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よその子どもを注意することの難しさ。




こんにちは、eringishimejiです。

今日は子ども関連で、スパッと割り切れなくて、なんだかモヤモヤしていることを書いてみたいと思います。



私は毎日、息子(小1)を学校まで迎えに行っている。

それは以前書いたこともあるが、危ないからだ。

・息子の注意力が散漫(特性あり)なため不安

・大きな通りで車が多く(しかもすっ飛ばす車が多い)、一回の青信号では渡りきれないほど長い横断歩道を渡らないといけない

はじめは、これらの理由だった。


でも、間もなく1年が過ぎようとしていて、息子はもう1人でも帰れるくらいに成長したと思う。

交通ルールも理解し、「走らない」とか、「青信号が点滅し始めたら渡らない」とか、「渡りきれなかったら待機場所で次の青信号まで待つ」などは、もう概ね出来る。

道を間違えることもない(1本道)。


でも、送迎はまだ続けようと思っている。

送迎を繰り返す中で、ある不安要素がもう1つ増えたからだ。


それは、息子の同級生の行動だ。

同じ道を帰る子の中に、とにかくやんちゃな子がいる。

個人的には、元気でやんちゃなことは、子どもらしくてとってもいいと思う。
でも、それは校庭や公園でお願いしたい。

通学路では、危険過ぎるのだ。

信号待ちでは車道すれすれに立ったり、うちのマンションのブロック塀(大人の肩くらいの高さ)をランドセルを背負ったまま乗り越えたりする。

そしてこの時期、除雪した後の雪山が道端のあちこちにあるのだが、とりあえず登りたがるのだ。

学校でも先生から、雪山には登らないように指導されている。

転落、埋没などの危険があり、過去にも悲しい事故が多数あっているとのこと。

また車側からしたら、大迷惑だ。雪山から子どもが車道に落ちてきたり、ひょっこり出てきたらどうだろう。

想像しただけでも背筋が凍る。

そんな危険がある中で、いつもその子と一緒になるとヒヤヒヤしている。

私と、もう1人ママが一緒に付き添うことが多いのだが、何回注意しても直らないのだ。

彼の言い分としては、

「一度も落ちたことがないから」

「運動神経がいいから」

だそうだ。

いやいやいやいや。

「たかだか7年間生きたくらいで何言ってますの?」と、大人気なくも内心「オコ」で注意するのだが、全く聞かない。

「普段優しいママ」(自分で言う)のデメリットだ。

完全になめられている。


でも先日、ついにプッチン切れた。

うちの前にできていた高さ2mくらいの雪山にまで登ったからだ。

圧雪した、広場の雪山とは訳が違う。

簡単に崩れてしまうようなぼこぼこで、幅もない山。

ただでさえ車道は狭くなっていて、車が行き交うのもやっとなのに。

今回は無事に下りて来られたが、車道に転落して、運悪く車が来ていたらと思うと、本当に怖い。

下りてきたその子に、「あっち(車道)に落ちたら車に轢かれちゃうんだよ!!」といつもより強めに注意した。

しかも言ってはなんだが、私たちは自分の息子を無事に連れ帰るために付き添っているのであって、その子の行動にまでは責任は持てない。いつも、たまたま居合わせているだけなのだ。

でも、危険を目の当たりにしたら、「知ったこっちゃない」とは割り切れないから注意しているのだ。


その日は、もう私達じゃ手に負えないと思い、担任の先生に電話した(私は滅多に電話しない)。


担任の先生には、その日の出来事ありのままと、子どもの命が関わる重要案件なんだと、念押してお話しした。

知り合いのお母さんなら直接話してもいいかもしれないが、その子のお母さんとは面識がなく、とりあえず先生を通しておかないと後で面倒になることもある。

私が心配しすぎなのかもしれないが、「もしも」が起きてからでは遅いし、本当に取り返しがつかないのだ。

息子は、雪山には登らないことを約束しているが、みんな一緒だと、楽しさが勝ってどうなるか分からない。

それに、もし子どもだけの場面で事故が起こったりしたら。。

一歩間違うとそんなことがすぐ起きそうな通学路なのだ。


その日の夜、夫に話したら、「それはその子の親の責任でしょ。」とばっさり正論だけを返されたので、モヤっとした。

そんなことは百も承知なんだよ。。

見たことないから、そんな無責任なことが簡単に言えるんだ。

「事件は現場で起きてるんだ!」(踊る大捜査線風)と大声で叫びたくなった。


それに、割と放任主義のご家庭の様子。以前ももう1人のママが、面談時に先生に危ないと伝えているのだが、その後何の音沙汰もない。



そして翌日。

担任の先生から、クラス全員に対して雪山には登らないよう、指導があったとのこと。

帰り道、例のやんちゃな子が話しかけてきた。

「昨日雪山に登ったことで、今日先生に怒られた。先生、怖い顔してたから、ぼく、すごく傷付いたんだから。」

息子によると、先生は、個別の名前を出したわけでもその子を呼び出した訳でもなく、みんなに対して話したとのこと。
それに、いつも以上に怖かったわけではないと言っていた(あくまでも息子の主観だが)。

先生からの指導も、その子の受け取り方が「傷付いた」だけなことが妙に引っ掛かった。

それで、歩きながら、

「傷付いたってことは、危ないんだって分かったってことかな?命より大事なものはないんだよ。だから、先生もおばちゃん達も、危ないことをしたら本気で注意するんだよ。意地悪じゃなくてね、心配だからなんだよ。それだけは分かってね。」

とお話しした。

その子にどれくらい伝わったかは分からないし、もしかしたら変な受け取り方されて、ご両親からよく思われないかもしれない。もしかしたら逆にクレームを受けるかもしれない。

それに、子どもはちょっとしたことがきっかけで「学校に行きたくない」となることもある。

いつも聞かん坊でやんちゃな子だけれど、実はナイーブな子で、もし、本当に傷付いていて、「学校行きたくない」となっていたらどうしようなどと考えてしまう。

中途半端にお人好しな自分が出てきて、これまたモヤモヤ。

「別にうるさいおばさんだと思われてもいい!」くらいの勢いでいたくせに、急に「余計なことしたのかな」と弱気になっていたりもする。

もう1人のママは、
「いやいや。私たち、何回かあの子の命救ってると思うよ。この大変さ、やってみないと分からないよね。」
と言っていた。


小5の娘も、
「それは注意されて当然でしょ。それで学校行かなくなるくらいの子なら雪山登らないって、普通。」
と言う。確かに。なんて冷静なんだ。


そもそも、頼まれてもいないのに、よその子の安全確保したり、注意するなんてこと、できればやりたくない。

本当は自分の子を守ることに集中したい。

でもその場にいたら、そうせざるを得ないのだ。

視界に入ってくるのだから。


子どもの安全第一。

それは譲れないし、これからもブレることもない。

だけど、自分の子と違って、その後フォローすることができないので、よその子を注意したり、叱ることって本当に難しいなあと感じた。

とにかく、みんな安全に帰ってほしい、本当はそれだけなんだけどな。

これからも、彼や息子達の行動を観察しつつ、まだしばらくは送迎をやめられそうにない。






長々と書きましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

何かご意見やご経験、アドバイスなどありましたら、この中途半端な私にお聞かせくださいませ。




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