日記 【日経平均を振り返ってみた】

こんにちは。

最近株価も暗号通貨も上がっていて怖いので、ちょっと日本のバブルの崩壊について調べてみた。上のチャートが米ドルでの表示、下が日本円での表示だ。

TradingView.comという無料で使えてブログ等にチャートを貼っても問題にならないウェブサイトがあるのだが、そこでは日経平均の日本円でのデータは1993年6月からしか保有していない。ドルベースだと、もっと長いデータがあるので上下に並べてみた。

右側の値段表示は、ソフトウェアのバグだと思うが、USDでは一桁多く、日本円に至っては二桁も多い。無料なのでしょうがない。40,000ドルと表示されているのは4,000ドルで、3,000,000円となっているのは30,000円なのでびっくりなされない様に。

ご存知の通り、日経平均は1989年の12月29日大納会の日に日経史上最高終値の38,915円87銭をつけた。この後の、1991年迄の下げ方の角度が凄い。最終的に16,000円くらい下げている。

その後、上げ下げを繰り返しながら少しずつ値段を下げていき、ドルベースだと2003年に2009年とほぼ同じ位まで下がっているが、一旦は又株価が回復し始める。しかし、2007年9月からのサブプライム問題と2008年のリーマンショックの影響で、2年もしない内に14,000円近く下げて2009年の3月10日に7,054円98銭というバブル後の最低終値をつけた。

その後、日経平均は盛り返す兆しを見せ始めていたが、2011年3月11日の東日本大震災と福島原子力発電所の問題で株価トレンドは又逆方向に転換し、アベノミクスを掲げた安倍晋三前首相の安倍政権が始まるまで史上最低終値の付近で低迷し続けた。

これを見ると、日本の株式市場って運が悪いというかタイミングが悪いというか、バブル後は散々だった。38,915円87銭から7,000円台に下がる14年間のタイミングで日本株に投資していたら(多分一般人では無く、年金基金とか、保険会社とか機関投資家と呼ばれるグループだと推測する)かなり落ち込んで,日本株には一生投資しないと思ったかもしれない。

サブプライムとリーマンショックの時や、コロナの時の様に暴落が比較的短いのは耐えられるけれど、特にこの年齢で14年間はちょっと無理だ。しかし、可能性は低くても、その可能性は常にあると肝に銘じながら浮かれないで投資を続けたい。

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