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「怖い…苦手…面倒」って思うところに成長のチャンスがある

怖い/ちょっと気持ち的に ”ウッ…(汗)” ってなること/大変そう…と思うことに、今年は積極的に挑戦・実行しよう!」という社内目標を掲げ、実際に2021年は様々な新しい取り組みをしています。

まだ今年は4か月残ってますが、結論からいうと「怖い/ウッ…汗」って思うところに、チャンスはあるんだってことを、少しずつ実感してます。いずれも、他社さんから見ると「え…?それが挑戦…?普通じゃない…?」って思われるかもですが笑、当社にとっては、どれも大きな第一歩でした。

何か新しいことに挑戦しようと思ってても、「ウッ…汗」っていう心理的ハードルが大きくて、なかなか第一歩を踏み出せない方の、ちょっとした後押しになれば幸いです。

1.イベント主催をしてみる

他社様主催の講演やイベントに呼んで頂き、講演させて頂くことは多かったのですが、一方でこれまで一度も当社単体で「セミナー/イベント主催」をしたことはありませんでした(共催は何度かあります)。

手前みそですが、当社登壇講演やイベントは、毎回好評なので、多分自社で主催しても、ちゃんと集客ではできるだろうとは思ってたものの「誰も集まらなかったらどうしよう」「主催ってなると、呼んでもらって登壇して喋るだけとは全く違うから、大変だよね…」「主催のノウハウないし…」と ”できない理由” をたくさん並べて、ずっと主催はしてきませんでした。

ところが色々なタイミングが重なって、今年の3月に法人向けイベント「ウーマンズ・ミートアップ!」を試験的に立ち上げることになりました。結果、これまでに6回開催、のべ150以上の企業・医療法人様・多職種の方々にご参加頂いてます。

コロナになって無料開催のオンラインイベント開催企業が増え、集客に苦戦する企業が増える中、当社は6回とも有料開催にも関わらず、安定的に多くの企業様に参加頂いていることは、当社としても「主催する」ことに対する、自信につながりました。

また実際にウーマンズ・ミートアップ!を始めたことで、こんなうれしいトピックが新たに誕生しました。

・色々な企業様やヘルスケア/医療領域の専門家の方々との「深い」ネットワークが急激に広まった
・数年前から当社のメルマガにご登録くださっていたけど、実際にリアルに交流することがなかった企業の方々と1:1の関係でコミュニケーションが生まれたり、直接交流できる機会がうまれた
・ウーマンズ・ミートアップ!を通して、新たなお仕事がポツポツと生まれはじめた
・ウーマンズ・ミートアップ!のスポンサー枠、という新たな広告商品を開発できた
など

他にもいろいろ。でもなんだかんだ言って、一番は、当社メディア「ウーマンズラボ」の読者様と直接対話ができたり、ご意見をお伺いできる場ができたことが一番、私たちにとっては嬉しいことでした。


2.インバウンド営業からアウトバンド営業へシフト

これまで当社はインバウンド営業主体でやってきました。「こちらから営業せずとも、お問い合わせ・ご依頼頂ける状態」を意図的に作り出すことで、インバウンド営業を成立させていたのですが、今年は大の苦手なアウトバンド営業を開始することにしてみました。

営業方法をシフトした理由は「売上をつくってる事業の構成比の変更」「それによる利益率の向上」「会社として取り組みたいことにフォーカスするため」などなど…理由はいくつかあるのですが、結果、次のようになりました。

アウトバンド営業の方法が分からず、アウトバンド営業を自動で行ってくれるAIツールを導入→導入費用で割とお金かかったのに、反響数がまさかのゼロ(これは痛手だったなぁ~…)→そこで、AIより、やっぱまだまだ「人間の判断」の方が精度は高いと思い、社内で手があいてるメンバーが、「この会社さんとはお取引したい!」という企業さんにアウトバンド営業→反響が意外にも多くてびっくり

私がアウトバンド営業に対して、ネガティブなイメージを持っていたことが、当社がアウトバンド営業をしてこなかった最大の原因になってしまっているのですが、結果的にシフトして大正解でした。

これは、大きなファインディングスの一つなのですが、営業させて頂くと、相手方には嫌がられるのかなぁと思っていたのですが、「ちょうど、そういったサービス探してたんです!」と喜んで頂けて、受注につながります。

また、インバウンド型より、アウトバンド型の方が、自社の仕事量や仕事内容を調整できるので、結果的にクオリティの高いサービスをご提供できる上に利益率も、社内モチベーションもあがっているので大正解でした。

あと…もう一つのファインディングスは、当社の場合に関しては「AIより人の判断の方が精度は高い」ということです笑。まぁ、業種や使い道によってはAIの方が、断然優れているケースもありますが、まだまだ人間の方が勝てる領域もあるんだってことを知りました。


