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保坂和志『カンバセイション・ピース』(毎日読書メモ(397))

昔の日記から読書に関する記録を拾っている。保坂和志『カンバセイション・ピース』(新潮社、現在は河出文庫)の簡単な感想。芥川賞をとった『この人の閾』(新潮文庫)とかも結構好きだったな。『カンバセイション・ピース』と、江國香織『間宮兄弟』(小学館文庫)を続けて読んで、おお、横浜ベイスターズ小説!、と思った記憶があるのも懐かしい。権藤監督だってさ…。

通勤中の電車で保坂和志『カンバセイション・ピース』読了。2000年、ぎりぎりAクラスに残留したが、権藤監督は辞任しローズも引退する年の横浜ファンの微妙な感覚、そして、作家の、自分の周辺の事象への認知とか、過去の思い出を行きつ戻りつなぞりつつ、その場所がどんな場であるかを省察する、読む人によっては退屈にしか感じないであろうが、人によってはすごくスリリングに感じることも出来る、そんな本。読めて幸せ。(2004年3月の日記より)

#読書 #読書感想文 #保坂和志 #カンバセイション・ピース #新潮社 #河出文庫 #横浜ベイスターズ #この人の閾 #間宮兄弟

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