見出し画像

アメリカ人はなぜプレゼンがうまいのか?

「アメリカ人はプレゼンがうまい」

ステレオタイプの表現ではありますが、果たしてアメリカ人全員が皆そうなのでしょうか。

アメリカにももちろん内向的な人はたくさんいます。明るく誰とでも打ち解けそうなイメージがありますが、そんなことはありません。
ただ、人前で話すことは、苦手だと思う人でもある程度、上手にプレゼンできる人が多いとは感じます。

大人になって仕事で慣れるという人もいるでしょうが、そもそもスタート地点から大きく異なります。

それはなぜなのでしょう。


私は、1歳過ぎたくらいで子どもをデイケアに入れました。毎日楽しく遊んで過ごしていたようです。

言葉が話せるようになった幼稚園くらいの年齢のある日。

「皆の前で自分の宝物を持ってきて見せて、それの説明をしてください。毎日一人ずつ順番でやります」

先生からそう連絡が来た時に、「これはプレゼンじゃないか!!」と思いました。


当時、うちの子どもは「ママとパパに来てほしい。私の宝物だから」と、なんともかわいいことを言ってくれたのですが(本人はきっと忘れている)先生には「物を持ってくるように」と言われたので、それは却下。

結局、おもちゃを持ってくるクラスメイトのように、ぬいぐるみを持っていきました。

先生が写真や動画を撮って送ってくれるので、後から子どものプレゼン姿を見たのですが、ものすごく内向的なうちのこどもは、用意された椅子に仕方なく座り、ぬいぐるみを抱えてやっとの思いで(英語で)言いました。

「これが私の宝物です」「名前はxxです」

…………。



以上!!(笑)

その後、クラスメイトからの質問コーナーがあって、「誰からもらったの?」「これはうさぎ?犬?」「何歳なの?」「女の子?」と聞かれ、モゾモゾしながら一応答えていました。

内容は大したことはないですし、できる子はペラペラと色々話していたと思います。ですが、「大勢の前に出て」「皆が注目する中」「一人で自分に関することを話す」というハードルをこんな小さい頃から超えるのかと驚愕しました。


その後、小学校に入ってももちろんこのような授業はありました。

一人でやるものもあれば、グループでやるものも。日本でも班で研究したものを発表したりすることもありますよね。
ただ、「読む」というよりも、やはりその場で自分の言葉で話す、ということが多かったようです。

そして。


その後さらに、日本育ちの私を驚かせたのは、小学校の時点で、人前での「話し方」の訓練という授業があったことでした。
アナウンサーとは言わないまでも、「上手な話し方」の授業だったのです。


ちなみに、そちらはギフテッド(TAG)のクラスであったものなので、
タイトルを変更し、続きを別記事に書いていきたいと思います。


お読みいただきありがとうございました。


(ちなみに、私もとっても内向型。学校に行くといつもお腹が痛くて毎朝正露丸を飲んで通っていました。親友に今でもそのことを言われますw w)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?