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小4娘、塾デビューする

うちの娘Sが塾デビューする。
ようやくここまで来れたと感慨深い私だ。
ということで、今回は娘の育児について振り返ってみたいと思う。


1.幼稚園時代(4歳、5歳)


娘の場合、勉学よりもまずは生活面で一人で滞りなくできるかに不安だった。

たとえば幼稚園のとき。おもちゃ遊びの時間が終わって、次はみんなで教室移動しなければいけないのに、娘は絶対におもちゃ遊びをやめず一人で部屋に残ってしまうなど、気持ちを切り替えられずに癇癪起こしていた。

ある日、担任の先生から「おウチではどう対処されてますか。色々アプローチしてみるんですが、なかなか……。もし良かったら、聞かせてください。幼稚園でもやってみます。」と、言われた。
ああ、先生も娘の相手をすごく頑張ってくれてるけど、どうしたらよいか分からなくなってるんだなと思った。申し訳ない気持ちもあったけれど、正直、安堵もした。娘の相手をする大変さを他人に分かってもらった安心感。娘を育てるのが辛くて、でも一人目だから園児ってこんなもんかなと思っていた。こんなもんかなと思うから、周りの人に相談はしなかった。

離れて住む実の母は娘を見て、
「S(娘)は、育てるの大変だよ!育てるほうが病まないように気をつけてよ。一時預かりとかどんどん利用しなさいね!」
と言った。


2.私の無の時代


母は娘の育てにくさに直面するたびに、私にこれは大変だ!と言った。
絶対に心配して言ってくれているのに、私は悟りを開いたかの如く、
「お母さん、無の境地だよっ、無の境地になって、たんたんとこなせばいいんだよっ。」
と偉そうに諭すように言っていたのを覚えている。ほんとになんだか偉そうだったので、自己嫌悪だ。
が、それがほんとうになってしまった。

いつのまにか、ほんとうに、
私の心が「無」になっていた。

そのあと「無」状態は続いた。
私の娘への興味がなくなり、そのまま娘は小学生となった。


3.小学入学から2年生まで(6歳から7歳)


小学生となったら、授業もあるし、宿題もある。それまでの娘の様子から、授業にきちんとついていけるのか不安でしかなかった。そこで、せめてドリルを買って、早めに予習させた。勉強だけはなんとか他の子と同じくらい、出来たら他の子より良い成績をとってもらいたい!

しかしだ。
ここでも案の定、ブレーキがかかった。

2020ねん。1年生になってすぐのコロナ休校が明け、通学再開してしばらくして。学校の先生から電話があり、学校では既に娘に「配慮」対応しているとのこと。本来ならば、事前に書類を提出して「配慮児童」とした上で、配慮しながら教育しなければならないそうだ。

ちょうどその年はコロナ禍開始の2020年だったので、きっと先生たちも混乱の中の誰もが初めての体制で書類が後回しになっていたのだろう。

4.普通学級と支援学級の違いとは?


私が小学生だったころの約30年前と比べると、今の小学校教育はずいぶんと変化している。
大きく分けて、普通学級と支援学級がある。
・友達とトラブル起こしやすい
・トラブルは起きなくても集団に馴染めない
・普通学級の勉強についていけない
などの児童は、本人と家族の希望の上で支援学級に在籍する。
当時の娘の「配慮児童」とは、普通学級で全科目普通カリキュラムを受けて、その中で「配慮」してもらうというものだ。

正式に「配慮児童」にしていただいたあとも話しは続くのだが、長くなったのでまた別の記事で書きたいと思う。

こんな娘Sが塾に(しかも一人で電車で!)通えるようになるなんて!
ほんとうに大きく成長したなあと、嬉しくて嬉しくてたまらない。
目標は大きく掲げて、進学してほしいと願うばかりだ。

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽小中学校での支援学級について分かりやすく教えてくれるサイトを見つけたので、下に貼っておきます。
もし良かったら、みてください。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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