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渋谷ベンチャーで取締役しながら思う事#5 仕事が出来る為に絶対必要な事 

「渋谷ベンチャーで取締役しながら思う事」第5回になりました。
今回は「仕事が出来る為には何が必要か」とは何かについて書きます。

この連載の第1回はこちら

https://note.com/enjoy_joy/n/n21fd6fab5f02

100回以上聞かれた質問

マネジメントポジションにつくと、自然と面接や入社後の1on1等で話す事が多くなるかと思います。自分も楽天時代は多くの新卒・インターン・中途入社の方と面接やカジュアル面談・フォローアップ面談をやってきました。回数でいえば数百回以上やってきたと思います。 特に若手から聞かれる鉄板の質問だったのが「仕事はどうやったら出来るか?」「どうやったら出世出来るのか?」でした。

仕事の5ステップ

仕事のハウツーは世の中にたくさんある通り、細かいものを入れたら様々なテクニックはあります。しかし仕事の本質とは何かといったら結局下記になると考えます。

  1. 期待値の確認

  2. 期待値を超える為の仮説を立てる

  3. 現状のファクトの数値・データの確認

  4. プランニングし、目的値・期限の設定

  5. 実行

書いてみると当たり前のことですよね。
ただし実直にこれを実行してスピード感持って回すのは結構難しく、自分も意識してないとどこかのステップを忘れがちです。よくある例を挙げます。

  • 全部すっ飛ばしてとりあえず実行!w

  • 期待値の確認が甘く、依頼主と実行者で認識が揃っておらず戻りが発生

  • 仮説を立てる前にファクトのデータを大量に集めてしまう

  • プランニングばかりして、実行が全くされない

ベンチャーあるある 大企業あるある

ベンチャー企業数社20代も含めて働きましたが、「とりあえず実行」は結構あるあるだと思います。思いついたら、とりあえず動くみたいな。逆に大企業は「プランニングばかり」があるあるです。人材も豊富で分業も進んでいるのですが、それが時にネックとなり実行するまでの道のりが遠くなる事があります。承認や稟議や根回し等、それなりの規模になると実行承認が出るまで時間を多く要します。

あとこれは完全に私観ですが、大企業は優秀な人が多いせいか失敗や間違いを嫌う癖が強いところが有り、頭で計画ばかりしてデータ集めプランニングばかりして、全然船が出航しない事が多々あります。

動かないと何も始まらない

とりあえず実行、入念にプランニング。
どちらもメリット・デメリットは有りますが、情報が氾濫し正解が分からない現代では「小さく始める」が条件ですが「とりあえず始める」は色々なサイズの企業を経験し大事だと感じます。幾らYouTube見て研究してイメージトレーニングしても野球やサッカーはゲームに参加しない限り、実践が上手くなりません。

動く量つまり「実行量」が無いと何も得られません。これは色々な所で言われている事なので、これを読んでる方も知ってるかもしれません。では更に一歩踏み込んで「仕事が出来る人」は「実行量」以外で何で差をつけているのでしょうか?

仕事の差は「仮説」の差

自分の答えとしては「仮説」の精度です。直感・センスと言われる部分かもしれません。「期待値を超える為の仮説」が2番目のステップにありましたが仕事が出来る・早い人はこの仮説の立て方がやはり違います。

「仮説」の勘所が良いと何が素晴らしいか?当たり前ですがその後ろのステップが綺麗に戻りが少なく流れていきます。仮説を立てる前にファクト確認を入念にやる人もいます。これはこれで凄く大事です。ファクトを押さえるのは良い仮説には必要です。しかしやり過ぎてしまうと迷子の森に入り込みます。データが多いと仕事してる感も出ますが、結局なんなの?なんだっけ?になりがちです。これを防ぐのには筋の良い「仮説」です。

仮説の精度が高ければ、集めるデータもそこに関連するものだけでよくなります。これは作業量・作業時間にかなり差が出ます。そして何より仮説が間違っていると、見てた地図が間違ってた様に「振り出しに戻る」がプロジェクト終盤に発生します。この戻り作業は精神的に打撃与えますよね。

なので良い仮説立てていきましょう。が答えになります。ってそれが出来るなら困らないわ!ってなりますね。はい、自分も毎日意思決定してますが間違えます!(笑)出来てないじゃん!って話になりますが、反省はしますが極論失敗は気にしません。理由は仮説を間違えないは不可能だからです。

より良い仮説を立てるには

過去の経験で仮説を磨くポイントは下記になります。

  • 実行量を増やす

  • 小さく始めて、小さく失敗する

  • 間違いを適切に認識する為、期限と閾値を決めておく

  • 自分で決める 意見は広く聞くが、多数決では決めない 

まずは実行量です。打席に立ってバット降らないとピッチャーが投げるボールの読みは絶対磨かれません。失敗や間違いは恥もかきますし、上司から怒られる事も有りますが、絶対打席には多く立ちましょう。特に若い人は立てる時に立っておきましょう!。この経験が無く、今後限られた情報の中で意思決定する際の仮説精度が上がる事は絶対無いです。

冒頭の「仕事はどうやったら出来るか?」「どうやったら出世出来るのか?」に対する答えです。

  • 小さく、とにかく始める・動く

  • 自分で仮説を立てる経験を積極的に積む

  • 失敗・間違いは当たり前、振り返り次回に活かす

このサイクルが回れば、どんどんこなせる仕事の「量・質・スピード」はあがっていくと自分は信じています。今回も駄文にお付き合い頂きありがとうございました!!

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