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20191227_ゴッホ展@上野の森美術館

「ゴッホ展」
上野の森美術館
2019年10月11日 ~ 2020年01月13日
http://www.tokyoartbeat.com/event/2019/8613

オランダ時代からオーヴェール=シュル=オワーズまでを辿る展覧会。各時代に影響を受けた画家を絡ませてるので、とにかくゴッホ作品だけたくさん観たい!という人には少し向かない(というかそれはゴッホ美術館かクレラー・ミュラー美術館に行けよって話だ)。

ハーグ美術館の所蔵作品メインなだけあって、前半はハーグ派との関わりについての展示になっている。

アントン・マウフェに指導してもらった事があるのは知っていたが、ハーグ派との交流は知らなかったので、新たな視点が得られたのが収穫だった。

気になったのはクレラーミュラー美術館から来ている作品のフレームだけやたらシンプルなことだ(明らかに現代の木材フレーム)。印象派作品は当時としては先進的だったので、権威付けのために販売時には重厚なフレームになっていることがほとんどだが(そういう話だったと記憶している)、考えてみたら穀潰しゴッホは生前に1作品しか売れてないし、もしや死後に画商が決めたフレームがほとんどなのだろうか…

ゴッホは好きでかなり作品も観たし、書籍も読んでいるがこんな基本的なことにいまさら気がつく(そのうち、ゴッホをテーマにした記事をまとめて書いてみたい。いくらでも書けてしまうので複数の記事に分けて書くことになるだろうが)。

図録は関連年譜と地図がセットになった解説がまとまっていて良いなと思った。

ゴッホ美術館は行ったが、クレラーミュラーはまだ行っていないので今年行ってみるかな。いまKLMのチケット安いしw

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