時か。
久しぶりに遅くなった。
家に帰って何かを食べるより、
通りがかりで何かを食べたくなるものだ。

そういえばあの頃はよく、もっと遅い時間に
「そば」をよく食べていたなぁ。

仕事のできない自分にもお金を払えば食事を出してくれる。
数字取れないなら「◯ね」と言われた時にも癒やされた。

説教された飲み会の後にもよく行ったなぁ。
酒で浸った胃袋に優しく響き渡ったものだ。

あの頃はよく「そば」が辛い時にそばにいてくれた。
今となっては年に数回行けばいいほうだ。

これって大人になった。ってことなのだろうか。
ただずる賢く処世術を身に着けてしまっただけなのではないかと
思ったりもする。

久しぶりに食べたそばのお陰で何か初心というか、
「うぶ」な気持ちを取り戻せた気がする。

ありがとうよ。
また、絶対食べに来るからさ。


こんなふうに色々なものに感情を移入して
心豊かに生きていきたい。

そんな夜の独りの回想。

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独りで「これおもしろいんじゃね」と思ったら書く。
別の世界を。共通テストに出ない偉人ばかりが出てきます。


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