3.SNS運営をはじめる

「やっぱTwitterってやった方がいいよね…」とはわかっていても、社内のリソース不足とか、あとはTwitterの世界が醸し出す独特の疲れる空気感とか(私の個人的なイメージ)、Twitterは攻撃者も多数存在していること等、平和主義を求める私たちとしては、「Twitter運用って大変そう…リソースもないし…」という、またまた「できない理由」を並べて、Twitterの本格的な運用は避けていたというのがあります。

ですが、冒頭の通り今年の社内の目標が「怖い、ウッ汗、って思うことに挑戦する」なので、当社メディア「ウーマンズラボ」の編集長が早速、今年からトライしてみることになりました。

そしたら、たくさんのポジティブことが起きました。フォロワー数は決して多いとは言えないのですが、驚いたことはTwitterで出会った方々との交流の深さです。Twitterをきっかけに、当社イベント「ウーマンズ・ミートアップ」にご参加くださったり、当社へお仕事のご依頼をくださったり、あるいは当社からお仕事のご依頼をさせて頂いたりなど、仕事が生まれるスピード感は、さすがTwitterだと思いました。

例えば、来年2月に東京ビッグサイトで開催される展示会「健康博覧会」と当社「ウーマンズ」のタイアップ企画「フェムテックゾーン企画」では、出展企業様に対して様々なサポートをご用意させて頂いているのですが、サポートの一つとして「女性ホルモン専門薬剤師のbiyou-doさんのラジオ番組に出演できるよー」というスペシャルコンテンツをご用意させて頂きました(biyou-doさん、誠にありがとうございます!)。こちらも、biyou-doさんと当社編集長のTwitter上の交流がきっかけです。

biyou-doさんは、国内でいち早くフェムテックエリアを開設した「大丸松坂屋梅田店michi kake」の企画監修を担当された方で、そんな方にご協力頂けることになったのは大変ありがたい限りです。

編集長曰く、Twitter上でのやり取りは、心理的ハードルがお互いに下がるから心の距離も近い状態でコミュニケーションをとれるので楽しいとのこと。

また、ウーマンズラボ読者様とは異なる属性の方々とのネットワークが広がったことも、Twitter運用を開始してよかったことです。


4.可能な範囲からのDX化

DX化って聞くと、ものすごく大変でコストもかかって、、というイメージが強いので、社内の仕組をDX化に目をつぶってましたが「自分たちでも、できることから」「コストをあまりかけずに導入できることから」、コツコツと取り組み始めたところ、作業フローがだいぶ簡略化され、一つの業務に対する工数を減らすことができました。

当社のように小さな会社ができることといったら、本当に小さな取り組みの積み重ねなので、工数削減は今のところ2割程度ですが、引き続きコツコツ仕組化していくので、半年後、1年後にはかなりの工数削減、生産性アップが実現できていると思います。


5.多職種関連の方々を対象にした取り組みの開始

先週、多職種の方々を対象にしたイベント「ウーマンズ・ミートアップ!多職種連携カイギ」を開催しました。テーマは「女性患者の血糖コントロール」。

私たちのドメインは「女性ヘルスケアマーケ」のため、お取引先様やお付き合いあるのは、ほとんどが企業の方々です。

ですが、医療業界とヘルスケア業界の融合が進み、その境目が曖昧になってきている今、企業の方も多職種の方も(医師、看護師、作業療法士、介護士、薬剤師、管理栄養士など)、自分とは異なる業務をしている人の職域理解や情報交換、意見交換の必要性が高まってます。

そのため「企業人×多職種関連の職種の人」が意見交換できる場を設けたいと思いつつも、当社は多職種の方々とのネットワークは強くはないので、開催したい気持ちはあっても足踏み状態でした。

ですが、これもやってみなければ分からない!ということで、開催してみたところ、薬剤師、管理栄養士、看護大学教員、看護師(当日のメインスピーカーさん)、フィットネストレーナーさんといった多様な方が集い、ディスカッションすることができました。

血糖コントロールという、医療領域のテーマでイベント開催するのは初めてだったので(当社は医師の介入を必要としないヘルスケア領域がドメイン)、どうなるか当日までドキドキしましたが、非常に充実したイベントとなりました。

また多職種連携カイギを開催したことで、新たに自社が進むべき道や、強化領域、自社の強みなど、色々なことが明確に見えてきました。


動き出すことで、見えることってたくさんある

他にも、今年に入って色々挑戦していることはあるのですが、言えることは「怖い、ちょっと面倒、ウッ…って思うところに、成長のチャンスはある」ということと、「動き出すことで、見えてくることはたくさんある」ということです。

当たり前のことを言ってるかもですが笑、事業が回っていると、無意識のうちに「新しい挑戦」ってしなくなってしまう気がしていて、あえて「辛そう、大変そう、気持ち的にハードルを感じる」ことにフォーカスしないと、成長はとまってしまうものだということを、改めて感じています。

ということで...動き出さないのは、勿体ない!!






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