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HSPで内向型の私が生きる道【Day119】

“自分らしくありたい”
“自分の能力を最大限に発揮できる環境で働きたい”
“一度きりの人生だから、楽しく豊かに生きたい”

ルワンダでの2年間の活動を終えてからの今後について考えていることだ。


ザンビアにいる同期隊員と久しぶりに電話をした。同じ職種ということだけあってか、話が尽きなかった。

活動のこと(4割)、協力隊を終えてからのこと(2割)、抱えている悩み(4割)といったところだろうか。

話をする中で、今やっている活動と今後のやりたいことをどう結びつけるかという話になった。

正直なところ、私は帰国後のことや今後のことはまだ何も決めていない。
やりたいこともかなり漠然としている。

最近、本を読むことを通して強く思うのは、“お金”とか“地位”とか“肩書き”とかそういったものに、自分は興味がないということだ。

そもそも“働く”というイメージがないのかもしれない。

“ライスワーク”と“ライフワーク”

生きて行くために働くのか、好きなことを仕事にして働くのかということだ。

もちろん、後者である。
“仕事=好きなこと”になるため、働くというよりも、好きなことをやるという認識が強い。

好きなことを仕事にするには、自分のことを分かっていないといけないし、自分に適した環境を見つける必要がある。

今の段階では、“これだ!”と思うものはまだ見つかっていないが、“こうありたい”という想いは固まってきた。


“自分らしく”とか“自分の能力”ってなんだろうか?


これまでにも何度か記事で書いてきたが、私は「HSP(Highly Sensitive Person)」と「内向型(Introversion)」の傾向が非常に強い

傾向が強いとしたのは、診断されているわけではないが該当するということと、100%ではないからだ。

障害でも同様に100%ということはない。みんなそれぞれ障害を持っているけど、その濃度が違うだけなのだ。

人間は「外向型」と「内向型」の2つで分けることができるが、「内向型」が強いからといって「外向型」が無いわけではない。

ただし、HSPや内向型に関しては、濃度が濃いほうなのかもしれない。


これまで生きてきた中で私が感じた、“生きづらさ”や“窮屈さ”はHSPや内向性による影響が強いということが独学で分かってきた。

中村あやえもん著の『内向型の生き方戦略』では、内向型を「境地開拓型」とし、外向型を「社会維持型」と定義し、その違いが書かれている。

生命を維持して行く上で、遺伝子的に組み込まれているのだ。これは“性格”ではなく“気質”なのだから変えようにない。

この本では、外向型と内向型を極端に分けて説明されてはいるが、何故生きづらいのか、どういう生き方がいいのかが作者の視点から述べられていた。

「境地開拓」に関しては、“今”まさにこの協力隊での活動そのものが境地開拓となっているので、個人的には共感でき、理解できる部分も多かった。


次に、高橋敦著の『「敏感」にもほどがある』では、HSPである作者自身の体験をもとにHSPの困った日常が描かれている。

✔︎人といるだけで疲れてしまう
✔︎感動しやすく、感情すら持てあます
✔︎スキンシップが苦手で人に触られると違和感が残る
✔︎言葉の裏にある感情的エネルギーを感じてしまう
✔︎裏道を歩いてしまう
✔︎ただいるだけで、体から生命力が抜けていく

などなど、“わかるわぁ!”って共感できる内容が多かったように思う。
世の中の5人に1人がだということを知り、同じように悩んだり苦しんでいる人がいることも分かった。

もちろん、該当しない内容もちらほらあった。レビューを見ていると、“これはHSPじゃない”とか“HSPじゃなくてエンパスでしょ”といったコメントを見かけた。

調べていく中で、「HSP」「内向型」の他にも、「エンパス」「HSS」といった言葉があることを知った。

これらの違いや特徴についてはミケ男さんがブログに分かりやすくまとめてくれているので、興味がある方は是非↓

基本的にはHSPや内向型にも細かな違いあるが、被っている部分が多いようだ。

(引用:ミケ男「繊細革命」)

HSPのうち7割が内向型なようなので、私はおそらくこちらに分類される。

訓練所で「僕はHSSなんだ」と教えてくれた同期隊員がいた。HSPのうちの3割にあたる外向型のHSS(High Sensation Seeking/刺激追求型)

訓練所で彼と一緒に活動する機会があったが、彼と関わることを通して“彼こそ真のリーダーだ”と思えるような素敵な人だった。グイグイイケイケ系のリーダーではなくて、みんなを引っ張りつつ、周りへの配慮を忘れず、みんなから愛されるようなそんな印象だった。


そして、初めて聞いた「エンパス」
スピリチュアル要素満載だが、“霊感”や“第六感”といった科学を超える不思議な力に関しては、科学を学んだ私ではあるけれど、今までの経験からなんとなくわかる気がしている。

以前、お世話になっている方に占って頂いた時に「HARUさん、霊感ないの?」と聞かれたことがあった。霊を見たこともないし霊感はないけれど、“第六感”的なものは強いのかなと自負している。

会いたい人と会えるといった人との巡り合わせ生き物(主に虫)を見つけるのが早い(自分では昆虫センサーと呼んでいるが、昆虫がここにいるよ!と教えてくれているような感覚がある気がしている)又は別のことをしていても生き物がいることに気づくなど、自分でも不思議だと思っていたことは今までに何度もあった。

実際のところは専門で学んだ訳ではなく、専門的にはまだよく分からないので、なんとも言えないというのが正直なところである。

定義した心理学者や参考文献等についても記載されているので、これらの言葉の意味や研究については参考文献や本などから調べていけたらと思う。


様々な文献や本を通して、日本での教員や一般企業で働くという選択肢がほぼ無くなった。結婚して家庭に入るというイメージも薄まった。

ここでの生活でも言えるのだが、“自由”、“柔軟”、“境地”といった環境で自分らしく、自分の能力、つまり“個性”を発揮できるのかもしれない。

私立の独自のカリキュラムがある学校であれば、適した場所があるかもしれないが、教師という選択肢はなるべく避けたい。

そして、自分の能力という面では、「感受性」「共感力」「創造性」といった自分が持つ能力をここルワンダで存分に伸ばしていきたい。

HSPや内向型は、社会や周りからの刺激に弱く、落ち込みやすく、なおかつ疲れやすい。

これは性格ではなく、社会の変化に敏感に気づくために遺伝子に組み込まれた気質である。

これまではデメリットとして捉えていたが、デメリットとメリットは表裏一体なので、これからはメリットに変えていきたい。

社会で生きていくためには弱いかもしれないけれど、社会から一歩外に出れば生き生きできる場所がある。

これまで嫌いだった自分の弱さを今度は誰かのために活かせる能力として使っていけたらと思う。

ルワンダ生活も残り1年と9ヶ月。
まずはルワンダの人々の笑顔を増やせるように、彼らのために自分の持てる力や能力を使って活動に取り組んでいきたい。


(2019/11/26)


最後に、参考文献の備忘録を付け加えておく。

ミケ男さん推しの本。
Amazon Unlimitedにはなかったのだが、購入してみた。

こちらはAmazon Unlimitedにあったので、今読んでいる本がひと段落したら読み進めていきたい。

#HSP #HSS #内向型 #境地開拓型 #自分らしく #生きづらさ #生き方 #エンパス #HSP気質

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