903の、ありがとうございました
『鶴かもしれない2020』が千秋楽を迎えて、もう2週間が経ちました。
日常というのは本当に色気もへったくれもなくて。あんなにお祭りみたいな日々も過ぎればあっという間にいつもの日常に押し流されて、僕たちはその波に溺れないようにするのでいっぱいいっぱい。あの駅前劇場という限られた空間の中で目撃した「秘め事」もたちまちに過去へと追いやられてしまう。あっけないものです、演劇なんて。終われば、何も残らない。
だけど、だから好きなんだろうな、とも思います。ずっと続くお祭りは、つまらな