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ブランドらしさの3要素とは!

ブランドらしさの3要素があります。

・一貫性を持つこと(アイデンティティ)
・キャラクターが際立っていること(セイリエンス)
・他に類のない独自性(ユニークネス)
これらはそのまま強いブランドになっていきます。

我々が知っているパワーブランドは、
ほぼ例外なくこれら3要素を兼ね備えています。

セイリエンスとは「顕現性・顕在性」という意味ですが
悪目立ちとは違います。

例えば無印良品は、目立つアイコンはないが、
他のすべてのブランドが互いに差別化するために
際立てようとしていることに目をつけています。

無印良品はその裏を総取りするという戦略を採用しました。
つまり「●●らしさ」ではなく、
「△△らしくなさ+■■らしくなさ+ …」
の総和が、結果として
他のどのブランドとも違う、独自性を作り出しています。

お気づきのように、この戦略は残念ながら
ワンチャンスなので、誰も見習うことができません。
模倣しにくさも、実は重要なブランド戦略の要素です。

ユニークをどう受け止め考えるのか?
ここで、ブランド・アイデンティティについて
少し注意をしておきます。

世の中にはブランドやブランディングに
ついての書物がたくさん出回っています。

その多くはユニークな(唯一無二の)
ブランド・アイデンティティの構築するように力説しています。

強い動機があり、存在する価値があるストーリーは
コンテンツが育つ土壌にもなります。

コンテンツは無形だけではありません。
有形も含めてパッケージ化されたモノはすべてコンテンツになります。

つまり編集が可能であるということです。

編集とは、顧客に対して、需要を満たしていることが必至要件です。
編集して価値を高めるためには、ある程度のブランド力が必要になってきます。

そのブランド力は、アイデンティティの起点にもなります。

ブランド・アイデンティティはブランディグの起点になるし、
あるいは企業が目指す目標にもなる重要な
コンセプトであることは間違いありません。

しかし気をつけなくてはいけないこともあります。
それはユニーク(唯一無二)であれという指針の受け止め方になります。

会社や身の回り、あるいは公共の場所で、
個性を思いっきり全開にしている人を見た時に、
その人に他の誰よりも誠実さや、尊敬、愛情を
感じることはありますか?

むしろ、日本人の多くは変な人・浮いている人という
ネガティブな印象の方が強いと思います。

他に類を見ないことはたしかにユニークさ(唯一無二性)
の要件を満たしていますが、それは同時に異形で変わり者で
普通ではないことを意味しています。

このような状態を個性と呼びますが、
その第一歩はまず嫌われないこと・忌避されないことです。

誰もまだ見たことがない個性の追求は
アーティストに任せておいた方が安心です。
ビジネスマンには必要ない要素かもしれません。

あなたの会社(企業ブランド)やサービス(商品ブランド)は、
愛されなくてはならないものということになります。

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