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【207回】ああしんどい2。なんで泣きそうになるのだろう(190711)

大変失礼なこと
学級スタッフで仕事を割り振り、ある生徒の対応を行う。チームでの対応。
功を奏した。
結果はよかった。
なんだ、このように、生徒が「うれしかった」と言うような話や関わりができるじゃないか。
積極的に一人で作戦を練って関わってきたのがアホらしいくらい。

突然チーム対応になって、「この先生たち、普段あまり会話をしていないのに、話なんてできるのか?」と傲慢な考えが生まれていた。自分が一番話ができるのではないか、とも思ってしまった。

ただただ傲慢だった。

チーム対応にいたるまでは、学級外のまわりの教師の意見、プッシュがあった。
僕一人ではどうすることもできず、僕が潰れていく。

「ああ、こんな関わりができるのだな」という勉強にもなったが、「僕は、まだまだ人の話を聞くことができていない」という評価にもいたった。

悔しい。

僕自身の課題については、僕自身がなんとかできる。
だが、チーム対応を求められる時、やはり、意見をいった時、相手の返答に、えぐられていく。まるでバターナイフで、マーガリンをすくうように。やわらかく、とらえていくようで、痛みはないけれども、穴が空いていくような感覚だ。

自分を責めてはいない。だが、穴を空けられると思う場所に行くことは緊張が伴う。
そして穴は自分で広げてしまう。

同僚と話をするのはしんどい。
しかし、生徒と話をするのも実は、しんどいのではないか。

授業がしんどい。
給食がしんどい。
放課後がしんどい。
会議がしんどい。

何よりも、学校内に渦巻く、今まで積み重ねられてきたもの。「社会人に育てるために」「生徒にやらせないといけない」「余裕のない日課」「上から目線の教師の態度」「生徒のせいにする態度」に、そして自分の中にある無理矢理同調する心に、耐えられない。

勘弁してほしいなあ。

今朝は少し休みをいただいた。
出勤する時間が近づいてくる。
緊張する。

同僚全員から嫌われたら、逆に楽なのかもしれない。
なんで泣きそうになるのだろう。