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アレクサンダー・テクニーク超初心者にオススメーイラストでわかる疲れないカラダの使い方図鑑

#推薦図書 #読書感想文 #アレクサンダー・テクニーク

「疲れないカラダ」はありえませんが、タイトルにインパクトが必要なのでこのタイトルになったのでしょう。確かに日々の生活には「自分を疲れさせる習慣」があふれています。

 特別な運動ではなく、掃除・洗濯・パソコン・通勤などなど。この本に取り上げられている「日常のしんどい」の原因は、思い込みや自分の身体のしくみを知らないこと。ですが、この本はそれを「悪いこと」と指摘していません。

「自分の身体の取り扱いを学べば、『しんどい』をやり過ごす」、その方法を学びましょう、と優しいイラストとおもしろい言い回しの説明でまとめられています。

「アレクサンダー・テクニークとは何か?」の一番わかりやすい説明は、「習慣(クセ)を辞めること」。習慣(クセ)無理矢理やめるのではなく、「手放す」と表現することが多いです。やめることを意識するとそれがまたクセになる、なんとも悩ましい人間の性質です。
 
 習慣をやめるのに「決まったやり方」はないので、この本には「イメージで動いてみてください」と注意書きがあります。パラパラとページをめくると「イメージする」「整える」「必要な分だけ」など、やってみないとわかりません。読者それぞれの身体・仕事・住んでいる場所が違うので、同じやり方はないのです。だからあいまいな表現が多いと感じるでしょうが、それくらい人の身体は違うのです。

 アレクサンダー・テクニークの本はたくさん出ていますが、この本は「アレクサンダー・テクニーク 」という言葉が「コラム」と「あとがき」にしか出てきません。木野村朱美さんがアレクサンダー・テクニーク用語や解剖学の言葉を使わずにイラストと文章でわかりやすく身体のしくみや動作について解説しておられます。

 わたしに一番心当たりがあるのは第2章 「しんどい動き」で、よくも今までギックリ腰にならなかったと不思議に思っています。
 自分を疲れさせる習慣をやめたい人には、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けてみることをオススメします。

ブログも合わせてどうぞ。湧活塾ーアレクサンダー・テクニーク教師への道


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